青山学院大学 AGU NEWS Vol.1
AGUニューズ 創刊号[3~4月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)




●新大学執行部紹介
●学部長、卒業生メッセージ
●理工学部・学科改組


●125年の輝かしい歴史を
   ふりかえって

●青山学院大学50周年行事
●ガウチャー・メモリアル・ホール


●2000年度
   一般入学試験志願者数

●青山学院大学教育ローン
●教職免許法改正
●情報科学研究センター
   機種変更について

●1999年度
   就職活動を振り返って

●1999年度資格試験合格者
●校友会・校友部


●青山学院の「建学の精神」は今


●2000年度公開講座





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21世紀
半田正夫
半田正夫

 私が、今後の大学運営においてもっとも重視していきたいことは「学生を大切にする大学づくり」です。
 学生が納める学費を経営基盤とする私立大学では、その運営を決して学生を抜きにして論ずることができません。そして今、学生に対する大学の「教育」の質が厳しく問われている時代です。従来、大学教員は「研究」と「教育」のうち、ともすれば自らの「研究」重視に偏りがちでした。しかし、それはむしろ逆であって、学生のニーズを考慮した「教育」重視にシフトすべきではないか、というのが私の考えです。大学教員の「研究」とは、「教育」の質を高めることにその目的を置くべきで、そうでなければこれから大学は生き残っていけないだろう、とさえ感じています。学生諸君や父母の皆様は、おそらく大学に社会のニーズにマッチした教育内容を期待されていることでしょう。そうした期待に応えることができる教育メニュー・システムを本学が提供しているかどうか……こうした考え方を基盤として、真に魅力ある授業づくり、学生が履修しやすい時間割編成など、教員一人ひとりの意識改革を図りつつ、ごくごく身近なことからはじめたいと思っています。もちろん、2000年度よりスタートする理工学部改組など、数々の教育改革に関わる一大プロジェクトも積極的に展開していきます。たとえば、経営学部が中心に進めている「AOYAMA Cyber Campus」プロジェクトでは、インターネットによる遠隔学習システムや国内外の大学との連携なども視野に入れ、教育・研究両面において日本の大学としては最先端をいく情報環境の構築を図っています。そして21世紀に向けて、バーチャルユニバーシティ構想、新キャンパス構想も加え、他大学とは異なる「青山学院大学の教育」を強力に打ち出していくことになるでしょう。

 次に私が重視しているのは「社会へ開かれた大学づくり」です。昼夜開講制の導入や大学院の拡充など、生涯教育の時代に対応した教育システムの整備はもちろん、社会との接点をより広げていくことによって、学内の活性化を図っていきたいと考えています。かつて私は自分の専門分野である著作権問題について、外部の著名な専門家の先生方を招聘した「日本レコード協会」寄付講座を企画したことがあります。その結果、学生が教室からあふれるほど集まり、5年間という長期にわたって講座が続けられたのです。この試みは学生にとって新鮮であったばかりでなく、われわれ教員にも大きな刺激となりました。外国人を含めた各界の専門家の方々を招き、生きた知識に触れる機会を増やしていきます。その一方で、本学の優秀な教員スタッフを他の教育機関、企業、行政、マスコミ等へ積極的に派遣し、本学を“頭脳バンク”として機能させていきたいとも考えています。また、第二部や大学院では多くの社会人学生が学んでいますが、逆に教員が企業に出張してもいいかもしれません。
 そして、社会との接点ということを考える時、各界でご活躍されている同窓生の方々の存在も忘れることができないでしょう。従来の同窓会組織以上に卒業生の動向をフォローし、社会の中で本学卒業生の人的ネットワークを構築していくことも今後の大きな課題と捉えています。

 昨年、青山学院創立125周年を迎えました。しかし、新制大学としては半世紀の歴史しかありません。大学としてはまだまだ青春期。伝統を大切にしながらも、全学部・学科において、社会の動向を反映させた大学改革を行っていくしなやかさは充分残されています。そして改革を進めるにあたっては、積極的な学内情報提供を図り、同窓生・父母の皆様との連携をいっそう深めていくことが大切であると考えます。ホームページと連動したこの「AGUニューズ」もそうした考えのもとにスタートしました。今後、本学の教育への取り組みにつきまして、どうか皆様の忌憚のないご意見をお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。

プロフィール

1933年(昭和8年)、北海道・札幌生まれ。1956年(昭和31年)、北海道大学法学部卒業。1961年、同大学大学院法学研究科修士課程修了。法学博士。北海学園大学専任講師、神奈川大学助教授、近畿大学助教授を経て、1971年(昭和46年)より本学法学部助教授に就任。1974年(昭和49年)より教授。法学部私法学科主任、法学部長、図書館長を歴任後、1999年12月学長に就任。1998年10月からは総合研究所長を務めており、現在も兼務。民法、著作権法に関する膨大な論文執筆のほか、わが国の著作権法研究のバイブル的な存在である『著作権法の研究』(1971年・一粒社)『著作権法概説』(初版1974年・一粒社)をはじめ、『著作権法の現代的課題』『著作物の利用形態と権利保護』『やさしい担保物権法』等著書多数。わが国の著作権法学会の重鎮として、文部省著作権審議委員、著作権審議会マルチメディア小委員会主査などの政府委員、日本テレビ番組審査会、私的録音補償金管理委協会などの委員・役員として活躍。デジタル時代の著作権問題についても幅広く発言している。著作権との関わりが深いカラオケ好きとしても有名で、童謡、唱歌、歌謡曲、軍歌、クラシック歌曲までそのレパートリーは広い。過去にはカラオケ大会受賞歴も。ゼミでは「デジタル化時代における著作権法の研究」を担当し、その運営にあたっては“一生涯つきあえる友人を作ろう”がモットー。「和」を重視し、ゼミ主催のコンパ、合宿は全員参加が原則。30年近い歴史を有する名物ゼミとして、卒業生を含めた先輩・後輩の密接な人間関係が築かれている。

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