青山学院大学 AGU NEWS Vol.7
AGUニューズ[2001年12月~2002年2月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)




●第10号発行記念「特別座談会」
 青山学院の将来構想

●総合研究所の
 “改革”がスタート

●クリスマス・ツリー点火祭
●硬式野球部2選手が
 ヤクルトスワローズから
 同時指名



●秋光教授が「紫綬褒章」受章!
●機械創造工学科から
 生まれたエコ・カー

●「りこうがくぶ公開」報告
●本学の2教授
 秋の園遊会に招待される



●アジアの政治
 ―新世紀のアジアと日本の
  関わりを考える―



●高校1・2年生のための
 新キャンパス説明会開催報告

●相模原新キャンパス
 Photograph

●シリーズ大学探訪9
 アーサー・D・ベリー




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特集

タイトル


 新しい世紀の中で、わが国の大学は一大転換期を迎えています。2001年に、創立127周年を迎えた青山学院では、大学改革の大きな節目となる「相模原キャンパス」開学をはじめ、私立大学最初の専門大学院開設、文学部心理学科新設、ロースクール構想や第二部改組、さらに青山キャンパス再編成……など、積極的に新しい大学づくりの動きが始まっています。
 そこで今回は、辻副学長(総務・広報担当)の司会のもとで、青山学院のトップ3名(羽坂理事長、深町院長、半田大学長)に、今後、本学が進むべき道をテーマにフランクな雰囲気の中で語りあっていただきました。


羽坂勇司
理事長
羽坂 勇司
深町正信
院長
深町 正信
半田正夫
学長
半田 正夫
辻正重
副学長
辻 正重(司会)

●新キャンパス、そして新学部構想

司会 ご存じの通り、少子化・情報化・国際化など、社会環境の変化が非常に激しい状況の中、大学を巡る環境も激変しております。大学はいわば戦略競争、改革競争の段階に入っているわけで、私たち青山学院大学も、21世紀にふさわしい大学であるためのさまざまな改革を進めています。その中でもやはり相模原新キャンパス開学が、最も大きな構造的な改革といえるのではないかと思います。そこで、まず新キャンパス設置決定までの経緯を伺いたいのですが。
理事長 最初に私が言っておきたいことは、厚木キャンパス自体は素晴らしいものであり、本学の歴史の中できわめて大きな役割を果たしたということです。厚木キャンパスを作った苦労や、本学の教育に役立ってきたことを思うと、手放すのは本当につらいんです。ただ、アクセスの面などで、学生のみなさんに快適なキャンパスライフを過ごしてもらうためには克服できない不都合がいくつかありました。2009年の大学全入時代に向けた本学の競争力を考慮した場合、法人サイドとしてはこのままではいけないという問題意識があり、厚木キャンパスの移転を決意することになったのです。
司会 新キャンパスの候補地はすぐに見つかったのですか。
理事長 それがなかなか見つからなかったのです。綱島グラウンドの代替地を探している時、偶然にも新日本製鐵の研究所移転の話が舞い込みました。調べたところ交通アクセスもよく、駅にも近い。土地の広さも十分でした。そこで大学執行部の方々ともよく協議した結果、土地購入の運びとなったわけです。ほんとうに運が良かったというか、まさに本学の発展のために神のご意志が働いたというのが偽らざる実感ですね。
学長 私たち大学執行部は、法人本部の意向を受けまして、早速、全学部の代表者を集めた「新校地基本計画委員会」を組織して、新しいキャンパスをどのようなものにするかの検討作業をはじめました。基本的なスタンスとしては、せっかく素晴らしい校地を与えられたわけですから、計画全体を厚木からの撤退というマイナスイメージでは決して考えたくなかった。あくまでも「21世紀に向けた青山学院大学の積極的な発展を考えていく」という前向きな趣旨で臨みました。そのためには新キャンパスに大きな付加価値をつける必要があります。委員会での各学部の先生方との話し合いの中でほんとうにたくさんのプランが出されました。そして、それらの案を一つひとつ丹念に検討していって、結果として理工学部が大学院を含めて全面移転し、厚木で学んでいた人文・社会科学系学部1~2年生と同じキャンパスで学ぶということになったわけです。
司会 すなわち「文理融合型キャンパス」ですね。
学長 ええ、本学に限らず多くの総合大学では、理工系学部が孤立して存在しているケースが多いのです。しかし、コンピュータ・ネットワークのテクノロジーを中心にした今後の高度情報社会の行方を考える時、教育機関としてこれは決して望ましいことではありません。
司会 文理融合型キャンパスのメリットは、どのような点にあるのでしょうか。
学長 大きく言えば、人文・社会科学系学部と理工学部の学生と教員が同じキャンパスを利用し、交流を深めることによって新しい学問の発展が可能な土壌ができるということです。さらに、もっとわかりやすい部分で言えば、夜遅くまで実験などに励む理工学部学生は人文・社会科学系学部学生に大きな刺激を与えるでしょう。また、理工学部生も人文・社会科学系学部の学生との交流の中で、多様な価値観を知り、豊かな人間性を育むことができると考えています。
司会 新キャンパスに設置を予定している文理融合型の新学部についても、お話を伺いたいと思います。
理事長 今、学問が社会的な要請に対応しようとすると、従来の文系、理系の枠を必然的に超えざるを得ない状況にありますね。新学部設置構想は、その点から言っても当然のことではないかと、私は考えているのですが。
学長 そうですね、私たちはむしろそうした時代を先取りした教育研究を行う学部にしていきたいと思っています。今、「新校地基本計画委員会」内に設置された「文理融合型の新学部の検討作業部会」が精力的に新学部の基本構想を策定しており、その成果が去る10月3日に中間報告という形でまとめられました。それによると時代の要請と本学の伝統を生かす形で、たとえば「アート創造」、「生命倫理」、「言語コミュニケーション」、「健康スポーツ」などを目玉にしたリベラルアーツ的な学部が提案されています。ただ、新学部構想は、今後の全学共通教育や第二部のあり方とも関わってくる問題ですから、全学的な視野で、そして多くの方々から意見を吸収しながら、具体的に検討していかなければならないでしょう。

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