青山学院大学 AGU NEWS Vol.11
AGUニューズ[2002年3月~4月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)




●卒業生特集
 青学で培った4年間



●21世紀の「全学共通教育」
 構想について聞く

●山手線沿線私立大学
 図書館コンソーシアム

●国際シンポジウム
 「東アジアとフランス」

●ジャン=ジャック
 ・ベネックス監督講演会開催

●国際政治経済学部・経営学部
 共催シンポジウム
 「WTOの現状と今後の展望」

●女子バドミントン部
 2年連続学生王者の座に

●連覇達成の空手道部
 諸岡さん、世界を目指す

●レスリング部3名が
 全日本優勝に輝く



●法学部への転学部制度
 導入について

●青山学院大学 フェスティバル
 in さがみはら開催報告

●2002年度新役職員紹介


●福祉とロボット


●青山学院校友センター
●卒業後の連絡先一覧
●News Index
 Weekly AOYAMAの
 タイトル紹介

●2002年度公開講座
●Club & Circle Information
●オープンキャンパス
 社会人のための
 オープンキャンパス
 相模原新キャンパス説明会

●相模原キャンパス
 ホームページが完成

●スクーンメーカー寮の
 移転について

●相模原キャンパス
 告知用看板について

●2002年度
 一般入学試験出願結果

●第二部スプリング・カレッジ
●シリーズ大学探訪10
 万代順四郎






青山学院公式ホームページ
www.aoyama.ac.jp


タイトル

西澤宗英
副学長 西澤 宗英
(学務・学生担当)

現在、相模原キャンパスの建設と並行して、「共通教育のあり方検討委員会」を中心に、他大学にはないユニークな「全学共通教育」の構想が検討されています。そこで、委員長として活躍する西澤副学長に、新しい「全学共通教育」の考え方とカリキュラムの構想についてお話をうかがいました。



 2003年4月、相模原キャンパスの開学とともに、21世紀の青山学院大学が本格的に始動します。
 それは決して新キャンパスというハードウエア面だけの改革ではありません。教育というソフトウエアの部分も含めた大規模なリニューアルであり、そのひとつの柱といえるのが「全学共通科目等」の改革です。本学では、学長の諮問機関である「共通教育のあり方検討委員会」を設け、2001年より、ワーキンググループ(作業部会)を含め、ほぼ毎週、学内でミーティングを行っており、各学部との協調のもと、精力的に改革の具体化作業を進めています。
 2002年夏頃までには、委員会として、設置科目を含めた新しい全学共通教育の具体案を提示できるでしょう。


 「全学共通教育」は、各学部・学科の固有科目を学ぶ上での土台となる教養を形成するためのものです。これは、例えば専門学校とは異なる大学教育を特徴づける要素となります。同時に、社会に対して大学としてどのような学生を送り出すか、いわば卒業生の「カラー」を打ち出していくために大変重要なファクターでもあります。委員会ではそのような見地から、青山学院大学ならではの「全学共通教育」のコンセプトが必要であると考え、それを「青山スタンダード」と名づけました。すなわち「およそ青山学院大学の卒業生であれば、どの学部・学科を卒業したかにかかわりなく、一定の水準の技術・能力と一定の範囲の知識・教養を持っていると社会的に評価される学生を輩出すること」、つまり、本学を卒業したすべての学生の知的クオリティのミニマム・スタンダードを社会に対して保証しようというものです。


 新しい「全学共通教育」は、「スタンダード科目群」および「テーマ別スタンダード科目群」の2つの科目群で構成される予定です。
 「スタンダード科目群」は、「技能」系科目群と、「教養」系科目群の2系統を考えています。
 まず、「技能」系科目群には、身体能力(スポーツ、舞踊等)、言語能力(外国語等)、数量的能力(情報処理等)に関わる科目が含まれ、これらは学習の到達度を数量的に計量することが可能な分野でもあります。その中で英語学習は、“英語の青山”の定評を改めて社会に向けてアピールできるようになるための役割を果たしていくことになるでしょう。
 次に「教養」系科目群では、青山学院大学生としての自己や学院の歴史、およびキリスト教に基づく教育を理解するために「青山学院(大学)史」にふれることができるような科目を設けたり、さらに、人間、社会、自然、歴史の各分野を異なる領域の複数の教員によって学際的にレクチャーする総合科目、さらには少人数の「総合演習」を設けることを考えています。
 一方、「テーマ別スタンダード科目群」は各学部・学科の共通科目群と専門領域の導入にもなる科目群とをすべての学生に提供するもので、本学の総合大学としてのメリットを生かし、学生の多様な向学心に応えるものとなるでしょう。
 これらの全学共通教育に共通するスタンスは、各科目で行われる教育が決して受験勉強の延長のようなものではなく、いわゆる問題発見型の教育を志向しているということです。歴史を例にとれば、年号や人名を正確に覚えるようなものではなく、ある歴史上の事象・出来事に対して「なぜ」という疑問を抱き、考えることを前面に出したいと考えています。
 なお、新しい全学共通教育には、1年を独立した2学期〈4月~9月/10月~3月〉(大学4年間で合計8学期)に分け、各学期ごとに履修科目が完結する「学期制」を全面的に導入するつもりです。これにより学生の留学やさまざまな社会活動などが行いやすくなるでしょう。


 このような新しい全学共通教育を実現するため、教員サイドの新しい体制づくりも進めていきます。
 すべての専任教員が、所属学部・学科にかかわらず「青山学院大学の教員」として、全学の学生に対してその学識を伝えるという「全学出動(参加)体制」を確立し、全学共通教育を文字通り全学的な視野で円滑に運営していくための「全学共通教育機構」を設置します。この機構は、各学期において全学共通教育科目を担当している教員全員によって構成されます。したがって学期ごとにメンバーは替わります。この組織には専属の教員は置かず、各学部・学科に所属する教員が全学共通教育を担当するという「任務」と「権限」を持って、「出動(参加)」するというフレキシブルな組織形態を考えています。
 「青山スタンダード」、そしてそれを支える「全学出動体制」と「全学共通教育機構」……。私たちは、これらの制度改革だけで、新しい全学共通教育が実現するとは思っていません。教員一人ひとりが、21世紀の青山学院大学を担っていくというプライドと責任感を持って教育にあたること……そういう「意識改革」が求められると思っています。

●ページのトップへ戻る●

HOME PAGE COPYRIGHT:AOYAMA GAKUIN UNIVERSITY