青山学院大学 AGU NEWS Vol.22
AGUニューズ[2004年5月~6月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)



特集
●法務研究科〈法科大学院〉開設!
 Voices from AGU Law School

●AGU TOPIC
 ・21世紀COEプログラム
  「中間成果報告会」

 ・―アカウンティングスクール―
  「会計専門職大学院」
  開設計画進行中


TOPICS
●2004年度一般入学試験結果報告
●国際政治経済学部 瀬尾ゼミで、
 師弟そろって論文賞受賞!

●文学部心理学科
 「社会心理学研究会」の3年生が
 「第56回学生広告論文電通賞」
 大学生グループ部門第2位!


報告・お知らせ
●新役職員紹介
●2004年度新任専任教員一覧
●2003年度 退職専任教員
●総合研究所 研究成果発表状況
●2003年度学位授与式
●2003年度大学院学位授与式
●『青山学院大学
 五十年史 資料篇』刊行

●課外教育プログラムについて
●前期チャペルウィーク
●2003年度学生表彰
●2003年度公認会計士試験
 司法試験 合格者数

●2003年度
 体育会優秀団体・選手表彰祝賀会

●Club & Circle Information

誌上公開講座
●2年目を迎えた
 「青山スタンダード」


INFORMATION
●2004年度
 相模原キャンパス公開講座

●News Index
●2004年度進学相談会開催日程
●大学紹介パンフレット申込方法
●2004年度オープンキャンパス
●歴代院長とその時代8 小野徳三郎

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agutopic
タイトル

2004年3月12日(金)、青山キャンパス総合研究所ビル大会議室において、21世紀COEプログラム 平成14年度採択研究拠点「エネルギー効率化のための機能性材料の創製」中間成果報告会が開催されました。当日は、外部評価委員、学術関係者や技術系企業の方々が数多く来場し、各プロジェクトの研究報告に聞き入り、ポスターセッションを行った若手研究者に熱心に質問されている姿が印象的でした。2年目を迎える本学の21世紀COEプログラム──そこで拠点リーダーを務める理工学部物理・数理学科 秋光純教授に、その現況についてお話をうかがいました。また、2004年3月まで理工学部長を務められた魚住清彦副学長にもメッセージをいただきました。

◇◇魚住副学長よりメッセージ◇◇
◇◇第1回21世紀COE国際シンポジウム開催報告◇◇



拠点リーダー
秋光 純 教授
──「中間成果報告会」の開催意図をお聞かせください。
秋光 2004年5月に予定されている文部科学省による中間評価に先立ち、本学独自でプログラムの成果と進捗状況を検証するために開催したものです。といっても単なる自己点検ではなく、外部評価委員として、福山秀敏教授(東北大学金属材料研究所)、加茂睦和理事(独立行政法人 物質・材料研究機構)、荒木純道教授(東京工業大学大学院理工学研究科)、星陽一教授(東京工芸大学工学部)という各分野の権威の方々に参加していただき、そのご意見を今後の展開に生かしていこうという意図もありました。

──本学で21世紀COEプログラムがスタートして以来、2004年度の大学院理工学研究科改組をはじめ、大学院教育に関しても意欲的な取り組みを行っていますね。
秋光 ええ、若手研究者の育成は、本プログラムの大きな目的ですし、教育と研究が両輪となってともに発展していくことが大学としての理想です。長らく本学を含む私大では、大学院博士後期課程に進学する学生は多くありませんでした。その理由としては「東京大学などの国立大学に比べ、私大は研究面で遅れを取っている」という先入観のため、また国立大学より高額な学費などが考えられます。このうち前者に関しては、まさに“先入観”にしか過ぎません。つまり私が携わっている超伝導の分野をはじめとする材料科学分野において、日本は世界をリードする存在であり、本学が21世紀COEプログラムに選ばれたということは、世界でもトップレベルの研究が私大でも行われているということです。実際、個々の研究に関しては、世界的に注目されているものばかりですし、本プログラム全体としても単なる複数の研究の寄せ集めではなく、「エネルギー効率化のための機能性材料の創製」というシャープな方向性を与えています。これは、環境問題・エネルギー問題が深刻化する21世紀の社会に、大きなインパクトと夢を与えるテーマであると自負していますし、学外の専門家からもそのような賞賛の声をいただいています。後者に関しては、COEフェローなど若手研究者や大学院博士後期課程で学ぶ学生に、経済面でのバックアップを行う体制を大学執行部のご協力も得て整えてきました。その結果、博士後期課程への進学者は急速に増加しており、博士前期課程の学生や学部生も、「最先端分野の研究」を身近に感じて、いい影響を受けています。また、世界で活躍できる研究者育成のため、英語でのプレゼンテーション教育の充実を図っていることも大きな特色です。COE選定後、若手研究者が海外の研究者と共同研究をしたり、意欲ある院生や学部生が国際学会に参加する機会も増え、世界を相手に学び、研究する雰囲気が理工学部に生まれてきたと思います。


ポスターセッション

──最先端分野における教育研究において、秋光教授が重要だと考えられていることはどのようなことですか?
秋光 それは「解答を知らない問題に挑戦する姿勢」を身につけることです。高校まで、あるいは大学学部教育でも、多くの場合、あらかじめ解答がある問題を解くことが主体でした。ところが、大学院で最先端分野の研究に本格的に携わるとなればまだ誰も「解答」を知らない、あるいは「解答」があるかどうかもわからない問題に直面します。そうした「はっきりした解答があるかどうかわからない問題」に取り組むことが学問研究の役割であるということを学生たちが理解するためにも、21世紀COEプログラムの果たす役割は計り知れないものがあると思います。

 
魚住清彦 副学長(前理工学部長)よりメッセージ
2002年秋の「21世紀COEプログラム」研究教育拠点選定後、全学的な応援態勢のもと、理工学部・理工学研究科は進化を遂げてきました。相模原キャンパスへの全面移転に伴い、研究スペースや研究助手の充実を図ることができ、若手研究者や大学院博士課程進学者への支援体制も着々と整っています。先日、視察に訪れた文部科学省の方も、本学の取り組みに好印象を抱かれていたようでした。今回の「中間成果報告会」は、こうした教育・研究面での成果を多くの方々に紹介し、評価をいただく機会です。理工学部・理工学研究科で学ぶ学生の方々には、このような恵まれた教育研究環境を十分活用していただきたいですし、理工学部を志望する受験生の方は、世界レベルの研究に携わる夢と意欲を抱いて入学していただきたいと思います。
 
 
第1回21世紀COE国際シンポジウム開催報告
 2月27日(金)、相模原キャンパスD棟214教室において、青山学院大学主催による「第1回21世紀COE国際シンポジウム」が開催されました。テーマは「軌道の量子力学と材料物性」で、国内外の研究者を招き、研究成果の発表、討論が行われました。
 国内の研究発表者は、本学物理・数理学科 秋光純教授と古川信夫助教授はじめ、東京大学大学院工学研究科の永長直人教授(発表テーマ「Magnetic Dynamics in Orbitally Degenerate Mott Insulators」)、東京大学物性研究所の今田正俊教授(発表テーマ「Orbital and Spin Structure in Titanates」)、京都大学基礎物理学研究所の常次宏一教授(発表テーマ「Orbital-Order-Induced Antiferromagnetism in Vanadium Spinels」)ら日本を代表する方々が集い、また、ドイツからふたりの世界的に著名な研究者Max Planck研究所長のB. Keimer教授(発表テーマ「Magnetic Dynamics in Orbitally Degenerate Mott Insulators」)と、ケルン大学のD. Khomskii教授(発表テーマ「Orbital Ordering, Frustrations and Some Novel States in Oxides」)よりご講演いただきました。
 あわせて本学理工学部の若手研究者(COE研究支援者)による、現在までの研究成果(ポスターセッション)も15件発表されました。


B. Keimer 教授


D. Khomskii 教授

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