青山学院大学 AGU NEWS No.24
AGUニューズ[2004年10月~11月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)



特集
●第2回青山学院
 「会計サミット開催」


TOPICS
●学校法人青山学院、
 「スタンダード&プアーズ
 (S&P)社」より
 「AA-/安定的」の格付けを取得

●2年目を迎えた青山学院大学
 附置WTO研究センター

●平成16年度「技術経営人材育成
 プログラム導入促進事業」に
 本学総合研究所
 「AMLプロジェクト」による
 提案事業が採択

●青山スタンダード科目
 「キリスト教理解関連科目
 特別講座」
 バッハ・コレギウムジャパン
 J.S.バッハ教会カンタータの夕べ

●青山祭実行委員長からの
 メッセージ

●クリスマス・ツリー点火祭
 青山・相模原で開催

●2004年、
 「青学Sports」が熱い!


報告・お知らせ
●「国際マネジメント研究科」
 TOPICS

●理工学部が北里大学医学部と
 学術交流協定を締結

●政府税制調査会会長/
 一橋大学学長 石 弘光氏講演会

●社会に開かれた大学として
 税務職員を対象とした
 専門講座を開講

●2005年4月
 「法学研究科ビジネス法務専攻」
 開設予定

●2004年度
 給付奨学金・学業奨励賞

●小倉和夫氏に青山学院大学
 特別招聘教授の称号を贈呈

●「Aoyama Gakuin Scholar-
 ships」青山学院冠奨学金制度設立
 経済学部同窓会より第1号の寄付

●Club & Circle Information
●News Index

誌上公開講座
●青山スタンダード
 テーマ別科目:社会理解関連科目
 「感性ビジネス─ファッション
 業界のフロンティア─」


INFORMATION
●オープンキャンパス開催報告
●大学図書館情報システム
 &HPをリニューアル

●高校1・2年生のための大学説明会
●歴代院長とその時代10
 古坂嵓城


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2004年7月28日(水)、青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂において、第2回青山学院「会計サミット」が開催されました。ここでは、「会計サミット」の企画・運営に携わり、当日は公開シンポジウムのコーディネータを務めた八田進二経営学部教授に、開催の意義と目的、そして会計サミットのテーマである会計専門職大学院設置に向けた本学の動きについてお話をうかがいました。

◇◇◇会計専門職大学院関連コラム◇◇◇
会計プロフェッション研究科(会計専門職大学院)、設置認可申請中
会計専門職大学院棟「鍬入式」挙行される




経営学部
八田 進二 教授

──まず、あらためて本学における『会計サミット』開催の意義を教えていただけますか?
八田 ご存じの通り、2003年6月にわが国の公認会計士法が37年ぶりに大改正されました。本学の「会計サミット」の開催目的は、昨今の会計環境の大変革を多くの方々に実感していただき、この変革期において大学が果たすべき大きな役割、すなわち会計プロフェッションを育成する会計専門職大学院設置の意義を広く知っていただくことにあります。おかげさまで昨年の第1回は各界から大きな反響を呼び、実際に参加された方々からも好評を得ることができました。そして第2回「会計サミット」は、2005年4月の会計専門職大学院開設を目前に控え、「会計専門職大学院の使命と役割を考える」というテーマで、より実際的な討議を行うために開催されました。公開シンポジウムには会計分野の第一人者をはじめ、会計専門職大学院設置に動く各大学のリーダーといえる方々が集結し、将来を展望した非常に有意義な催しになったと自負しています。

──今後、会計専門職大学院が果たす社会的役割とは、どのようなものとお考えですか?
八田 1990年代にわが国の会計監査制度への信頼は大きく揺らぎました。さらにわが国が手本としたアメリカでも「エンロン」などの大規模な会計不正事件があり、そうした世界的な会計不信に対する危機感が、会計制度および公認会計士教育の抜本的見直し、ひいては会計専門職大学院設立につながっているわけです。従来、わが国では会計といえば、単に“帳簿記入”というテクニカルな分野として軽視されてきたきらいがあります。しかし、欧米では治安、医療、福祉、教育、法などと並ぶ社会制度の根幹のひとつと考えられており、国をあげて優れた会計プロフェッションの育成に多大な力を注いできています。それに対して、会計実務家養成教育に対する認知度は、先進諸国の中でおそらくわが国が最低ランクでしょう……本学では、会計プロフェッションの育成とともに、こうした従来の会計観を大きく塗り替え、会計の地位向上のための啓蒙活動も積極的に展開していきたいと思っています。

──会計専門職大学院が育成する“会計プロフェッション”の人材像について教えていただけますか?
八田 一言で言えば、グローバルかつフェアな視点で広く公共の利益に貢献する人材ですね。そこで重視されるのが「国際性」と「倫理観」……これは、まさにキリスト教を基盤とした青山学院大学の教育理念と一致するものです。そういうこともあり、法人本部や大学執行部から「(会計専門職大学院設置は)青山学院の使命。ぜひ、設立したい」という力強い励ましとバックアップをいただき、スピーディーに設置準備を進めることができました。また、単に全国で“一番乗り”というだけではなく、実務経験を持つ教員を含め各分野の第一人者が新たに外部から加わる予定で、同時期にスタートする会計専門職大学院の中でも屈指の教育環境を用意します。会計プロフェッションとは、いわゆる公認会計士や税理士だけではありません。企業、または国や地方自治体などの非営利団体における会計責任者や外国の公認会計士、さらには会計実務教育の興隆に伴って、今後必要とされてくるであろう会計プロフェッション教育・研究に携わる人材……こうした人材育成までを視野に入れた多彩な科目を設置し、しかも各自の希望に合わせて科目選択の幅を広くしたカリキュラムを編成する予定です。ちなみに私自身の長年の研究テーマのひとつでもある「職業倫理」の分野では、日本で最高水準の教育を提供できると確信しています。


木村 剛氏

──第一部の特別講演では、政府の金融関係の委員会などで活躍されている木村剛氏が登場されましたね。
八田 実はこれまで経済・金融の専門家ですら会計の持つ本当の重要性を十分に認識していませんでした。その中で木村剛氏は金融マンでありながら、早くから会計制度の重要性を主張されており、『「会計戦略」の発想法』という著書はベストセラーにもなっています。金融の世界では数少ない会計シンパであり、異分野から会計の本質を語れる貴重な方です。私の知人でもあり、今回の「会計サミット」の趣旨をご理解いただき講演につきましても快諾いただいた次第です。彼の明解な講演内容は、多くの聴衆を魅了し、啓発していたようで、まさに適任だったと思います。

──「会計サミット」は今後も開催されるのですか?
八田 ええ、年内12月までに第3回を開催したいと思っています。ここでは主に会計専門職大学院への入学希望者向けのプログラムを企画する予定です。来年度以降の開催は未定ですが、先ほど述べたとおり、わが国における会計の地位向上を目指し、さまざまな試みを展開していく予定です。そして、ゆくゆくは青山学院大学をこれから進展する会計プロフェッション教育のメッカ(中心地)にしたい……会計“サミット”と名付けたのも実はそういう私たちの熱い思いが込められているのです。


日  時 2004年7月28日(水)13:30開場
場  所 第1部・第2部/ガウチャー記念礼拝堂
      第3部/アイビーホール(青学会館)
総合司会 杉山 学 経営学部教授
●開会の挨拶
武藤元昭 学長

●第1部 特別講演
「期待される『会計専門職業人』の育成」
木村剛(KFi株式会社代表)

●第2部 公開シンポジウム
『会計専門職大学院』の果たす役割と課題
パネリスト
高田敏文 東北大学大学院経済学研究科教授
加古宜士 企業会計審議会会長、早稲田大学商学部教授
鈴木豊 青山学院大学会計専門職大学院開設準備室長・同経営学部教授
藤沼亜起 日本公認会計士協会会長、新日本監査法人代表社員
脇田良一 公認会計士・監査審査会委員、明治学院大学前学長
コーディネータ
八田進二 青山学院大学経営学部教授
(敬称略)

●第3部 懇親パーティーおよび意見交換会


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