青山学院大学 AGU NEWS Vol.1
AGUニューズ[12~2月号]
青山学院大学・広報入試センター広報課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL.03-3409-8111(代表)




●昼夜開講制文学部心理学科が認可
●私立大学初の専門大学院
 国際マネジメント研究科開設



●新キャンパスの名称を募集中


●クリスマス・ツリー点火祭 
~光は暗闇の中で輝いている~

●青山祭
●りこうがくぶ公開
●オープンキャンパスの
 アンケート結果から…

●国際交流の集い


●成人病について


●一般入学試験日程
●シドニーオリンピックで大活躍
●学院の壁面に
 「シドニーオリンピック写真展」

●シリーズ大学探訪4
 ロバート・S・マクレイ






青山学院大学の週間HOTニュース

青山学院公式ホームページ
www.aoyama.ac.jp


タイトル

本学は、教育学科に学内制度として設けている「心理学専修コース」を学科として独立させ、昼夜開講制の「心理学科」を2001年度より開設するための設置認可申請を行っておりましたが、昨年12月21日正式に認可されました。これを受けて、本学文学部は2001年4月より6学科(教育・英米文・フランス文・日本文・史・心理)構成となります。


タイトル

タイトル
文学部長 武藤元昭

長い間の懸案でありました心理学科の設立が認可されることになり、文学部の可能性が更に広げられますのは、まことに喜ばしいことであります。従来も、大学院には心理学専攻が設置されており、これで学部と大学院で一貫して心理学を学ぶことが形の上でも整ったことになります。現代社会にあって、心理学科の果たす役割は非常に大きいものがあります。いわば、時代の要請に応じて設立された学科であると言えるでしょう。今後大いに文学部の発展に寄与してくれることと期待しております。




 青山学院大学では、これまで文学部教育学科に「心理学専修コース」を設置していました。約40年の実績を持つ心理学専修コースは、心理学の多様な領域をカバーする教員スタッフが揃い、充実した教育研究環境を整備し、すでに多くの卒業生たちが、医療、行政、教育の現場などで人間心理のエキスパートとして活躍しています。
 そして2001年4月──。教員とカリキュラムをさらに拡充し、心理学科として独立し新たなスタートを切ります。
21世紀、青山学院大学の心理学教育・研究はどのように変わるのか……仁科貞文教授に新学科に対する抱負をうかがいました。なお、仁科教授は、前号で紹介した電通賞学生広告論文コンクールで連続9年間入賞している社会心理学研究ゼミを担当しています。

仁科貞文教授
文学部教育学科教授 仁科貞文


なぜ、今、心理学科として独立したのですか。

 従来の心理学専修コースでも、きわめて充実した教育内容を用意していましたが、教員養成を基本理念とする教育学科のシステムの中では、これ以上教育内容の拡充が難しいという局面に達していたのです。同時に社会では「こころ」の問題への関心が高まり、心理学を学びたいという受験生のニーズに応えたいという要因がありました。さらに、長年、心理学専修コースの卒業生の方々より、ぜひ学科として独立させてほしいという声が多く寄せられていました。そうした追い風を受けつつ、さまざまな検討を重ねた結果、21世紀のスタートと同時に新学科を設立することになったわけです。今後は、学科として、これまで以上にグレードアップした心理学教育・研究体制が整うことになります。

新学科の教育の特色について教えてください。

 学科全体として臨床心理学を志向しつつ、産業心理学、社会心理学などの応用心理学領域に重点を置いた教育を展開します。同時に認知心理学や発達心理学など基礎的心理学、および心理学実験や情報処理など研究法をしっかり学び、体系的で実践的な心理学の専門学習を行えるカリキュラムを編成しています。ただ、部分的には教育学科との科目の共有部分は残し、独立後も2つの学科の密接な関係は維持していきたいと考えています。 〈チャート図を見る〉

学科としてのグレードアップはもちろん、
これまでの良い点は新学科でも維持されるわけですね。

 もちろんです。心理学専修コースでは小規模でマンツーマンに近い指導によって、学生一人ひとりに対して個別的に綿密な指導が行われていましたが、学科になってもそうした美風は変わりません。心理学とは、人の「こころ」について学ぶ学問ですから、師弟のコミュニケーションも大切な教育機会といえるのではないでしょうか。

「昼間主コース」と「夜間主コース」による
昼夜開講制とはどのようなシステムなのですか。

 一言で言うと、社会人を含め、学びたい人がそれぞれのライフスタイルに合わせて、時間帯を選んで学べるシステムです。原則的に「昼間主コース」は1~5時限、「夜間主コース」は5~7時限を主体に履修し、6~7時限のみの履修でも卒業は可能です。どちらのコースも自由に履修できる昼夜開講時間帯を平日5時限、土曜日の3~5時限に配して、その他の時間帯においても定められた範囲内であれば他コースなどの科目を相互履修することができます。両コースの科目を自分なりに組み合わせて学ぶことにより、幅広い学生のニーズに応えていきたい。そして昼間主コースの学生にとって、社会人と机を並べて学ぶ経験は、学問的なメリットだけではなく人間的成長を促す絶好の機会となるのではないでしょうか。 〈時間割を見る〉

両コースは卒業資格等の面で差異はあるのですか。

 ありません。同じ学科ですから基本的なカリキュラムは共通していますし、卒業資格もまったく同一です。ただし、「昼間主コース」は、幅広い心理学の専門分野と情報リテラシーに関する科目を多く配置しているのに対し、「夜間主コース」は、臨床心理学にかなり重点を置いたカリキュラムが用意されています。これは、従来の第二部教育学科で心理学を学んだ社会人の方々に看護婦など医療関係者が多く、こうした社会人学生のニーズを考慮したものです。また、「夜間主コース」の場合、社会人の方々の通学の便を考え、4年間を通して都心の青山キャンパスで学ぶことができることも大きなメリットですね。

カウンセラーなどの資格取得はどうなっていますか。


 近年、教育や福祉、医療などさまざまな分野で「こころ」の問題がクローズアップされています。教育現場でのいじめ、不況による社会人のメンタルヘルスの問題、高齢者や子ども、障害者に対する社会的ケアが求められていることから、臨床心理士、学校心理士、認定心理士など、心理学の専門家を認定する資格制度の整備が進んでいます。心理学科では、こうした資格取得に向けて十分に考慮した教育を行っていきます。まず、学科の卒業後に認定心理士の取得が可能です。また、大学院進学により臨床心理士の資格取得ができます。

大学院文学研究科心理学専攻は、臨床心理士受験資格の
第一種指定校として認定されましたね。

 ええ、それによって臨床心理士の資格が取得しやすくなりました。この資格は財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定するもので、従来は受験資格を得るために大学院修士課程を修了後に“社会での実務経験”が必要でした。しかし、第一種指定大学院認定校となったことにより、この実務経験を経ることなく、大学院修了後すぐに受験資格を得ることができるようになったのです(※2001年4月入学生より適用)。そのため、院生は、新しく学内に設置された「心理相談室」等でカウンセラーとしての実践的なインターン教育を十分に受けることになります。ちなみにこの心理相談室では、学内だけでなく一般の方々の心の相談も受け付けています。

卒業後の進路について教えてください。

 臨床心理士などの専門家を目指す人にとっては、臨床心理士の資格が得やすくなったことは大きなメリットになるでしょう。ただ、心理学科では、こうした専門家教育だけを志向しているわけではありません。企業を含めたあらゆる組織で、心理学、特に臨床心理学を学んだ経験を生かすことができるはずです。教育、医療、福祉など心理学の専門知識が役立つ職場はたくさんあります。その他の一般企業でも、広報、マーケティング、人事管理、労務管理を中心とした分野で心理学科で学んだ知識を活かせるでしょう。生涯教育が叫ばれる昨今では、さまざまな分野で心理学の知識が活かせるヒューマンサービスのニーズが増大してくると思われます。
 心理学科の学生は統計学に基づいた調査・実験や表計算ソフトなどを使ったデータ処理のスキルを徹底的に身につけますが、これが企業活動における調査やデータ作成・分析の際にとても役に立つんですよ。

他大学の心理学科とは違う、青山学院大学で学べる
心理学のカラーは、どのようなものになるのでしょう。

 制度的には昼夜開講制が特色となりますが、学科の個性というものは、これから入学してくる学生のみなさんと一緒に、徐々に創り上げていきたいと考えています。そうした意味で4月に入学してくる第一期生は、自分たちで学科を築き上げていくという、かけがえのない体験ができると思います。ぜひ、さまざまなタイプの学生に入学していただき、青山学院大学心理学科の新しい歴史作りに参加してほしいですね。敢えて一言、注文を付けるとすれば「好奇心旺盛な人」に入学してほしい。それも自分だけでなく、他人や社会の動きなどに対する幅広い好奇心を持った若者に来てほしいですね。教員一同、大いに期待しています。

●ページのトップへ戻る●

HOME PAGE COPYRIGHT:AOYAMA GAKUIN UNIVERSITY