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学部長あいさつ

総合文化政策学部長 <br>茂 牧人 [Makito Shigeru]

総合文化政策学部長
茂 牧人 [Makito Shigeru]

学部長あいさつ


総合文化政策学部は2008年4月に誕生しました。今10周年を迎えています。さらに、今後の10年間を見据えて、さらに発展していきたいと願っています。

本学部は、「青山」という最新の情報と流行が集まる文化芸術の国際的エリアをベースに生まれた学部です。この場をベースに「文化を創造できる能力」を備えた人材を育成することが本学部の使命(ミッション)です。

総合文化政策学部には、文学や哲学、メディア論などの人文科学を専門にする教員、経済学や経営学などの社会科学を専門にする教員、さらには、生命科学や建築学、情報学などの自然科学を専門にする教員など、多彩な顔ぶれが揃っています。

学部に所属する教員は、このように多様な学問的背景(アカデミック・バックグランド)を持っています。しかし、目指すところは一つ、“文化の創造(creation)”です。総合文化政策学はそういったさまざまな「創造の知」をまさに「総合」して新しい価値を生み出し、世界に発信し、それを実現していこうという学問です。これを実現するために深い洞察力と幅広い教養を身に着けた多様な教員がいて、若い皆さんとともに歩んでいこうとしています。

学部の使命を実現するために、体系的な科目を準備していますが、特に特徴的なのは英語とラボとゼミの3点です。

ひとつは、すべてネイティブスピーカーが行う英語教育です。「世界に発信」するには英語は不可欠です。発信するためのツールとしての、発信型リテラシーとしての英語をネイティブの先生とともに自然に身につけていきます。本学部の英語教育を受けると、1年生の1年間で平均70点以上のTOEICのスコアが伸びているという実績を強調しておきます。また、その語学力を通して、文化の多様性を学び、異文化理解を深めます。

もうひとつが、青山コミュニティラボ(ACL)です。ACLは2010年4月から本格稼働しましたが、“青山の街全体がキャンパス”であるという考え方に基づき、学生の皆さんが文化の最先端に触れ、感じ、さらには創造にも関わることのできる研究教育機関です。ACLの活動の場は、青山の街から始まりますが、東京以外のエリアへと拡大していきます。さらには、海外との連携も模索しています。青山から始まり世界へと活動の場を広げつつあります。また、リアル(現実)の世界だけでなく、サイバー(仮想)の世界も対象になります。ACLの活動空間は無限です。
さらに3点目には、ゼミがあります。ラボの教育が実践的な教育、街にでて、実際に体を動かし、まちをクリエイトする教育、あるいは、映像を作り出す教育ですが、ゼミは、教室で歴史や文学、哲学・思想、また経営、政策学などを、本を通して理論を学ぶ教育です。本を読むことによって、深い洞察力と幅広い教養を身に着けて、文化を創造する知恵が与えられます。

理論と実践の学問領域を分離して、定義したのは古代ギリシアのアリストテレスからと言われていますが、私どもの学部では、この理論(ゼミ)と実践(ラボ)という学問領域を横断して、車の両輪として起動させることにより、本物の知識と判断力と表現力をもった「文化の創造者」を育成したいと願っています。

今、政治的にも社会的にも、経済的にも混迷を深めています。このような時代であるからこそ、文化の力によって、新たな世界を創造する人材を育てる必要を感じています。そのような人材によってこそ、充実した世界や人生を形成できると思います。

一寸先は闇だからこそ、理論的な裏付けのある実践者、教養と洞察力のある文化創造を遂行できる人になっていただきたいと思います。総合文化政策学部は学生のみなさんに場を提供します。しかし主役はあなた自身です。自分の目で見て感じて、何かを成し遂げる人になっていただきたいと思っています。