「第91回箱根駅伝」往路、本学はトップでゴール。本学史上初の往路優勝



2015年1月2日(金)に開催された「第91回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」往路において、本学チームは5時間23分58秒でタスキをつなぎ、本学史上初の往路優勝を飾りました。

午前8:00、気温3℃の寒空のもと、緊張感が高まる大手町(読売新聞東京本社前)から往路107.5キロ、5区間にわたる戦いは始まりました。

各校が実力のあるランナーを配置し、レースの流れを決める1区(21.3km)に起用されたのは、走りに天性のセンスを持ち本学チームには欠かすことのできない久保田和真選手(教育人間科学部3年)です。勝負勘に優れ、ロードレースに強い久保田選手は、集団走が続く中、15㎞過ぎにスパートをかけて先頭にたってレースをひっぱると、4校に絞られたトップ集団の中で積極的にレースを展開。ゴール手前で競り負けたものの、先頭からはわずか1秒差の区間2位の快走で2区にタスキを渡しました。

今回、優勝候補の有力校が主力選手を投入した主要区間の2区(23.1km)を任されたのは、1年生の時から本学が出場している全ての駅伝に出場し、学生を代表するランナーに成長した一色恭志選手(経営学部2年)です。精神力が強く、どんな試合でも外さない安定感を持つ一色選手は、力配分を考え、序盤から中盤にかけてはトップから少し離れた位置でレースを進めますが、中継点まで残り3kmのところでスパートをかけると、中継所ではトップに迫り2秒差の3位で3区にタスキを中継しました。

以前は「つなぎの区間」とされていましたが、近年、各大学がレースを占う重要区間として位置付けている3区(21.4km)にエントリーされたのは、これまでの3年間の努力が実り、今シーズン著しい成長を遂げた渡邉利典選手(文学部3年)です。苦しい時でも粘ることができ、大崩れしないでレースをまとめる力をつけた渡邊選手は、三大駅伝(出雲、全日本、箱根)初出場という緊張の中でも手堅くレースをまとめ、トップから49秒差の3位で4区にタスキをつなぎました。

箱根駅伝全10区間中最短区間の4区(18.5km)に配置されたのは、ロードレースへの適応能力が高く、将来本学チームを背負う存在になるだろうと原晋監督が期待を寄せるルーキーの田村和希選手(経営学部1年)です。昨夏以降、十分な練習が積めるようになり、秋口から急激に実力をつけた田村選手は、三大駅伝初出場ながらも堂々とした走りを披露。12km過ぎに前を行く選手に追いつくとゴール直前まで熾烈な2位争いを繰り広げますが、最後は競り勝ち、トップとの差を3秒つめ、46秒差の2位で5区にタスキを手渡しました。なお、田村選手は、区間新記録を出して同区間の区間賞を獲得し、本学史上初の箱根駅伝区間記録を打ち立てました。

箱根駅伝全10区間中もっとも難しい区間と称される「山上りの5区(23.2km)」に起用されたのは、原監督が「山の適性がある」と判断し、絶対的な信頼を置く本学のエース、神野大地選手(総合文化政策学部3年)です。「大舞台で力を発揮でき、自分に厳しく、精神的にも強い」と原監督が評する神野選手は、高低差約860メートルの過酷な区間をスタート直後から激走してトップを猛追。10.5km手前で首位に立つとみるみる後続を引き離し、今大会から5区のコース変更により参考記録扱いとなりましたが、第88回大会で更新された5区の区間記録(1時間16分39秒)を20秒ほど上回る区間賞の好走で2位に4分59秒差をつけてフィニッシュ。これまでの大学記録を大幅に更新し、一番にゴールテープを切りました。

明日は、復路109.6キロが行われます。本学史上最高位の成績獲得、悲願の「箱根駅伝総合優勝」に向けて、本学の健闘が期待されます。

なお、本日、沿道に出向いて応援してくださった皆さま、テレビやラジオの前で応援してくださった皆さま、ご声援ありがとうございました。
皆さまからのご声援が選手たちの走る力になりますので、明日も引き続き、応援をお願い申し上げます。

*** 原晋監督のコメント ***
1区の久保田選手の走りが、2区以降の選手に勇気を与えてくれ、2区の一色選手もラスト3kmまでよく我慢してトップから離されないでがんばってくれたと思う。
そして、今回のレースは3区がポイントだったが、渡邉選手はレースをしっかりとまとめてタスキをつないでくれた。
また、4区の起用は昨日の練習後に決めたが、田村選手は期待以上の走りで120%の力を出してくれたと思う。
5区の神野選手については本当に予想外の大爆走で、これほど2位との差がつくとは想定していなかった。
明日の復路は後続との差が約5分あるが、「守りのレース」ではなく「攻めのレース」を展開し、初の総合優勝を目指したい。

1区 久保田 和真選手

2区 一色 恭志選手

3区 渡邉 利典選手

4区 田村 和希選手

5区 神野 大地選手

往路優勝のゴールテープを切った神野 大地選手

【往路結果および総合成績 】 
区間 選手名 上段:区間タイム(区間順位)
下段:総合タイム
通過順位
1区(21.3km)
大手町~鶴見
久保田 和真
(くぼた かずま)
1時間2分01秒(2位)
1時間2分02秒
2位
2区(23.1km)
鶴見~戸塚
一色 恭志
(いっしき ただし)
1時間7分45秒(3位)
2時間09分46秒
3位
3区(21.4km)
戸塚~平塚
渡邉 利典
(わたなべ としのり)
1時間3分29秒(5位)
3時間13分15秒
3位
4区(18.5km)
平塚~小田原
田村 和希
(たむら かずき)
54分28秒(1位) 区間新
4時間7分43秒
2位
5区(23.2km)
小田原~箱根
神野 大地
(かみの だいち)
1時間16分15秒(1位)
5時間23分58秒
1位

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2015.01.02