「第92回箱根駅伝」総合優勝(2年連続2回目)



2016年1月3日(日)、第92回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)復路が開催され、本学チームは昨日の往路に引き続き、復路も序盤から首位を守ってトップでゴール(復路タイム:5時間27分30秒)。往路・復路を制する完全優勝で2年連続2回目の総合優勝を勝ち取りました(総合記録:10時間53分25秒)。

午前8時00分、箱根・芦ノ湖からはじまった復路109.6キロの戦いに、本学は4年生2名、2年生2名、1年生1名、5名のうち3名が箱根駅伝初出場という布陣で臨みました。

「山下りの6区(20.8km)」に抜擢されたのは、原晋監督が「下りの走りに適性がある」と判断し、今大会のエントリーメンバーの中で唯一の1年生である小野田勇次選手(経営学部1年)です。苦しくてもあきらめない、粘りの走りができると原監督が評する小野田選手は、これまでインカレ等の大きな大会への出場経験がなく、また初の学生三大駅伝にもかかわらず、無駄のない堂々とした走りで高低差864メートルの坂道を攻略。後続との差も4分14秒に広げる区間2位(区間タイ記録)の快走で小田原中継所(7区)にトップでタスキを運びました。

コースの起伏が少ないものの気温の変化が激しく気象条件との闘いとなる7区(21.3km)に配置されたのは、主将の神野選手が故障で練習から離れていた時期、最上級生として積極的に練習を引っ張り、チームをまとめてきた小椋裕介選手(社会情報学部4年)です。4年連続同区間を任され、コースを熟知している小椋選手は、気温が上昇し、暑さで走りにくくなった条件の中でも安定したペースを刻んで7区を走破して、昨年に引き続いて区間賞(区間歴代5位の記録)を獲得。後続との差も4分52秒に広げ、平塚中継所(8区)にタスキをつなぎました。

前半は平坦、中盤以降はダラダラとした坂が続く8区(21.4km)に指名されたのは、チームのムードメーカーでもあり、本学の次世代のエース候補と目される下田裕太選手(教育人間科学部2年)です。負けず嫌いで、練習でも自分を追い込んで最後まで手を抜かずに走り切り、今シーズン質の高い練習を積んできた下田選手は、後続との差が5分近くあるにもかかわらず、序盤から攻めのレースを展開。区間賞(区間歴代3位の記録)の積極的な走りで同区間を駆け抜け、後続との差を7分3秒にまで広げて9区にタスキを手渡しました。

復路のエース区間である9区(23.1km)に起用されたのは、ラストスパートにも強く、高校時代から大きな大会を経験している中村祐紀選手(国際政治経済学部2年)です。今シーズンに入って、厳しい練習を課されても故障をしなくなり、長い距離を走る走力を身につけた中村選手ですが、気温の上昇による暑さに苦しめられ、なかなか本来の実力を出しきれませんでした。しかし、本調子ではない中でも冷静、かつ堅実な走りでレースをまとめ、アンカーにタスキを中継しました。

全長217.1㎞を締めくくる10区(23.1km)を任されたのは、今シーズン開催された出雲、全日本大学駅伝への出場機会がなく、箱根駅伝出走にかける想いが人一倍強かった渡邉利典選手(文学部4年)です。大学4年生になってから、5000m、10000mの自己記録を更新し、好調な状態を維持してきた渡邉選手は力強い攻めの走りを披露し、最終学年のラストランにふさわしい区間賞の走りでチームメイトたちが待つ大手町のフィニッシュ地点へ。大歓声の中、2年連続で優勝のゴールテープを切りました。

昨大会に引き続き、217.1㎞にわたる戦いを制することができたのは、出走した選手ひとりひとりが毎日の厳しい練習の成果を試合で十二分に発揮することができたことに加え、メンバーに選ばれなかった選手も含め、チームがひとつになって1年間努力をしてきた結果であるといえましょう。
今後、陸上競技部(長距離ブロック)のさらなる活躍が期待されます。

2日間にわたって沿道に出向いて応援してくださった方々、テレビやラジオの前で応援してくださった方々、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

*** 原晋監督のコメント ***
2日間にわたり、多くのご声援ありがとうございました。
6区の快走によって、よほどのアクシデントがない限り総合優勝することができるかなと思った。
今シーズン、特に後半は重圧の中で過ごしたシーズンだった。
しかし、全日本大学駅伝で優勝できなかったことが成長につながり、今回の箱根の優勝にもつながったのだと思う。厳しい練習を積んできた選手たちは、十二分にその成果を発揮し、本当によくがんばってくれたと思う。
来シーズンに向けては、5000mや10000mのトラック競技でスピード強化の練習と長い距離を走る練習の両方を行い、個々の走力をアップさせ、チーム全体の力を高めていきたい。
今後も引き続きの応援をお願い申し上げます。

2年連続総合優勝のゴールテープを切ったアンカーの渡邉 利典選手

6区 小野田 勇次選手

7区 小椋 裕介選手

8区 下田 裕太選手

9区 中村 祐紀選手

10区 渡邉 利典選手

【復路結果および総合成績 】 
区間 選手氏名 上段:区間記録(区間順位)/
下段:復路総合記録
上段:往路からの総合記録/
下段:往路からの総合順位
6区(20.8km)
箱根~小田原
小野田 勇次
(おのだ ゆうじ)
58分31秒(2位)
58分31秒
6時間24分26秒
1位
7区(21.3km)
小田原~平塚
小椋 裕介
(おぐら ゆうすけ)
1時間3分8秒(1位)
2時間1分39秒
7時間27分34秒
1位
8区(21.4km)
平塚~戸塚
下田 裕太
(しもだ ゆうた)
1時間4分21秒(1位)
3時間6分00秒
8時間31分55秒
1位
9区(23.1km)
戸塚~鶴見
中村 祐紀
(なかむら ゆうき)
1時間11分23秒(7位)
4時間17分23秒
9時間43分18秒
1位
10区(23.0km)
鶴見~大手町
渡邉 利典
(わたなべ としのり)
1時間10分7秒(1位)
5時間27分30秒
10時間53分25秒
1位

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2016.01.03