陸上競技部(長距離ブロック)が「第28回出雲全日本大学選抜駅伝競走」で優勝(2年連続、通算3回目)



2016年10月10日(月・祝)、「第28回出雲全日本大学選抜駅伝競走」が開催され、本学は2時間10分9秒の記録で、昨大会に引き続き、優勝を飾りました(2年連続、通算3回目)。

今年で28回目を迎える同大会は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつであり、出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前までの45.1kmを6区間でつなぐレースです。同大会には、前回大会の上位3チームと関東、関西、九州、東海、中国四国地区から推薦された大学チーム、地区学連選抜チーム(19チーム)にオープン参加のアイビーリーグ選抜を加えた計20チームが参加しました。

前回大会で優勝し、今大会でも優勝を目指す本学チームは、三大駅伝経験者の上級生(4年生3名、3年生2名)と実力をつけてきた1年生(1名)でレースに挑みました。

今大会の流れをつくる重要区間の1区(8.0㎞)に抜擢されたのは、今年5月に開催された「第95回関東インカレ5000m」で1年生ながらも3位に入賞し、6月にベトナムで行われた第17回アジアジュニア陸上競技選手権大会5000mでも優勝を勝ち取り、今後の成長と活躍が期待されるルーキーの鈴木塁人選手(総合文化政策学部1年)です。
鈴木選手は、三大駅伝初出場の緊張で調子が上がらない中でも、トップから離されない粘りの走りをみせ、先頭から10秒差の5位で2区にタスキをつなぎました。

同駅伝最短区間の2区(5.8㎞)を任されたのは、箱根駅伝4区で2年連続区間賞を獲得し、原晋監督が「駅伝男」と称する出雲駅伝初出場の田村和希選手(経営学部3年)です。
大きな故障もなく夏合宿を乗り越え、駅伝シーズンが近づくにつれて調子をあげてきた田村選手は、スタート直後から快調なペースで好走し、レース中盤2.3㎞付近で先頭に追い付くと、ペースをあげてレースをひっぱり、後続チームに3秒差をつけトップでタスキを3区に手渡しました。

今大会、各校の監督が勝負区間と位置づけ、エース級の選手を配置した3区(8.5㎞)に起用されたのは、着実に練習を積んで力をつけ、本学では欠くことのできないランナーのひとりに成長した下田裕太選手(教育人間科学部3年)です。2月の東京マラソン出場後、フルマラソンの疲れから自分の走りを見失って一時調子を落としたものの、夏合宿を経て、ようやく本来の走りを取り戻した下田選手は、中盤まで2位チームとの並走を続けながらも向かい風が強く吹く中、後半、引き離され、トップから23秒差の2位で4区にタスキをリレーしました。

4区(6.2㎞)に配置されたのは、出雲駅伝初出場で、もともと走りに優れた素質をもつ、スピードランナーの茂木亮太選手(総合文化政策学部4年)です。これまで故障が多く、なかなか練習を積むことができなかった茂木選手ですが、故障もなく質の高い練習を積めた今シーズンは、5000mで13分台の自己ベストを出し、いつでも安定した走りをみせるようになり、今回の起用となりました。
茂木選手は、スタート直後から必死に先頭を追いかけ、じりじりとトップとの差をつめていき、3区終了時点で23秒あった先頭との差を11秒にまで縮め、2位で5区にタスキをつなぎました。

5区(6.4㎞)をゆだねられたのは、一昨年の箱根駅伝で本学初優勝のゴールテープを切り、粘り強く、勝負強い走りが特長の主将の安藤悠哉選手(教育人間科学部4年)です。
昨シーズン、三大駅伝に出場できなかった悔しさから貪欲に練習に打ち込んで走力をあげ、夏合宿の練習も順調に消化し、出雲大学駅伝出走の切符をつかみとった安藤選手は、中間点付近でトップに追いつき並走を続けると、主将としての意地をみせて中継点の少し手前で相手に競り勝ち、後続に2秒の差をつけ、区間新記録(17:43)の首位でタスキをアンカーに渡しました。

同駅伝で最長距離の最終区間である6区(10.2㎞)を走るのは、学生長距離界を代表するランナーのひとりであり、2年連続で同区間を任された一色恭志選手(経営学部4年)です。
2月に行われた東京マラソンで日本人3位になったことで目標を世界に置き、普段から質の高い練習を行っている一色選手は、中盤までは後続の選手と並走しますが、その後は徐々に後続を引き離し、終始、安定したペースを刻んで約10㎞のコースを駆け抜け、2位に31秒差をつけてフィニッシュ。2年連続で優勝のゴールテープを切りました。

今大会、本学が、優勝を勝ち取ることができたのは、普段から質の高い練習を積み、選手ひとりひとりが走力をあげるとともに、最上級生たちの試合に勝つことへの想いが強かったからだといえましょう。
本学駅伝チームは、今シーズン、三大駅伝すべてで優勝することを目標にかかげていますが、11月に開催される「全日本大学駅伝」(11月6日(日)開催)でも、本学チームの活躍が期待されます。

なお、沿道に駆けつけて応援してくださった皆さま、テレビの前をはじめ、応援してくださった皆さまに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

【原晋監督コメント】
多くの応援、ありがとうございました。
今回の優勝は、チーム全員でもぎとった勝利ではあるが、特に最上級生のがんばりが、勝利に大きく貢献したと思う。
3区を終えた時点でトップから引き離され、レースの流れが一時悪くなりかけたが、4区で差をつめ、さらに5区の最後で競り勝ってアンカーにタスキを渡せたことが、良かった。5区を走った安藤主将の勝負に勝ちたいという想いは、アンカーの一色選手にも伝わったと思う。
今回のレースは、「選手たちの成長と最上級生のプライドを感じたレース」だった。11月の全日本大学駅伝でも、ベストを尽くしたい。引き続き、応援よろしくお願い申し上げます。

区間 走者氏名

記録上段:区間記録
下段:通過記録

順位上段:区間順位
下段:通過順位

1区
(8.0km)
鈴木 塁人
(総合文化政策学部 1年)
23:33
23:33
5位
5位
2区
(5.8km)
田村 和希
(経営学部 3年)
16:24
39:57
1位
1位
3区
(8.5km)
下田 裕太
(教育人間科学部 3年)
25:16
1:05:13
4位
2位
4区
(6.2km)
茂木 亮太
(総合文化政策学部 4年)
17:39
1:22:52
2位(区間新記録)
2位
5区
(6.4km)
安藤 悠哉
(教育人間科学部 4年)
17:43
1:40:35
1位(区間新記録)
1位
6区
(10.2km)
一色 恭志
(経営学部 4年)
29:34
2:10:09
2位
1位

優勝のゴールテープを切ったアンカー(6区)の一色恭志選手

1区 鈴木 塁人選手

2区 田村 和希選手

3区 下田 裕太選手

4区 茂木 亮太選手

5区 安藤 悠哉選手

トップでゴール地点に駆け込んできた一色選手

ゴールテープにつき進む一色選手

関連情報

2016.10.10