「第93回 東京箱根間往復大学駅伝競走」総合優勝(3年連続3回目)



2017年1月3日(火)、第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路が開催され、本学チームは昨日の往路に引き続き、復路も序盤から首位を守ってトップでゴール(復路タイム:5時間30分25秒)。往路・復路を制する完全優勝で3年連続3回目の総合優勝を勝ち取り(総合記録:11時間04分10秒)、今シーズン三大駅伝(出雲大学駅伝、全日本大学駅伝、同駅伝)を制覇し、大学駅伝3冠を達成しました。
ちなみに、大会3連覇は大会史上6校目、往路・復路を制しての総合優勝3連覇は80年ぶり2校目、大学駅伝3冠は史上4校目、箱根駅伝3連覇と大学駅伝3冠の同時達成は史上初となります。

午前8時00分、気温0℃の寒さの中、箱根・芦ノ湖から復路109.6キロにわたる戦いが始まりました。本学は、同大会後半戦に、4年生2名、3年生2名、2年生1名、5名のうち4名が、箱根駅伝経験者という布陣で臨みました。

復路のレースの流れをつくる「山下りの6区(20.8km)」に配置されたのは、ストライド(歩幅を広くつかう)を維持しながら粘る走りで昨年も同区間を区間2位の成績で走破し、下りのコースに適性があることを裏付けた小野田勇次選手(経営学部2年)です。今シーズン、さらに走力をあげて11月に行われた全日本大学駅伝では区間賞の快走で平地でも走れることを証明し、今後、本学チームの核になっていく可能性を秘めている小野田選手は、冷静なレース運びと力強い走りで昨年に引き続いて高低差864メートルの坂道を難なく攻略。後続との差も2分8秒に広げる区間2位の好走で小田原中継所(7区)にトップでタスキを渡しました。

コースの起伏が少ないものの気温の変化が激しく気象条件との闘いとなる7区(21.3km)に起用されたのは、今シーズン、着実に練習をこなして安定感を増し、本学チームを支える柱のひとりに成長した田村和希選手(経営学部3年)です。今シーズン、出雲、全日本大学駅伝に出場し、ゲームの流れを変える「ゲームチェンジャー」の役割を果たして本学の優勝に貢献する走りをみせてきた田村選手ですが、前半は快調なペースを刻んでレースを進めるものの、気温が上昇し、暑さで走りにくくなった中盤、突然の体調不良に見舞われ一転して苦しい状況に。しかしながら、苦境の中でも自分の持てる力を絞り出して、歯をくいしばる必死の走りで先頭を死守し、首位で平塚中継所(8区)にタスキをつなぎました。

前半は海風にさらされ、後半はダラダラとした坂が続く8区(21.5km)に登場したのは、チームのムードメーカーでもあり、常に向上心を持って堅実に練習を消化し、進化を続けている下田裕太選手(教育人間科学部3年)です。7区に起用された田村選手と同様に本学チームを支える柱のひとりに成長した下田選手は、昨年も走った同区間を区間記録の更新を目標に据え、序盤から積極的な走りを貫いて最初から最後まで攻めのレースを展開します。結果として、区間記録の更新は果たせませんでしたが、昨年と同タイム(区間歴代3位の記録)、2年連続の区間賞に輝く圧巻の走りで後続との差も5分32秒に広げ、トップで9区にタスキをリレーしました。

復路のエース区間である9区(23.1km)を任されたのは、昨シーズンと今シーズンの関東インカレハーフマラソンで2年連続優勝の実績を持ちながらもチーム内の競争に競り負け、これまで三大駅伝を走ることが叶わなかった池田生成選手(社会情報学部4年)です。「箱根路を走りたい!」という強い想いを持ち続け、原晋監督が制止するほど練習を積み、コツコツと努力を重ねて今大会出走の切符をつかみ取った池田選手は、三大駅伝初出場の緊張と気温の上昇による暑さの中でも、これまで厳しい練習を積んできた自信と練習で培ったスタミナによって、終始危なげなく走り切り、区間賞には8秒及びませんでしたが、区間2位の力走を披露。後続との差も6分30秒にまで広げ、最終区のアンカーにタスキを託しました。

全長217.1㎞を締めくくるアンカーの10区(23.1km)に指名されたのは、三大駅伝制覇と同大会3連覇というプレッシャーがかかる今シーズン、秀逸なリーダーシップを発揮して本学チームをひっぱってきた安藤悠哉主将(教育人間科学部4年)です。春先に故障して練習に復帰するまで、走ることができない中でも主将としての役割を考え続けてチームメイトからの信頼を勝ちとり、復帰後はチームをまとめながら、自身の走力も高めた安藤主将は、一昨年、本学チームが初優勝した時に走った同区間を最終学年のラストランにふさわしい堂々とした走りで快走し、チームメイトが待つ大手町のフィニッシュ地点へ。大歓声の中、チームとしては3年連続、自身では一昨年に引き続き2回目となる優勝のゴールテープを切りました。

各人の走力が高く最強世代と呼ばれた4年生が卒業してプレッシャーだけが増した今シーズン、同大会3連覇を達成し、三大駅伝を制覇して3冠を獲得することができたのは、選手ひとりひとりが地道に練習を積み重ねて各人の走力をあげただけではなく、安藤主将や寮長の田村健人選手(教育人間科学部4年)、小関一輝主務(理工学部電気電子工学科4年)をはじめとする最上級生たちが、練習、生活面など様々な場面、場面でそれぞれに与えられた役割の中でリーダーシップを発揮してチームをまとめ、チーム力を高めたからだといえましょう。

陸上競技部(長距離ブロック)の今後のさらなる活躍が期待されます。

2日間にわたって、沿道に出向いて応援してくださった方々、テレビやラジオの前で応援してくださった方々、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

*** 原晋監督のコメント ***
2日間にわたり、多くのご声援ありがとうございました。
ハラハラドキドキの試合だったが、箱根駅伝3連覇を達成し、三大駅伝3冠を達成し、素直にうれしいです。
6区の小野田選手が走り終えた時点で、これはいけるかなと思ったけれども、7区の田村選手にアクシデントが起こった時には、なんとかタスキだけはつないでほしいと祈った。しかし、なんとかタスキがつながり、8区の下田選手の圧巻の走りをみて、このまま順調にいけば優勝できると確信した。
今シーズンはチーム力で勝った駅伝だったと思う。安藤主将をはじめとする4年生が、よくチームをまとめてくれた。安藤主将が、練習に参加できない時期には、一色選手、茂木亮太選手(総合文化政策学部4年)らが練習をひっぱり、生活面では、寮長の田村健人選手が後輩たちの面倒をよくみて、練習面、生活面からリーダーシップを発揮してくれた。上級生がしっかりしているチームは、ここぞという場面で強い。プレッシャーのかかる中、箱根駅伝3連覇を達成し、三大駅伝を制覇できたのは、4年生の力が大きかったと感じている。
今後は、東京オリンピックを3年後に控えているので、東京オリンピックに出場できるランナーを輩出できるよう、駅伝を走るだけでなく、マラソンも走ることができるような育成をしていきたい。
今後も引き続きの応援をお願い申し上げます。

3年連続総合優勝のゴールテープを切ったアンカーの安藤 悠哉選手

6区 小野田 勇次選手

7区 田村 和希選手

8区 下田 裕太選手

9区 池田 生成選手

10区 安藤 悠哉選手

【復路結果および総合成績 】 
区間 選手氏名 上段:区間記録(区間順位)/
下段:復路総合記録
上段:往路からの総合記録/
下段:往路からの総合順位
6区(20.8km)
箱根~小田原
小野田 勇次
(おのだ ゆうじ)
58分48秒(2位)
58分48秒
6時間32分33秒
1位
7区(21.3km)
小田原~平塚
田村 和希
(たむら かずき)
1時間05分40秒(11位)
2時間04分28秒
7時間38分13秒
1位
8区(21.4km)
平塚~戸塚
下田 裕太
(しもだ ゆうた)
1時間04分21秒(1位)
3時間08分49秒
8時間42分34秒
1位
9区(23.1km)
戸塚~鶴見
池田 生成
(いけだ きなり)
1時間09分55秒(2位)
4時間18分44秒
9時間52分29秒
1位
10区(23.0km)
鶴見~大手町
安藤 悠哉
(あんどう ゆうや)
1時間11分41秒(4位)
5時間30分25秒
11時間04分10秒
1位

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2017.01.03