校友の古川淳氏が、「2017年Gaston Planté Medal」受賞



大学校友で、古河電池株式会社(本社:横浜市保土ケ谷区、代表取締役社長:小野眞一)シニア・フェローの古川淳氏(1980年理工学部化学科卒業)が、ブルガリア科学アカデミーより、2017年Gaston Planté Medal (ガストン・プランテ・メダル)を受賞されました。

2017年6月14日授与式でスピーチされる古川氏

古川氏は、理工学部在学当時は松本修教授研究室(現在は名誉教授)に在籍し、1980年に同学部を卒業、古河電池株式会社に入社。入社以降、さまざまな開発に従事され、2009年には、キャパシタハイブリッド型鉛蓄電池「ウルトラバッテリー」の開発に関する業績が認められ、公益社団法人電気化学会より「技術賞・棚橋賞」を受賞。また、2014年には博士号(理工学)を取得。

その間、改良液式鉛蓄電池用添加剤の実用化、正極格子用Ba添加Pb-Ca-Sn合金の実用化などの数々の開発に携わられた。古川氏のこうした功績を通して、鉛蓄電池の科学と技術の発展に貢献したことが評価され、今回の「ガストン・プランテ・メダル」受賞となりました。

Gaston Planté Medal (ガストン・プランテ・メダル)

受賞後の古川氏

古川氏 受賞コメント

私は卒業研究時、松本修先生のご指導で研究の面白さに目覚め、古河電池に入社してからは研究開発一筋に歩んできました。
そこで経験したことは、企業における研究開発は、自身の熱意に加え、チームの支えと良き理解者がいないと成果につながらないということ。また、次の着想を得るには、文献情報に触れることと、国内外の研究者と直接意見交換するということです。
私は、松本研究室・古河電池において、研究と「挑戦」を後押ししてくれる素晴らしい環境に恵まれました。今回の国際的な受賞に際し、改めて感謝しています。
青山学院大学の後輩諸君も、大学の仲間や先生方、そして外の世界の人たちとの交流を大切にして、皆さんの描く夢をかなえてください。

松本名誉教授からの祝福コメント

三十数年前に古川君達と過ごした日々を昨日のように思い出します。
卒業と同時に古河電池に入社した彼は同社の主力製品である鉛蓄電池の研究開発に携わり、標記のような素晴らしい成果を上げました。
先に受賞した電気化学会の「技術賞・棚橋賞」と合わせて、彼の研究成果は国内外で高く評価されたこととなります。
鉛蓄電池という古くて新しい分野に一途に取り組み、近頃のすぐに結果を求める風潮に一石を投じた事としても賞賛されるべきでしょう。
本研究を見守ってこられた古河電池株式会社に敬意を表します。

Gaston Planté Medal (ガストン・プランテ・メダル)とは...

1989年、ブルガリア科学アカデミーが、鉛蓄電池の科学と技術の発展に功績のあった研究者、技術者、団体の功績を讃えるために、再充電可能な電池である鉛蓄電池を発明したガストン・プランテ博士の名を冠して創設した賞。

古河電池株式会社ホームページ

古川電池株式会社のホームページでも、古川氏「2017年Gaston Planté Medal」受賞のニュースの詳細が掲載されています。

2017.07.14