内田ゆず助手(理工学部電気電子工学科)が、FIT2010 第9回情報科学技術フォーラム「FITヤングリサーチャー賞」を受賞しました


内田ゆず助手(理工学部電気電子工学科 米山淳研究室)が、2010年9月、九州大学で開催された「FIT2010第9回情報科学技術フォーラム(電気情報通信学会 情報・システムソサイエティ、同ヒューマンコミュニケーショングループ、情報処理学会共催)」で「FITヤングリサーチャー賞」を受賞しました。
受賞した論文タイトルは、「幼児の日常生活を収録したビデオデータの分析と名詞概念獲得システムSINCAの評価」です。
この論文は、内田助手が開発を進めている名詞概念獲得システム「SINCA」の実験結果について書かれたものです。「SINCA」とは、辞書や文法情報を用いず、字面の一致のみを手がかりに名詞の候補を抽出するシステムです。今回、内田助手は「SINCA」に、「日本語文法に即した文」と「日常生活で話されている文」を入力し、どちらが認識されやすいかを検証し、「日常生活で話されている文」の方が認識しやすいという結果を得ました。なお、「日常生活で話されている文」は、幼児の日常生活を一般家庭内で3か月にわたってビデオ撮影し、大人が幼児に話しかけた言葉を書き起こすことで収集しました。
内田助手は、自然言語処理と人工知能を専門としており、ユーザーの自然な発話から物の名前を学習する一般家庭向けロボットの実現を目指しています。
この研究は、「SINCA」の特性をとらえたことや今後の一般家庭向けロボットの開発に役立つこと等が「FITヤングリサーチャー賞」に値すると認められました。
2011年9月7~9日に函館大学・函館短期大学で開催されるFIT2011 第10回情報科学技術フォーラム中に、表彰式が行われる予定です。