五十嵐史雄さん(理工・博前2年機械創造コース)が「日本冷凍空調学会賞優秀講演賞」を受賞


理工学研究科博士前期課程2年(機械創造コース)の五十嵐史雄さん(岡田昌志研究室所属)が2010年度「日本冷凍空調学会賞優秀講演賞」を受賞しました。この賞は、毎年9月に開催される日本冷凍空調学会年次大会において、優秀な発表を行った35歳未満の若手会員におくられるものです。

受賞した研究発表は「氷粒子充填層の融解形状の能動的制御」です。この研究は、岡田研究室で行っている氷蓄熱システム(夜間に電力を使って氷を作り、昼間にその氷を溶かして冷房に利用し、電力消費を夜間に分散するもの)を利用した冷房で冷風を起こす際、効率のよい氷の融解方法を示したものです。氷蓄熱システムを使った冷房は、一方に細かい氷がつまった貯氷装置、他方に冷風を送る冷房装置があり、両方の装置を配管でつなぎ、貯氷装置内で氷が溶け、そこから出てきた冷水が冷房装置に流れ、冷風を起こすと温まり、また貯氷装置にかえっていく(循環している)というものです。

氷が早く溶けると冷房の性能も上がるため、五十嵐さんは、数値解析と実験により氷の融解速度の計測を行い、貯氷装置に循環水を流す際、氷の適切な位置に穴を設けることで融解速度が向上することを示しました。

五十嵐さんの発表は、発表内容が優れていたこと、プレゼンテーションおよび配付資料のわかりやすさ、および質問に対する適切な対応等が優秀発表賞に値すると評価されました。
今回の大会では、100件の発表が行われ、うち10件に優秀発表賞がおくられました。

5月16日(土)に東京ガーデンパレスで開催された「2011年度日本冷凍空調学会総会」で授賞式が行われました。
(参考)
公益社団法人 日本冷凍空調学会サイト