メインコンテンツへ

理工学部電気電子工学科 春山純志研究室が、カーボンナノチューブ超伝導の研究で、米国空軍科学技術局から研究助成を受けることが決まりました

理工学部電気電子工学科 春山純志研究室は、従来からカーボンナノチューブ*1の超伝導*2の研究で世界的に著名ですが、2010年1月から5年間、エール大学、テキサス大学ダラス校ナノテク研究所、クレムソン大学などとの共同研究プロジェクトの日本側代表として、米国空軍科学技術局から研究助成を受けることが決まりました。
これまでに日本国内で米国空軍科学技術局から研究助成を受けている大学は、東京大学、東北大学などわずか数校です。

この研究は、カーボンナノチューブ超伝導の転移温度の高温化と強い再現性を実現し、配線などへの応用を目指すものです。
カーボンナノチューブはとても硬くて隕石が当たっても切れないとさえ言われているので、この研究成果を人工衛星・航空システムや宇宙ステーションなどでの配線系統に適用することで、システムの安全化と超低消費電力化が期待されています。

春山准教授は、2006年、米国物理学会誌「Physical Review Letters」に層状のカーボンナノチューブが超伝導になることを報告し、世界的な話題になるなど、カーボンナノチューブに関する超伝導の研究で成果をあげています。また、その研究成果である「ホウ素を注入したカーボンナノチューブ薄膜における超伝導の発見」は、2008年に「Physical Review Letters」のOnline版や読売新聞朝刊の科学面等でも取り上げられています。

* 1 カーボンナノチューブ(Carbon Nanotube)とは、1mの10億分の1ほども小さい直径を持つ原子サイズのチューブで、その特異な物理的性質や豊富な応用への期待から、近年毎年ノーベル賞の有力候補に挙げられています。
* 2 超伝導とは、物質の電気抵抗がゼロになり、一旦電気を流すと永遠に電気が流れ続ける現象をいいます。リニアモーターカーなどに応用されています。
ページトップへ