メインコンテンツへ

旅立ちを祝して

2011年3月26日
青山学院院長 山北 宣久
   ご卒業・修了おめでとうございます。大いなる決意といささかの感慨を胸に新しい旅立ちをなさる卒業生の方々に神の祝福と導きが豊かに注がれますよう祈ります。
   未曽有の大災害のゆえに卒業式を挙行しえなかったことは「残念」という言葉では言い表わせません。
   しかし、反って違った意味で忘れられぬ春ともなります。これから犠牲者の方の分も生命を輝かせ、被災者を含め多くの人々に心を寄せつつ、「私から私たちへ」と思いと行動の射程距離を延ばしていくための巣立ち、旅立ちをなす卒業生の一人一人の春だからです。
   116か国からの祈りと支援が届いていると言われますが、改めて「世界は一つ」なる共感、実感を抱かせられるではありませんか。そうであるなら、全世界に向けて皆さんは心と賜物を発信し、送り届ける広さを青山学院を代表して抱き続けることになるのです。
   これら〈あいうえお〉をもって人々を励まし、慰めるべく旅立っていくのが卒業生だということでしょう。被災された方々と共に生きるために、傷つき不安に満ちた時代に向けて〈卒業あいうえお〉の実践することはまさに「地の塩、世の光」そのものでしょう。
   皆様の行く手を神のみ手にお委ねします。これはドイツ語では Gott befohlen!
と言います。「神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。」(使徒言行録20章32節)にある送別の辞です。
   重ねて祝福を祈りつつ Gott befohlen!
ページトップへ