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産学連携による実践型人材育成事業
コミュニティ形成を促進する人材育成担当者向けのハイブリット型学習プログラム開発

プログラム概要

企業等組織の人材育成担当者が必要としている、組織間、組織内でのコミュニティ形成に関する専門的な知識や技能を、実践的に学習するための学習プログラム開発と検証のための実施が目的である。具体的には、組織学習論、協調学習論などの学習系理論と、ワークショップなどのコミュニケーションの場づくりの技能をeラーニングと対面授業等のハイブリッド型研修で有機的に学習できるプログラムを開発、実施し、評価する。

代表者:社会情報学部教授 苅宿俊文

プログラム概要図

プログラム実施報告

ソフトウェア開発委員会、カリキュラムワーキンググループ委員会等により確立された運営方針をもとに、人材育成担当に向けたハイブリッド型学習カリキュラムを当初の計画通り開発し、2011年2月24日(木)には外部評価委員会を開催した。

  1. このカリキュラムをもとに行った実証講座では合計110名の受講生を相手に、ハイブリッド型研修を行った結果、目標としていた、1、eラーニングでの理論、2、ワークショップ型研修での実践力の学習、3、参加者全体でのコミュニティ形成を体系的に学ぶことができたことがわかった。
  2. eラーニングのアンケートの結果からも、様々なことが伺えるが、「気づかされた」「学んだ」「新しい視点を得た」などというコメントが数多くあり、人材育成担当として必要な知識を学習するだけでなく、自身の学習観を変化させるようなことができたことが予想できる。このプログラムでは、スキルの学習ではなく、新しいことを考えるきっかけが存在することがわかった。
  3. iPhoneを使用したワークショップでは、おもしろいものを作成する中で体験するコミュニティ形成が非常に有効であるということ。異質なメンバーが1つのものをつくり出そうとして活動することが、まさにコミュニティ形成であり、それらが、このプログラムに埋め込められていたことを感じている受講生が多く存在した。
  4. 外部評価委員から得られた評価結果は、概ね以下の通りであった。
    1. ハイブリッド型の学習プログラムを通したコミュニティ形成という点で、重要な成果を出していることで賛同をもらった。
    2. 知識の獲得・入力だけの学習という観点から、仲間づくりや、コミュニケーションの促進という点でも示唆的であった。今後の課題として、評価の問題や、知識と仲間づくりの関係など発展的な研究を行うことが期待される。
    3. アプリはシンプルで使って楽しく教育現場にも使用できるのではないかという提案もあがった。
    4. また、継続することを望んでいる回答もあり、eラーニング講師や、ワークショプの参加メンバーが交わる機会も今後あると、尚このプログラムの発展が見込まれるとの示唆をうけた。
      以上のとおり、得られた評価結果は、当初の目標を達成しており、今回のプロジェクトについては、目標を達成したと言える。

プログラム成果

グローバル社会と情報社会との二つの大きな社会変革を遂げる現在、私たちにとって多様なコミュニティを形成していくことは、必須のことと位置づけられている。しかし、縦割りが進んだ社会、風通しの悪い組織、意思疎通がしづらい個人、コミュニティ形成をめぐる環境は様々な課題を抱えている。
このプログラムでは、日頃注目が集まりづらい社会人の人材育成に関して、コミュニティ形成「仲間づくり」というキーワードをもとに、e-ラーニング型研修、対面授業(ワークショップ型研修)、SNS型研修(ネット型の交流)の三つの階層による、コミュニケーション環境をデザインした。
そしてその成果は、思いのほか広く、就職活動を考える学生や、起業を目指している若い人々、そしてもちろん企業の人材育成などに向かって、実践を繰り返すことが出来たことにある。本取組内容は、2011年度以降も、青山学院大学等の授業または学外向け講座での利用など、多様な有効活用が見込まれる。

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