TOP

THE PAGE YOU ARE VIEWING

相続法を巡る最近の動き

立命館大学<br>法学部法学科教授 本山 敦 [Atsushi Motoyama]

立命館大学
法学部法学科教授 本山 敦 [Atsushi Motoyama]

相続法を巡る最近の動き

第2回 2018/9/22(土)

本年7月6日、いわゆる「相続法改正」が国会で可決され、成立しました。改正法は、同月13日に公布されており、原則として、来年4月1日に施行される予定となっています。
今回の「相続法改正」は、昭和55(1980)年に前回の改正が行われて以来の、実に約40年ぶりの大改正となります。
具体的には、「民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律」(平成30年法律第72号)によって民法が改正され、また、「法務局における遺言書の保管等に関する法律」(平成30年法律第73号)という新法が制定されたことになります。

さて、「相続」ないし「相続法」は、言うまでもなく、すべての国民にとって最も身近な制度・法律のひとつです。本講座の受講者で、50歳代以上の方であれば、既に、親の死亡にともない、親の相続を経験された方も少なくないはずです。また、20歳代・30歳代の受講者の方であれば、祖父母の死亡にともなって、祖父母の相続の話がちょうど持ち上がっているかもしれません。
今回の相続法改正は、多岐にわたる内容を含んでいます。きわめて理論的な事項から、日常的な事項まで、さまざまな項目が存在しています。

そこで、本講座では、相続法改正の経緯を紹介した上で、受講者の皆さんが「知っておくとよい(かもしれない)」内容を中心に解説をする予定です。時間が限られているため、改正の全てについて説明をすることは不可能ですが、皆さん自身の相続(いわゆる「終活」)や親の相続などについて考え、準備するきっかけになればと考えます。

プロフィール

立命館大学 法学部法学科教授
本山 敦 [Atsushi Motoyama]


東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。民間企業勤務後、横浜国立大学大学院国際経済法学研究科修士課程修了、
学習院大学大学院法学研究科博士後期課程中退。愛知大学法学部専任講師、同助教授、立命館大学法学部助教授を経て、2006年から同教授。
専門は民法のうち親族・相続。京都家庭裁判所家事調停委員。平成28・29・30年司法試験考査委員(民法)。