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もう一度、基礎から学問を

青山学院大学 社会情報学部准教授 皆木 健男

青山学院大学
社会情報学部准教授
皆木 健男 [Takeo Minaki]

「経営」の基礎:経営に数学をもちいると何がかわるのか

第5回 2016/11/12(土)

この講義では、経営と数学の関係について説明します。企業の経営に必要なものは、経験やカンでしょうか。企業という組織を効率的に経営し、大きな利益をあげるためにはどうするべきかを論理的に説明することが経営学の役割だといえます。このため、「経営学」イコール「カネもうけのための学問」とイメージする人が少なからず存在します。

これに対して経済学は、利潤最大化を目的として、企業の経済活動を説明します。しかし、経営学ではこれまでの企業活動の事例を集め分析し、経営者・企業組織が利潤最大化のルールに必ずしも従っているわけではないことを報告しています。経済理論では、企業の意思決定にさいして、経営者や組織といった意思決定の主体についてあまり考慮せずに発展してきたため、実態を欠いているといわれることがあります。

確かに、この批判はあたっているところがあるかもしれません。それでも経済理論は、企業がいかに効率的に利潤を最大化するかについて、多くの示唆を与えてくれます。そこで、経済学の分析方法、ここでは簡単な数学を用いて、企業経営を考えてみたらどうなるでしょうか。よりうまく企業経営を説明することができるのではないでしょうか。この講義では、企業という組織を効率的に経営し、大きな利益をあげるためにはどうするべきかを、経験やカンだけではなく数学的思考をもちいて説明することで、その結果、経営の何がかわるのかについて考えてみたいと思います。

プロフィール

青山学院大学 社会情報学部准教授
皆木 健男 [Takeo Minaki]

一橋大学商学研究科博士課程修了。北星学園大学経済学部講師、准教授を経て、現在青山学院大学社会情報学部准教授。専門分野はファイナンス、証券論。
主な著書には、“Liquidity in Japanese Government Bond Futures Market” INTERNATIONAL JOURNAL OF BUSINESS, 18(4), 2013などがある。

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