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サークルでもクラブでもない、青学ならではの人間交流の場
「アドバイザー・グループ」の魅力


専任教員が務めるアドバイザーのもとに学部・学科、学年の枠を超えた学生が集い、心の交流を図る本学ならではの制度について、さまざまな角度からその魅力をお伝えします。まず武藤元昭学長と本郷茂学生部長(経済学部教授)に“アド・グルのすすめ”について語り合っていただきましょう。
学長  武藤 元昭(左) 学生部長  本郷 茂(右)
学生部長 本郷 茂(左) 学長 武藤 元昭(右)
武藤 アド・グルの歴史は、戦後の青山学院大学発足とともに始まっています。当時は、本学も規模が小さかったため、教員と学生の交わりも日常的に深いものだったと思われるわけですが、アド・グルはそうした時代の良き伝統を伝えるかけがえのない制度といえるでしょう。当初はほとんどの教員がアドバイザーとして学生との親密な交流を図っていたようです。
本郷 現在、本学は、その当時に比べ総合大学として格段に大きな組織になりました。そのため、アド・グルの位置付けもやや見えにくくなっていることは否定できません。しかし、学生が教員の考えや行動に触れ、幅広いコミュニケーションを図ることができるアド・グルの重要性は、むしろ高まっているのではないでしょうか。私は、本学においてこの制度がもっと積極的に活用されてもいいと思っているのです。
武藤 同感です。本学は長らく青山、厚木、世田谷とキャンパスが3つに分かれていましたから、教員と学生、学年や学部が異なる学生同士が顔を合わせにくい状況が続き、アド・グルの活動がやりにくかった面がありました。現在は青山と相模原の2キャンパスになって、その点は少々解消されたかもしれません。そういえば、相模原キャンパス開学と共にスタートした青山スタンダード科目「フレッシャーズ・セミナー」は、ある意味でアド・グルの役割を果たしている面もありますね。
本郷 なるほど、そうですね。ところで学生部では、毎年、新入生全員に「アドバイザー登録のしおり」と「登録用紙」を配布しているのですが、何かもっと積極的な方法でアド・グルをアピールしていく必要があるかもしれません。新入生はもちろん、2~3年生にも、いかに学生生活の上で有意義な、そして楽しい交流の“場”であるかを、オリエンテーションなどの機会に呼びかけていってはどうでしょうか。
武藤 それは良い考えです。アド・グルの楽しみは、学生生活に限った話ではありません。卒業後もアド・グルで知り合った仲間同士が、アドバイザーの教員を囲んで同窓会を開く例も珍しくありませんから、生涯にわたる親密な人間関係が育まれる場でもあります。
本郷 ゼミや研究室でも師弟の交わりがありますが、やはり学問研究を介した付き合いとなります。教員はあくまでも教員としての立場でしかない。しかし、アド・グルの場合、教員はひとりの人間として学生と付き合うことになります。私はこのように教員がひとりの人間である自分の姿を学生に見せることも、重要な教育だと思っているのですが。
武藤 その通りですね。さらに言えば、教員にとっても、アド・グルで自分の所属学部以外の学生と付き合うことは、大学全体の学生に対する教育の義務を果たすという面で、非常に大切なことだと思います。
本郷 教員としてはそうですね。ただ、学生はあまり堅苦しく考えず、気軽に参加してほしいですね(笑)。
武藤 どうも近年の若者はクラブ活動など、団体行動への参加を忌避する傾向が見られますが、アド・グルに対しては「もっと気楽に参加してみれば」と私も強く言いたい(笑)。
本郷 今後アド・グル制度を活性化させていくためには、まずは教員側が積極的に取り組むことが大切です。学生のみなさんも「この先生にアドバイザーになってほしい」と思ったら、ぜひ頼んでみてください。本学専任教員なら、みなさん、喜んで引き受けてくれるでしょう。
武藤 それは間違いないですね。今はさまざまな理由でアドバイザーを引き受けていない先生も、学生から頼まれたら嬉しいはずですから。
アド・グルとは……
アドバイザーとなる教員が、年度の初めにそれぞれの活動内容を提示し、学生は興味や関心のある教員を選んでアドバイザー・グループ(通称「アド・グル」)の一員となります。参加はまったくの自由ですが、毎年多くの学生が積極的に登録しています。その最大の魅力は、他学部・学科の教員と学生が活動を通して親しい関係を築けること。テニスやスキーを楽しむスポーツ系アド・グル、研究や勉強会のアド・グル、留学や国際交流を目的としたアド・グルなどがあり、ボランティア活動やホームページ作成など、学生たちも自主的に企画・運営に参加しています。
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