メインコンテンツへ
「国際コミュニケーション学科」開設

土山 實男
国際政治経済学部長
土山 實男

国際コミュニケーション学科の概要はこちら(PDF)

産経新聞「UNIVERSITY大学VISION21」国際コミュニケーション学科広告特集記事はこちら(PDF)
 国際政治経済学部では、2006年4月に、「国際コミュニケーション学科」を開設します。新学科のコンセプトと特色、求める学生像などについて、国際政治経済学部長である土山實男教授にお話をうかがいました。


「国際コミュニケーション学科」設置計画

 「国際コミュニケーション学科」開設は、本学部にとって長年の夢でした。従来、国際政治、国際経済両学科の学生が選択できた国際コミュニケーションコースはすでに7年の歴史がありますし、大学院にも国際コミュニケーションの専攻を設けてから10年になります。すなわちすでに政治、経済とともにコミュニケーションが、本学部の教育・研究における大きな柱のひとつなのです。
 新学科の大きな特色は、社会科学を基盤として国際コミュニケーションを学際的に学ぶきわめてユニークな学科だということです。これまでにも外国語系学部などから発展した国際コミュニケーション学の教育を行っている大学はありましたが、そのほとんどがコミュニケーションをほぼ言語に限定した教育プログラムです。しかし、現実の国際関係におけるコミュニケーションとは、単に言語だけの問題ではありません。ヒト・モノ・カネの行き来も社会における重要なコミュニケーションの要素であり、現代では情報ネットワークの問題も大きなコミュニケーション学の研究テーマです。たとえば、日米で懸案となっている米国産牛肉の輸入問題を「日米双方のコミュニケーション」という視点で考えると問題の所在がよく見えてきます。また、戦争を、外交政策におけるコミュニケーションの失敗と考えることもできます。国際コミュニケーションという視点によって、政治学、経済学といった学問の枠組みを超えた、国際問題への新しいアプローチが可能になるのです。

社会科学をベースとした学際的なカリキュラム

 新学科のカリキュラムは、社会科学理論をベースとした〈コミュニケーション理論〉、通訳・翻訳、ディベートなどを含む〈コミュニケーションスキル〉、そして、アジア、ヨーロッパ、イスラム圏をはじめ、世界の各文化圏を網羅した〈比較文化論〉の3領域の科目群で構成される予定です。
 このうち〈コミュニケーション理論〉領域については、コンフリクト・レゾルーションズ(紛争解決)、パブリックリレーションズ(PR/広報)、国際交渉、国際交流、国際ネットワーク、また異文化理解、ジェンダーコミュニケーションといった新しい科目を開講する予定です。さらに毎日新聞の現役記者を講師に迎え、授業でマスメディアというコミュニケーションの最前線からの生の声を聴けることも大きな魅力となっています。そのほか、従来より本学部で実施していたインターンシップを海外でも実施したり、できるだけ多くの学科学生(できれば全員)を海外研修に参加させるなど、「現場に行く」教育を充実させたいと考えています。
 なお、本学部3学科のコース制については、従来の「グローバル・ガバナンス」「国際コミュニケーション」の2コースに加え、新しく「政治外交・安全保障」「国際経済政策」「国際ビジネス」の3コースが設置されます。

世界を見据えた国際コミュニケーションの教育・研究を

 1982年設立の国際政治経済学部自体、わが国ではパイオニア的存在です。また、学部のコースとしてグローバル・ガバナンスを取り上げたのも、本学部がわが国で初めてです。同様に新学科の教育プログラムも、日本の大学ではユニークな存在となるでしょう。しかし、国際レベルで考えると「国際コミュニケーション」を含む大学の国際教育プログラムは以前からあり、特に有名なのがワシントンD.Cにあるアメリカン大学やニューヨークのコロンビア大学などです。国際政治経済学部では、2005年8月にアメリカン大学での海外研修を予定しており、今後は同大学との教育・研究における連携なども図っていきたいと考えています。こうしたグローバルな教育・研究を推進する本学部を将来わが国だけでなく東アジアにおける国際コミュニケーション教育・研究のメッカにしていきたいですね。
 新学科卒業生の進路としては企業や官公庁、地方自治体等の国際部門のほか、国際機関や国際NGOなどを想定しています。そのため、国際社会で活躍できるタフな行動力を持った学生に入学してもらいたいと期待しています。
ページトップへ