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座談会青学スポーツの強さと魅力

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座談会 青学スポーツの「強さ」と「魅力」
「大学野球日本一」に輝いた、青山学院大学硬式野球部

今年度も、青山学院大学学友会体育連合会の快進撃が続いています! 硬式野球部は東都大学野球春季リーグ戦優勝に続き、全日本大学野球選手権大会で“大学野球日本一”の座を獲得。そして女子バレーボール部は春の関東大学リーグ戦、東日本インカレでそれぞれ優勝を果たしました。 そこで、熱心な体育会サポーターである武藤学長と江泉体育会長に、それぞれの立場から硬式野球部と女子バレーボール部の主将と体育会活動に対する熱い思いを語り合っていただきました。
座談会
学長
武藤元昭

体育会長(法務研究科教授)
江泉芳信

硬式野球部主将
藤野剛平君(経済学部経済学科4年)

女子バレーボール部主将
山本美萌さん(法学部法学科4年)




武藤 まず、両部の快挙に心から「おめでとう!」の言葉を贈りたいと思います。
藤野・山本ありがとうございます!
江泉 今シーズンの野球部は、決して下馬評は高くなかったのですが、チーム一丸となった見事な戦いぶりだったと思います。
藤野 確かに山岸(穣・現西武)、加藤(領健・現ソフトバンク)両先輩がいた昨年度のチームの方が選手の個人能力は上だったかもしれません。しかし、私たちは昨年1年間の試合を通して、決して個人の能力だけでは勝てないということを学んでいましたから、今年はチームが一致団結して最大限の強さを引き出す“全員野球”で臨みました。
武藤 全日本大学野球選手権大会の決勝戦で、ケガで欠場した強打者の円谷(英俊・経済学部3年)君の代役を務めた夏井(一志・文学部4年)君が放った渾身のサヨナラ打は、その“全員野球”を象徴する感動的な出来事でした。
江泉 まさに藤野キャプテンのチームをまとめ上げる努力が実ったということですね。
藤野 いえ、私個人ではなくチーム全員の努力の結果だと思います。
江泉 日本一に輝いた瞬間、河原井監督の胴上げの後で、スタンドから藤野君の胴上げコールが湧き起こりましたよね。
藤野 ええ、あれはうれしかったです……。
江泉 つまり部員たちが、キャプテンの努力をしっかり認めていたということですよ。あの胴上げシーンは私も心から感動しました。
全日本大学野球選手権大会では連勝記録も更新し、これで負け知らずの16連勝。記録に対するプレッシャーはありましたか。
藤野 全くなかったといえば嘘になりますが、あまり気にせずに、目の前の一戦一戦を確実に勝ち抜こうと考えていました。でも、今振り返ると、自分たちが記録をストップさせずにすみ、心からほっとしています(笑)。
武藤 今回は、誰か飛び抜けた選手の力ではなく、“全員野球”という形で日本一に輝いたということが、大きな意味を持つように思います。実に青山学院大学らしい勝利です。
江泉 本学にはスポーツ推薦(スポーツに優れた者の入学試験)もありますが、野球部は一般入学試験での入学者も多いようですね。
藤野 ええ、私を含めて50人の部員の約半数が一般入学試験での入学です。
江泉 日々の練習のなかで一般入学と推薦入学の部員の間の関係はどうなっているのですか?
藤野 特にこだわりなく練習しています。でも、個人的にはスポーツ推薦の学生に負けたくないという気持ちはずっとありました。
武藤 そんな藤野君が、今、キャプテンとしてチームを率いているということが、私はうれしいですね。それもまた、青山学院大学らしいあり方のように思えます。


江泉 女子バレーボール部も、昨年活躍した長身の木村智香子選手(現デンソー)が抜け、他大学に比べると高さでのハンディがあったにもかかわらず、見事な戦いぶりでした。
山本 選手一人ひとりが責任感を持って、いいプレーをしてくれたおかげで、青学のスピードバレーを最高の形で発揮できたと思います。苦しい展開の試合もありましたが、選手のみんなが自分たちのバレーを楽しみながら、イキイキと戦ってくれました。
江泉 女子バレーボール部員は、みんなとても明るいですね。キャンパスで私と会うと大きな声と笑顔で挨拶してくれて……。そうそう、全日本大学野球選手権大会決勝戦では、山本さんをはじめ女子バレーボール部の選手たちが神宮球場まで応援に来ていましたね。表彰式で私はあなたたちのすぐ近くにいたのですが、「日本一ってかっこいい! 私たちも優勝しちゃおう」と言っているのを聞きました。すごいこと言うなあと感心しましたよ。でも、その言葉通り東日本インカレで優勝したので、さらに感心しました。
山本 2週間後に東日本インカレを控えていましたので、野球部の日本一は大きな刺激になりました。実は春のリーグ戦で優勝後、チーム内に少々気のゆるみが感じられていたのです。でも、野球部の素晴らしい試合を見たおかげで、みんなの気持ちが引き締まり、モチベーションが一気に高まったのです。
江泉 青山学院記念館での試合では、OBや関係者の応援が盛りあがっていましたね。
山本 はい。今シーズンはとても多くの人たちが応援に駆けつけてくれたので、それも私たちの勝利の原動力になりました。
江泉 二人とも、大学の友人や先生が大勢観客席にいると、プレッシャーを感じませんか?
藤野 プレッシャーとして受けとめないようにしていますが、つい力んでしまうこともありますね(笑)。でも、たくさんの人に応援されるとやはり励みになります。大きな大会の直前になると、キャンパス内で友人から「がんばれよ!」と声をかけられることもあり、そういう一言も「絶対勝つぞ!」という気持ちを高めてくれます。
山本 女子バレーボール部は、私を含めて応援が多いほど燃えるタイプの部員が多いので、とにかくたくさんの人に試合も見てもらいたいです。よろしくお願いします!
武藤 女子バレーボール部は青山学院記念館、野球部はキャンパスからほど近い神宮球場で試合が行われています。ぜひ、多くの学生のみなさんに応援に行っていただきたいですね。


江泉 二人がそれぞれキャプテンとしてどのようなチーム作りをしているか、聞かせてください。
藤野 私は小久保(裕紀・現巨人)先輩や井口(資仁・現メジャーリーグ/ホワイトソックス)先輩らによって築かれた良き伝統は守りつつ、「楽しく、のびのびと野球ができるチームづくり」を心がけています。
武藤 硬式野球部は、小久保君がキャプテンを務めた時代から、全体練習の時間を短縮したと聞いていますが?
藤野 ええ、選手個々のやる気に応じた個人練習を重視しています。あくまでも大学生として学業優先なので、それぞれが授業の合間や夜間の時間などをフルに使って練習に励んでいます。
江泉 学業とスポーツの両立は確かに厳しいことです。でも、その厳しさと向かい合った経験は、社会に出た際も、力強く職務と使命を果たすことができる人間を育てるはずです。私は、授業やゼミでもそんな体育会の学生を温かく見守り、できる限りバックアップをしていきたいと思っています。
山本 私たちも学業優先で、全体練習は他の強豪大学に比べて少ない方だと思います。全体練習のメニュー自体も部員が自主的に考えています。また、女子バレーボール部では、下級生の意見を上級生がしっかり受けとめる雰囲気があります。だから1年生から4年生まで、部員同士とても仲がよく、チームとしてのまとまりでは、他大学には絶対負けない自信があります。
武藤 個人の自立心を尊重した自由な雰囲気で、仲間同士の信頼感にあふれている……実に青学らしいチームカラーであることが、私はうれしいのです。おそらく監督の指導方針もあるのでしょうね。二人にとって、監督とはどのような存在ですか。
山本 生瀬(良造)監督は、練習の時はビシッと厳しく、でもそれ以外の時はとてもやさしい方です。私たち学生の気持ちをとてもよく分かってくださって、部員一同、いつも感謝しています。
藤野 河原井(正雄)監督は、つねに「学生のため」を第一に考えてくださる方です。とにかく“熱い”方です。そんな監督の“熱さ”が私たち学生にも自然と伝わり、チーム全体の勝利への執念を生み出しているのだと思います。
武藤 硬式野球部員は、本拠地相模原キャンパス周辺の清掃活動を行っているそうですね。
藤野 はい、週1回朝に行っています。
武藤 そうした地域の人々との結びつきからも、青学野球のファンが生まれますから、ぜひこれからも続けてください……とはいえ、何も大学の看板を背負って頑張ろうなどと、大げさに考えることはありません。それぞれが自分のため、仲間のために体育会活動に打ち込み、充実した学生生活を送っていただければいいのです。ただ、あなたたちの活躍がこの大学にいる大勢の人々に勇気と感動を与え、さらに本学のイメージアップに寄与されていることを覚えておいてください。
江泉 秋からのシーズンの抱負は?
藤野 春の結果はいったん忘れて、ゼロからの再出発……一試合一試合、勝ちにこだわって戦っていきたいです。
山本 青学のスピードバレーによりいっそう磨きをかけて、秋の関東大学リーグ戦はもちろん12月の全日本インカレにも優勝して、野球部と同じ“日本一”に輝きたいと思います。
武藤 どちらもこれからも青学らしさを発揮して、悔いのない戦いを見せてください。大いに期待しています!
(2005年7月26日・青山キャンパス8号館学長室にて)
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