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北里大学医学部と本学理工学部の学術交流協定-医工連携のもたらすもの-

稲積宏誠
理工学部学部長
稲積 宏誠 教授
 理工学部と北里大学医学部は、2004年から包括協定のもと連携関係を結び、現在、生命科学分野での共同研究を開始していますが、今後はこうした協力関係をとくに工学系分野へと拡大していくことを目指しています。じつは、すでに医療分野には電子工学を中心とするさまざまな工学的技術が浸透しており、工学系の各学会には医学関係への応用を目指す数多くの研究会が立ち上げられています。たとえば、電子情報通信学会の「ME(Medical Electronics)とバイオサイバネティックス」には長い歴史がありますし、画像処理分野には「医用画像」という研究会も発足しています。また、機械学会にはバイオエンジニアリング部門として多くの研究会が設置されています。もちろん理工学部にもすでに他の医学関係者と共同研究を始めている教員がいますし、北里大学医学部でも個々に他大学の理工系研究者との共同研究が行われていると聞いています。そもそも、こうした取り組みをもっと組織的に行っていきたいというのが北里・青山両学部の狙いなのですが、個々の研究上のつながりもあり、軌道に乗せるにはもう少し時間が必要です。また、研究全体を支えているコンピュータやネットワーク技術に関し、両学部の実務的なつながりは強いのですが、共同研究という形での研究者同士の協力関係はまだそれほど例が多くありません。こうした状況の突破口となることを期待して、「医療と健康に役立つ情報テクノロジー」をテーマに、青山学院大学理工学部・北里大学医学部第2回合同公開シンポジウムが開催されました。今しばらく、医学部で医療現場におけるニーズ・シーズの掘り起こしを図り、理工学部でそれに対応可能な技術とアイディアを模索するという作業を続けていくことになります。その結果、他では見られない医と工の連携が実現されることを期待しています。

青山学院大学理工学部・北里大学医学部第2回合同公開シンポジウム概要は〈こちら〉から
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