メインコンテンツへ
誌上公開講座 No.31
青山スタンダードテーマ別科目 言葉の技能「日本学B」

その国の文化を知ること、文化の普及は相互理解の始まりであり、最も重要なことのひとつです。青山スタンダード科目「日本学B」は交換留学生・外国人留学生だけでなく、日本人である在学生も履修できる、日本の代表的な伝統文化(華道、書道、茶道等)を実演・体験を交えて学ぶことのできる講義です。

 留学生と日本人学生がともに日本文化を学ぶことは、国際文化交流の実践といえると思います。
 青山スタンダード科目「日本学B」は、世界各国への訪問・講演経験を有する日本の伝統文化の専門家に、実演を含めた成り立ちや技術などを紹介していただき、その理解を深めることを目的としています。また、実演・体験を交えた講義を受けることで、それぞれの専門家の方々が感じている文化交流に関しての問題意識を育成することも大きな課題としています。
 日本人の在学生も、単位認定外ではありますが履修者がおり、さまざまな国からの留学生とともに学べるうえ、希少な経験が得られるよい機会として積極的に参加しています。
以下いくつかの講義を紹介します。

 囲碁のクラスでは、青葉かおり四段(日本棋院)とボランティアの方々のご協力を得て実施し、囲碁の歴史からルールの説明をしていただいた後、9路盤という、小さめの盤で実践を行いました。チェスと並んで起源とされる中国、韓国をはじめ、アメリカ、ドイツ、ロシアなど世界に愛好者を持つ囲碁は、東京大学でも正規の授業があるほどで、講義終盤にはみんな9路盤で碁が打てるようになるほどに上達しました。

 車人形は、日本の在学生のみなさんでも聞きなれないかもしれませんが、「ろくろ車」という、前に2個後ろに1個の車輪がついた箱型の車に腰掛けて、一人の人形遣いが一体の人形を操る特殊な人形芝居です。講義には東京都指定無形文化財でもある八王子車人形の五代目西川古柳氏にお越しいただき、その歴史や主な演目、人形の各部の構造など詳細な説明に加えて、海外での人形指導やワークショップでの経験などについての貴重なお話も伺うことができました。



 2回連続で行ったお茶の講義では、煎茶花月菴流の先生方に、日常生活にかかすことができないお茶(煎茶)のおいしいいれ方から、お茶の歴史を人物や漢詩を交えて、さらに用語や道具を英語の対訳つきでご説明いただきました。特に時間をかけて、一般教養としての、もてなす側とお客として呼ばれた側の双方のお作法も、実際に煎茶とお菓子を用い実践で教えていただきました。




 身振り、喋りのみで幾人もの人物をただ一人が演じ、滑稽な物語や人情話、怪談などを表現する演芸であり、日本の伝統芸能である落語の講義では、三増紋之助氏に大小独楽を使った芸を、留学生との実践を交えて見せていただき、さらに2005年の5月に三遊亭楽太郎師匠に続き本学OBとして二人目の真打に昇進された三遊亭遊史郎師匠(92年英米文学科卒。落語芸術協会HPhttp://www.geikyo.com/kaiin/profile/125.htmlも御覧ください)には、お噺と、落語の技術や奥深さについて、面白く解説していただきました。

ページトップへ