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今春、「国際コミュニケーション学科」スタート!

2006年4月、国際政治経済学部に新設された国際コミュニケーション学科が、初めての新入生を迎えました。そこで学科主任を務める田辺正美教授(認知言語学)に、新入生の印象や新学科の教育に対する抱負などをうかがいました。
田辺 正美
国際コミュニケーション学科主任
田辺 正美 教授
入学式直前の4月1日・2日、国際政治経済学部のフレッシュマン・オリエンテーション・キャンプが、河口湖畔で行われました。そこで出会った学科第1期生の印象はいかがでしたか?

田辺 非常に優秀な学生が集まってきたという、うれしい手応えを感じています。フレッシュマン・オリエンテーション・キャンプでは、新入生たちがグループに分かれてディベートを行い、その結果報告はすべて英語で発表しました。予想を上回る出来映えで、語学力もかなりのレベルに達している学生もいました。今後2年間で、彼らがどのように成長して、青山キャンパスにやって来るか、今からとても楽しみです。

国際コミュニケーション学科第1期生たちは、どのような新学科での学びを体験するのでしょう?

田辺 1年次は外国語科目中心の履修になりますが、学科の必修科目として「国際コミュニケーション総論」と「入門セミナー」を履修します。このうち「国際コミュニケーション総論」は、ネイティブスピーカー(アメリカ人)が英語で講義するというもので、国際コミュニケーションにおける必須のツールである「英語」の重要性をアピールするため、あえて1年次から開講することにしました。新入生にとって、チャレンジングな授業となるでしょう。なお、外国語は英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語を選択することができ、通訳、翻訳、ビジネスコミュニケーションなど、社会で役立たせることができるスキル系科目も充実しています。
 一方、本学科の専任教員が担当する「入門セミナー」は、問題発見から解決、さらにプレゼンテーションによる説得に至るまで、発信型学習を実践する本学科の学びに欠かせない能動的な学習姿勢を身につけてもらうことを目的としています。これまで「知識を蓄える」受信型の学習を行ってきた学生にとって、これもまたハードな体験となるかもしれません。私たち教員はこうした厳しい授業を通して、新入生に「高校4年生」ではなく、大学生としての自覚を持ってもらいたいと願っています。そして本学科では4年間を通して少人数教育の中で、素晴らしいポテンシャルを秘めた学生たちの才能を存分に開花させていくためにも、一貫して学ぶことに対する「厳しさ」を学生に求めていくつもりです。

社会科学系学部で学ぶ「コミュニケーション学」というのは、わが国ではユニークな存在ですね。

田辺 確かに日本では、「コミュニケーション学」と言うと、対人コミュニケーションを中心に考えられがちですが、欧米の大学における「コミュニケーション学」は、政治・経済、国際関係との関わりで社会科学に分類されることもあります。私の専門領域である言語学などは、自然科学分野とも深い関わりがあり、「コミュニケーション」というものは本来、人文科学、社会科学、自然科学にまたがる学際的なテーマなのです。「コミュニケーション理論」「コミュニケーションスキルと言語」「比較文化」の3領域を柱に、対人・組織間・国家間すべてのコミュニケーションを網羅した本学科のカリキュラムは、国内他大学に類を見ない体系的で、中身の濃いものであると自負しています。ただし今後、学生たちが何を求めて本学科に入学してきたかといったことに耳を傾けながら、彼らのニーズを反映した、より良いカリキュラムに成長させていく努力を怠らないつもりです。学生にだけ厳しさを求めるのではなく、私たち教員も新学科を立ち上げる重責を自覚しながら、自らに厳しく教育に取り組んでいきたいと考えています。

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