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青山学院大学の教育クオリティ向上を図る「FDプロジェクトチーム」の活動

仙波 憲一
学務・学生担当副学長
FDプロジェクトチームリーダー
仙波 憲一
 FDとは、「Faculty Development 」の略称で、「教員集団の資質開発」を意味しています。要するに組織的・計画的に教員の資質開発に取り組むことにより、大学全体の教育水準の質的向上を図る諸活動と考えていただいて良いと思います。
 2005年度より、本学では教職員16名から構成されたFDプロジェクトチームによるFD活動を本格化させました。メンバーの一人には高等教育を研究テーマとされ、FD活動にも造詣の深い杉谷祐美子文学部専任講師がいます。また、発足当初のメンバーは教員のみでしたが、事務セクションとの連携・協力が必要不可欠との観点から各部局の中堅職員の方々にも参加していただき、FDと同時にSD(Staff Development=職員集団の能力開発)も図っています。
 本プロジェクトは、まず「FDとは何か」という理念の検討からスタートし、2005年度より、以下のような活動を進めてきました。

●授業公開
本学のFD活動の大きな柱となるものです。授業の担当教員は自分の授業を見直す良い機会となり、また参観する教職員は他の教員の授業の進め方やスキルを見聞することにより、今後の授業や教育のあり方に関するヒントとなります。また授業担当者と参観者の意見交換により、授業の質的向上をめぐる議論やコミュニケーションの活性化も期待されています。初年度より28科目の公開参加が得られましたが、2006年度には青山、相模原両キャンパス併せて44科目と参加授業が大幅に増加し、期間も2週間に延長して実施しました。
●大学新任教職員オリエンテーション
これまで学院として実施されていた新任教職員オリエンテーションを大学独自に開催。本学の建学の精神、教育方針、特色について、学長をはじめとする大学執行部と宗教部長、事務局長がレクチャー。昼食をとりながら、リラックスしたムードで行われました。
●FD公開シンポジウム
本学がより広範な視点で効果的なFD活動を展開していくために、他大学でFD活動を推進されている方々を講演者に迎えたシンポジウムを開催しています。第1回シンポジウムで講演された慶應義塾大学の井上理教授は、「大学の4WD」、すなわち教員、職員、学生、そして経営(法人)の4輪が同じ方向を目指してきちんと駆動することの重要性を指摘され、このことは本プロジェクトの大きな活動指針となりました。
●FD合宿研修会
夏休み期間に1泊2日の日程で実施され、FDプロジェクトチームメンバーが、それぞれの立場で感じている問題点や提案などをオープンに意見交換。本学のFDをより良い方向で進めるためのディスカッションを行っています。
●学生モニターからの意見聴取・意見交換懇談会
「学生は大学のステークホルダー」との観点から、意欲的に大学生活を送っている学生に対して「授業環境」「事務窓口」に関するアンケート調査を実施し、FD・SD活動の参考としています。また、学生モニターとプロジェクトチームの教職員が、直接意見交換を行う場も設定しています。

 本プロジェクトでは、今後、授業で使われるさまざまな情報メディアのスキルアップを図る研修活動を計画しています。また、より良い授業のために努力されている個々の教員の取り組みを紹介する場として「模範授業」の選定や「授業表彰制度」の設置なども検討しています。
 FD活動は、決して一過性の活動ではありません。実現できることを着実に進めていくことによって、長いスパンで大学全体の成長・飛躍を目指すものです。今後、本学の教職員が取り組むさまざまな活動を通して、教育活動が活性化し、教育の質的向上が図られ、その結果、学生の学びの充実度、満足度を高めていきたいと考えていますが、そのためには多くの教員、職員、そして学生のみなさんのFD活動への積極的な参加が必要です。本学の「教育力」をさらに素晴らしいものにするために、みなさんのご協力をお願いいたします。
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