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「21世紀COEプログラム」最終成果報告会を終えて

秋光 純
21世紀COEプログラム
平成14年度採択研究拠点
拠点リーダー
秋光 純 教授
(理工学部物理・数理学科)
 平成14年度に採択された「21世紀COEプログラム」の最終成果報告会が2007年1月27日(土)に青山キャンパスで開催されました。同時開催の形となった評価委員会では、評価委員を務めた方々から多くの賞賛の言葉をいただくこともできました。準備期間も含めると丸々5年の道のりとなった「21世紀COEプログラム」への取り組み。その間、拠点リーダーとしてプログラムを導いてきた理工学部物理・数理学科の秋光純教授に、5年間の成果、そして今後へつなげていくための課題などについて、お話をお聞きしました。


──5年間を振り返っていかがですか?
無我夢中の5年間は、長いようで短かった気がします。「21世紀COEプログラム」を進めるにあたり、あらかじめ定めた大きな目的が2つありました。1つが研究活動の向上、もう1つは若手研究者の育成です。そのどちらにおいても大きな成果を上げられたのではないでしょうか。特に若手研究者のなかでもドクター(博士号)が活躍する場として、大きな役割を果たせたと思います。やはりマスターだけで進めるよりも研究レベルが一段高くなり、研究室の雰囲気も引き締まる感じです。研究に取り組む姿勢も積極的で、発表された論文の数も飛躍的に増加しました。若手研究者の頑張りが、そのまま1つ目の目標である研究活動の向上につながったと言っても過言ではありません。

──今回の取り組みの手応えは?
トータルで見れば、大成功ではないでしょうか。細かな課題は多々残されていますが、研究面もほぼ目標を達成できましたし、若手研究者の育成にも貢献できました。先日の最終成果報告会で、外部から招いた評価委員の方々に、高い評価をしていただけたことで、その成功が裏付けられたと思います。また、シナジー効果とでもいうのでしょうか、我々の想像以上にお互いの研究室間での交流が深まり、各々の研究に奥行きが生まれました。21世紀COEによって、研究活動の進め方にも通常より積極的な動きが見られた結果だと思われます。


──何か課題と呼べる点はありますか?
今年の3月をもって21世紀COEプログラムは終了しますが、「ホッと一息」というわけにはいきません。確かにトータルで見ると大きな成功を収めましたが、すべてにおいてゴールできたわけではなく、個々の研究についてもこれからさらに追究を深め、もっと高度なレベルへと移行していく段階。まだまだゴールへの道は長く続くのです。またドクターをはじめとする若手研究者の“将来”も大きな課題と受けとめています。プログラム終了後には期間中に受けていた経済的な援助がなくなり、研究に没頭できる環境が厳しくなるわけです。有望な若い芽をどう育て、世の中にどう輩出していくのか、そういった仕組みづくりにも本学が独自に今後取り組んでいく必要があります。

──今後の抱負をお願いします。
21世紀COEプログラムは、関わった人にとって、とても刺激になった取り組みでした。予測した通りに成果が表れるかどうかはわからない、先の見えないことをやるのが研究です。ともすれば時間の概念を忘れがちですが、今回のプログラムのように一定の期間内に、ある程度の結果が求められる場合、自然と研究にも熱が入り、大きな成果をあげることができました。今後、またこのような機会があれば、ぜひ積極的にチャレンジし、学内の活性化および社会への貢献へとつなげていきたいと思います。最後に、21世紀COEプログラムに関して、ご協力いただきましたすべての方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
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