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新しい高大連携・国際交流教育を目指す「日米高校生交流の集い」開催

 2007年7月30日(月)・31日(火)の2日間、青山学院大学は、ABIC(NPO法人国際社会貢献センター)と連携し、東京都八王子市にある丸紅多摩センター研修所(30日)、および本学青山キャンパス(31日)で高大連携プログラム「日米高校生交流の集い」を開催。この集いは、日米の相互理解がますます重要性を増す現在、次代を担う高校生が、ディスカッションと共同生活の中で、異文化の壁を超えて相互理解を図ることを目的とするもの。米日財団および日本貿易会が支援をしているほか、アメリカ大使館広報・文化交流部、民間の国際教育交流団体であるAFS日本協会が協力団体として参加しています。
 参加した高校生は、日本が青山学院高等部、神奈川県立相模原高等学校、横須賀学院高等学校、東京学芸大学附属高等学校大泉校舎、横浜市立横浜商業高等学校の5校から、アメリカはAFSから派遣された留学生で構成されています。さらに青山学院大学と他大学の学生2人の計10人がボランティアで高校生たちの交流をサポートしました。
 初日には、日本貿易会専務理事の天野正義氏の挨拶に続き、川本恒彦氏((財)グリーンクロスジャパン総務・国際部長)による「アメリカの高校生活」と題したスピーチが行われました。その後、自己紹介を兼ねたグループディスカッション、班別ドッジボール大会を通して親交を深め、夕食の後は、5グループに分かれてスポーツ・文化・ライフスタイル・学校生活・食べ物に関する日米の高校生たちがディスカッションを展開。日米の高校生が共同生活を通して、それぞれ個人的にも親交を深めることができた1日となりました。


 2日目は、朝、すっかり仲良くなった全員が一緒に、最寄りの小田急・唐木田駅から電車に乗って青山キャンパスまで移動。まず、総研ビル12階大会議室にてアメリカ大使館広報・文化交流部のトーマス・ヒューストン(Thomas Huston)氏より、「The impression of Japan」と題したスピーチが行われました。ヒューストン氏は日本で英語教員やビデオゲーム制作に携わった自らの体験をもとに、高校生たちに語りかけるような口調で興味深いお話をされ、日米の高校生がしきりに頷きながら聞き入る姿が印象的でした。
 その後、3回目のグループディスカッションでは、懇親会での最終発表に向け、グループごとに意見をまとめ、プレゼンテーションの準備を行うとともに、「アメリカ大統領に向けた未来への提案」の形で手紙を書くための話し合いが行われました。
 そして2日間の締めくくりは青学会館2階ミルトスでの懇親会。日本貿易会常務理事の三幣利夫氏の心温まるスピーチを受け、グループごとにディスカッションの成果を発表。各グループとも工夫を凝らした優劣つけがたいプレゼンテーションを見せてくれましたが、大学生や社会人を含めた参加者投票の結果、学校生活をテーマにした4班が最優秀グループに輝きました。最後に講評として、実行委員長である仙波憲一本学副学長が、まさに「同じ釜の飯を食う」今回の経験を通して日米の高校生が今後もさらなる相互理解を進めることをアピール。高校生、大学生全員の記念撮影を経て、和やかなムードの中で閉会しました。

仙波 憲一
副学長(学務・学生担当)
仙波 憲一
「日米高校生交流の集い」実行委員長からのメッセージ
 「日米高校生交流の集い」は、青山スタンダードの寄附講座「国際ビジネス入門」を運営されているABICからのご依頼により開催いたしました。
 2日間のプログラムは、高校生のサポート役として参加した本学、慶應義塾大学、昭和女子大学、東京外国語大学、立教大学の学生たちが企画・運営をすべて担当。日米の高校生たちが充実した時間を過ごすために力を尽くし、見事にやり遂げた彼らの能力と手腕のおかげで、新しい高大連携のあり方が見えてきたと思います。また、大学生のみなさんは、豊富な海外ビジネス経験を持つABICスタッフの方々との交流を通して、あらためて国際交流に対する認識を新たにされたのではないかと思います。ABICをはじめ、ご協力をいただいた企業・団体の方々には、参加した高校生や大学生にかけがえのない経験とチャンスを与えてくださったことに、あらためて感謝するとともに、今後も本学の国際交流、そして高大連携のさらなる推進を期して、毎年、「日米高校生交流の集い」開催していきたいと思っています。


◎参加大学生のコメント◎
高原 千明 さん
国際政治経済学部4年
高原 千明 さん
 小学生の頃、オーストラリアで過ごした私。自分の英語力に磨きをかける良いチャンスと思い、「日米高校生交流の集い」に参加しました。自分たちの国に対する知識と意見をしっかりと持ち、日本の高校生に対して堂々と自らの意見を主張していたアメリカの高校生たち……彼らが熱くブッシュ政権について語る姿には感動しました。相手を知るためには、まず自分たちの国と文化に対するしっかりした見識を持つことが大切……今回はサポート役だった私ですが、アメリカの高校生からそんなことを教えてもらったような気がしています。


多々美 智大 君
国際政治経済学部3年
多々美 智大 君
 私はロンドン留学、アメリカ人留学生のパーティー、カンボジアの小学生との交流など、さまざまな国際交流のチャンスに参加してきましたが、アメリカと日本の高校生が一堂に会する今回の集いでも、ディスカッションのやり方など日米の文化的差異に関してさまざまな発見がありました。そうした異文化を、広い目で見て、やわらかく受けとめることが、これからの国際交流に求められることだと思います。高校生にとっても、私たち大学生にとっても、「日米高校生交流の集い」は、異文化理解のスタンスを知るかけがえのない経験となったと思っています。
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