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理工学部の重里有三教授の研究室が、平成19年度NEDO委託事業について、企業や他大学とともに研究開発に取り組みます!

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、平成19年度の委託事業「有機発光機構を用いた高効率照明技術の開発」についての公募を行い、松下電工(株)、出光興産(株)、タツモ(株)の3社への委託を決定。また共同研究先として、山形大学大学院理工学研究科の城戸淳二教授、東京大学大学院工学系研究科の山口由岐夫教授、そして本学理工学部化学・生命科学科の重里有三教授が名を連ねました。
 本事業では、液晶に代わる次世代ディスプレイとして開発が進められている「有機EL発光デバイス」を、その高輝度を生かした照明器具として活用されることが目指されます。白熱電球や蛍光灯などの現状の光源と比べて高効率で、環境に優しい新光源となる可能性を秘めており、平成22年3月までの実用化が目標です。
重里有三
理工学部
化学・生命科学科 教授
重里 有三
 企業3社が、照明器具メーカー、材料メーカー、装置メーカーと、それぞれの役割がしっかり分かれているのと同様に、大学の3校に関しても、それぞれの特色がはっきりしています。山形大学の城戸教授は、高輝度の有機EL材料の研究開発の権威であり、今回の有機材料を照明に生かすことのきっかけを作ったとも言える方です。一方、東京大学の山口教授は「化学システム工学」が御専門であり、その観点から本事業に関わります。そして私の研究室では、「無機薄膜の成膜プロセスと物性・構造の高度な制御法の開発」による事業への貢献を期待されています。
 実は今回の“主役”である有機発光材料ですが、その特長を発揮するためには、無機の薄膜による制御が必要となります。いわば有機EL発光デバイスは、有機と無機とが複合した”ハイブリッドデバイス”であるわけです。私たちは、その「無機」の部分を中心に研究に取り組んでいきます。これらの研究開発を進めるに当たり、今回はとても高レベルでバランスのとれた企業と大学の連携が実現できたと思います。
 また、このような共同研究の場は、大学としての教育的効果も大きなものがあります。実際に企業とやり取りする現場に、大学院生達も立ち会える機会が自然と生まれてくるからです。日本の最先端とも呼べる“研究プロジェクト”を間近に体感することで、学生たちが自分の将来への大きな自信としてもらえるなら、学生にとっても、そして私にとっても幸せなことだと思います。


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