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第2回「新司法試験」合格者発表。本学法科大学院から合格者7名輩出!

 2007年9月、第2回「新司法試験」の合格者が発表されました。2年短縮コース(法学既修者)の修了生にしか受験資格がなかった昨年と違い、今年は3年標準コース(法学未修者)の修了生も試験に臨んだため、受験者数は昨年の2倍以上の4,607人に及び、合格者数は1,851人でした。
 今回、本学大学院法務研究科(法科大学院)からは、2年短縮コース1名(2005年度修了生)、3年標準コース6名の計7名が合格。そのひとりである3年標準コース修了生の髙橋 朋さんにお話をうかがいました。
高橋 朋さん
青山学院大学大学院
法務研究科
3年標準コース修了生
髙橋 朋 さん
――法律に興味をもったきっかけは何ですか。
 法律に興味をもったのは、ある少年事件がきっかけです。世間を騒がせたその事件の犯人である少年と同い年だった私は、「もし自分が裁かれる立場だったらどのように思うか」と考えはじめ、いつしか“法律”の奥深さ、面白さの虜に……。よく法律は「血も涙もない」などと言われますが、実際には人間同士のいさかいやもつれを解決するために使用します。そのクールさと人間臭さの2面性に興味を引かれていきました。

――青学の法科大学院を志望された理由を教えてください。
 青学を志望した最大の理由は、当時唯一「立法学」が設置されていた法科大学院だったから。大学は他大学の法学部で学んだのですが、家族法ゼミで家事事件やDVについて勉強するうちに法整備の重要性を痛感し、立法学をぜひ学びたいと思ったのです。母と姉が青学OGなのも大きかったですね。馴染みもあったし「青学ならばしっかりとした勉強ができる」という安心感がありました。
 実際に入学してみると、青学は社会人入試の方が多く、さまざまな年齢や境遇の方がいらして驚きました。ダムの建設現場で働いていた人、石油を販売していた人、お子さんがいらっしゃる人……小さいけれど、立派なひとつの社会を形成していましたね。新卒の私は今まで周囲にいるのは似たような境遇の同年代の友人ばかりだったので、幅広い分野の方たちと、時に価値観の相違にとまどいながらも、同じ目標に向かって学び、高め合っていけることは、とても素晴らしく面白い経験でした。例えば、私はどうしても理屈で考えてしまいがちなのですが、それを社会人経験のある人に話すと「その方法は社会では通用しないよ」と、駄目出ししてくれます。解決策はひとつではないし、その解決に至る過程もひとつではない。そうした大切なことを、この「小さな社会」の中で色々と学びました。

――法科大学院での授業や施設についてはいかがでしたか。
 実務家教員の授業はとても刺激的で、カルチャーショックを受けました。教科書には出てこない話が次から次へと飛び出してきて、やはり学部の勉強とは違いますね。青学には元裁判官、元検事、現役弁護士の先生方がいて、それぞれの立場から異なった切り口で物事の見方を教えてくださるので、「物事のあるべき姿はひとつではない」ということを実感できました。
 3年生のエクスターンシップでお世話になった弁護士事務所では、タウンページ2冊分くらいの分厚い刑事記録を渡され、「これを読んで何が問題か考えてごらん」と言われて……それから2週間、読む部分を取捨選択しながらひたすら目を通しました。これがきっかけで「刑法も面白い」と思うようになったんです。特に立法を学びたくて入学しましたが、勉強を進めていくにつれて民法や刑法にも関心が広がり、今はすべてが興味深いですね。
 施設面では、青学の立地の良さと自習室の充実が魅力。毎日夜11時30分まで開いている自習室は、自分専用の机があるので落ち着いて勉強できました。ローライブラリーの資料も豊富で、大きな本屋もすぐ近くにあります。社会人入試の方は、奨学金が充実していてうれしいとおっしゃっていました。

――目指す法曹像を教えてください。
 青学では3年間の授業を通して、法曹としての考え方から立ち居振る舞いまで、たくさんのことを教わり、また影響を受けました。先ほど言いましたが今はすべてに興味がある状態なので、分野を限定せずに修習に臨み、将来を決めていきたい。青学の先生方のように、使命感を持って活躍できる法曹を目指して頑張ります。
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