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国際政治経済学部創設25周年記念式典。中曽根康弘元首相が「世界における日本の役割」と題して講演。

 1982年に誕生した国際政治経済学部が学部創設25周年を迎えました。同学部はわが国における国際学部のパイオニアとして、またモデルとして着実な歩みをとげてきました。
国際政治経済学部では、この25周年を記念して、11月13日には金鍾泌大韓民国元国務総理 名誉博士号授与記念講演会を、12月1日には国際政治経済学部創設25周年記念式典を、さらに14日には国際シンポジウム「拡大EUと東アジアの地域統合」を開催しました。
 25年を迎えた国際政治経済学部の歴史を振り返るとともに、記念行事に込められた同学部への期待について土山實男学部長にお話をお伺いしました。

土山 實男
国際政治経済学部
学部長
土山 實男
 アメリカ人宣教師によってその源流が設立された青山学院はもともと国際社会との関係が深く、青山学院大学もまた世界に目を向けてきました。真の国際人を育むには外国語の能力だけでなく、国際社会についての幅広い知識と理解が必要です。そこで国際政治と国際経済を柱とする国際政治経済学部が誕生しました。2006年には国際コミュニケーション学科もスタートしています。この25年を振り返り、これから国際政治経済学部をどのように発展させていくかを考えるために、これらの講演会とシンポジウムが企画されました。
 11月13日には、総合研究所ビル12階大会議室にて、金鍾泌大韓民国元国務総理の名誉博士号(国際政治学)授与式が執り行われ、式に引き続き、「日韓関係と東アジアの将来」と題する金氏による講演会が開催されました。金鍾泌氏は、戦後の日韓関係の基礎を築き、韓国政治の民主化に大きな貢献をされました。今日の韓国があるのは日本の協力によるところが大きいと、日韓相互協力の必要性を強調され、日韓関係の重要性を訴えられました。式典には中曽根康弘、森喜朗両元首相や扇千景参議院元議長はじめ多くの方々にご出席いただきました。


金鍾泌大韓民国元国務総理


 12月1日にガウチャー記念礼拝堂で国際政治経済学部創設25周年記念式典が開催され、引き続いて中曽根康弘元首相による「世界における日本の役割」と題する講演会を催しました。先に述べた金鍾泌氏が中曽根氏を現代日本の「元老」と呼ばれるだけあって、言葉のひとつひとつに重みが感じられました。幼少の頃の体験に始まり、最近の憲法論議や大連立問題に至る壮大なテーマについて約1時間にわたって堂々と論じられ、約300人の聴衆を惹きつけられました。日本を国際政治から取り残されないようにするために大連立が必要だと言われた点については、その日のNHKニュースでも報じられました。最後に地球環境問題の解決に日本外交が世界をリードすべきだと新しい外交のヴィジョンを示されました。


中曽根康弘元首相


創設25周年記念式典・講演


 12月14日には、総合研究所ビル12階大会議室を会場に、H. リチャードソン駐日EU大使らを招いて、国際シンポジウム「拡大EUと東アジアの地域統合」が開催されました。この会議は、安定の度を増したEUと、国家間にさまざまな問題を抱える東アジアとを比較し、これからの東アジアが進むべき道を探ろうとしたものです。
 国際政治経済学部の創設25周年の記念式典とこれらの講演会や会議を開催できたことは、青山学院と本学院に関係する多くの方々のご協力とご支援のたまものです。25周年を一つの区切りとして、青山学院に学ぶ者の目と耳と心が世界に向けられるよう国際政治経済学部の一層の向上をはかってまいります。



H. リチャードソン駐日EU大使
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