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会計プロフェッション研究センター主催第2回公開シンポジウム開催報告

 2007年12月22日(土)、青山キャンパス4号館420教室において、会計プロフェッション研究センター主催の下に、「第2回公開シンポジウム―公認会計士の試験とその職業について考える―」が開催されました。
 第一部では、脇田良一氏(公認会計士・監査審査会常勤委員)による「公認会計士試験実施の改善のポイントについて」と題する記念講演が行われました。
 今般の改善の視点は、公認会計士試験が受験しやすく、魅力的となることに置かれており、2008年から実施される改善策は、「短答式試験を週末1日の試験としたこと」「論文式試験について、出題範囲を絞り込んだこと」「新たに会計学、監査論、租税法でも法令基準集を配付すること」「連続する平日1日・週末2日の日程としたこと」などです。また、2010年から実施の方向で検討すべき改善策として、「短答式試験を年2回実施すること」が挙げられました。最後に脇田氏は、多くの人々に試験に挑戦していただきたいと結ばれました。試験実施責任者による最新情報の解説に、皆さん熱心に聞き入っていました。


 第二部では、増田宏一氏(日本公認会計士協会会長)、福田眞也氏(証券取引等監視委員会委員)、出縄良人氏(ディー・ブレイン証券社長)、小倉親子氏(エムアンドシー社長)、平林亮子氏(平林公認会計士事務所所長)をパネリストに迎え、本学の金田勇教授をコーディネータに、「各界で活躍する会計士、公認会計士の仕事の魅力を探る!」と題する公開シンポジウムが行われました。


 増田氏は、2007年7月会長就任以来、公認会計士監査充実のために責任感と使命感を持って会員の監督・指導に邁進されている様子を語られました。
 福田氏は、公正・公平・透明で健全な市場構築のために尽力されており、「受験生には、倫理を基本に十分な監査業務経験を積んでいただきたい」と述べられました。
 出縄氏は、小規模企業の株式公開に注力されており、「公認会計士資格は、王道である監査を始め選択の幅が広いので、自分に合った仕事を選んでいただきたい」と述べられました。
 コンサルティング業務などを展開されている本学出身の小倉氏は、「資格取得の利点は、性別・年齢に関係なく仕事ができ、時間も自由な点にあり、また、企業の経営者と対等に語り合えるやりがいのある仕事である」点を強調されました。
 平林氏は、コンサルティング会社代表として活躍されている他、女性の士業の力を結集して情報発信を行うプロジェクトを立ち上げられたり、多くの著書も出版されています。「公認会計士資格は、女性には、人生の強い力になる便利で頼もしい資格である」と述べられました。
 各界で活躍する公認会計士の生の声は感動的で説得力があり、皆さんその仕事の魅力を実感したようでした。
 若年層を中心に会場は満席で、公認会計士の資格を目指す会計専門職大学院の学生や公認会計士試験受験希望者にとって、大変有意義な企画となりました。

(会計プロフェッション研究科教授 橋本 尚 記)


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