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経営学部の小林保彦教授が、広告界で栄誉ある
第27回「東京広告協会 白川忍賞」を受賞しました。

 「広告」「マーケティング」「コミュニケーション」を専門分野とする経営学部の小林保彦教授が、広告界で栄誉ある賞とされる、第27回(平成20年)「東京広告協会 白川忍賞」を受賞されました。昭和57年に制定された「白川忍賞」は、東京広告協会(当時は日本広告会)の初代理事長を務めた故白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務理事等歴任)の広告界における卓越した業績を讃えて、毎年広告の発展向上に貢献した企業や個人に贈られるものです。これまでの受賞者には、広告の送り手である大手広告会社や、スポンサーである大企業などが名を連ねていますが、個人で受賞する人は少なく、小林教授の広告界への貢献度の高さをうかがい知ることができます。今回は、小林教授に受賞の声をお聞きするとともに、「広告」に対する思いを語っていただきました。
小林 保彦
経営学部 教授
小林 保彦
 広告に携わる人間にとって「白川忍賞」はとても権威のある賞ですから、受賞の知らせを聞いたときは「私でよいのだろうか」と思いました。日頃の研究が受賞の対象になるとは思っていませんでしたので、正直なところ実感が湧かないのですが、今回の受賞をとりわけ広告業界で活躍しているゼミの卒業生たちが喜んでくれたので、私も素直に喜びたいと思います。東京広告協会からの受賞理由には「青山学院大学教授として、これまでに数多くの優秀な人材を育成、輩出したこと」や「日本広告学会会長として、日本の広告・マーケティングの発展と向上に尽力していること」などが挙げられていて、あらためて身の引き締まる思いです。
 私の持論ですが、広告はその国の文化そのものと言えます。例えばアメリカでは「損得」を重視するため、広告でもひたすら商品の利点を売り込むという直接的な表現が多く見受けられます。一方日本では社会に受け入れられることを重視するため、企業や商品に親しみを覚えさせるような表現が多く用いられます。商品を買えと繰り返し説得するのではなく、売り手と買い手を精神的に結びつけるための土壌作りからはじめるのです。このように広告の特徴からその国の特徴がわかり、その国の特徴を知ることによってその国の広告を理解することができます。日本の広告は他の国と比較して多様な機能と要素を含んでいます。それは日本という国の内容の豊かさを物語っているとも言えます。
 今回の受賞を機に、今後ますます日本の広告の素晴らしさを世界に伝えられるように尽力したいと考えています。また情報が氾濫する現代において「適正な広告とは何か」「フェアな広告とは何か」といったテーマにも積極的に取り組んでゆきたいと思います。これからの日本の広告業界をさらに活性化させてゆくには、若い力が不可欠です。広告業界はとても幅広い視野が求められる業界なので、私のゼミでも学生たちの好奇心を常に刺激し、広告界のいろいろな場所で活躍できる人材を育てていきたいと思っています。
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