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4年間の学生生活を振り返って~伊藤学長と本年度卒業生との特別座談会~


学生時代に「頑張った」と胸を張って言えること

長谷川 では、みなさんが青山学院大学での4年間で、それぞれに活躍されたことを詳しくお聞きしたいと思います。最近の話題から取り上げれば、広瀬主将率いる男子バスケットボール部が、昨年12月の全日本選手権で優勝、日本一になりました。しかも広瀬くんは大会のMVPにも選ばれています。
一同 おお~。
広瀬 MVPはおまけです(笑)。でも日本一になって、あらためて感じたことですが、やはりこれまでの先輩方が引き継いでこられた“伝統”があったからこそ勝てたんだと思います。
伊藤 今年のチームは、飛び抜けたエースがいない代わりに、全員で攻めて、守れるチームだとお聞きしましたが…。
広瀬 そうですね。これは長谷川健志監督の方針でもありますが、選手全員が平均して得点を取れ、ディフェンスもできるメンバーが揃いました。控えのメンバーも含めた総合力で勝負できるチームでした。
伊藤 そんな日本一のチームをまとめる主将も大変だったでしょうね。先程、伝統という言葉もありましたが、とくに後輩たちへの指導などはどのような点を心掛けましたか。
広瀬 あれこれ指導するというのはあまりないですね。自分を含めた最上級生が普段から力を抜かずに全力で練習に取り組んでいれば、後輩たちはその姿を見て、自分で何かを感じ取ってくれているはずです。とくに言葉をかけなくても、しっかりとコミュニケーションは取れています。
長谷川 なるほど。その辺りが強さの秘訣ですね。クラブ、サークルのつながりでいけば、中野くんもアナウンス研究会で活躍されました。研究会での活動を振り返っていかがですか。
中野 何より人前で話すことに対する苦手意識がまったくなくなりました。オープンキャンパスでは、2年続けて「在学生による合格体験トークライブ」でたくさんの受験生の前でパネラーを務めるなどしましたが、緊張することもなく、逆に高校生に自分の意見が参考になっているのかな、と考えるゆとりもありました。また、アナウンス研究会では、年に数回「番組発表会」といって、自分たちでひとつの番組を作り上げて発表する機会があります。映像作品とは違い、生放送が基本なので、間違えることが許されないプレッシャーも相当なもの。根性が据わるというか、精神面での成長も得られます。
長谷川 学生だけで番組を作るのは大変そうですね。
中野 もちろんスムーズに行かない点もあります。でも番組制作を進めていく過程で、“自分がやらなければ”というリーダーシップも自然と芽生えてきます。とてもいい経験になりましたね。
長谷川 五十嵐さんは、地域や社会への貢献を目的とする「青山学院大学ローターアクト・クラブ」を立ち上げられましたね。
五十嵐 高校時代にも海外からの留学生のサポートを行うなどのボランティアをしていました。大学生になったときに、高校生より時間的にも経済的にも余裕があるはずの大学生なのに、あまり社会貢献するような機会がないなあ、と考えていました。そんなときに東京渋谷ロータリークラブの創設メンバーでもある西澤宗英先生と偶然お話しする機会に恵まれ、ロータリー活動の話で盛り上がり、西澤アド・グルでの「青山学院大学ローターアクト・クラブ」が結成される流れとなったのです。学内割りばし削減プロジェクトをはじめ、具体的な取り組みもいくつか実行することができました。
長谷川 多くの仲間も集まったんですよね。
五十嵐 はい。想像以上に多くの人に賛同していただき、最終的には25名を超える会員が集まりました。何よりうれしいのは、私の強い思いで立ち上げたクラブに対し、私同様に強い思いで取り組んでくれる後輩たちに出会えたことです。私が卒業した後も引き続き活動が続いていくことはとてもうれしいです。
長谷川 丸山くんは、中村まづる先生のゼミでの活動を通じて、「公共選択学会」に参加して、見事最優秀賞に輝いています。
丸山 この大会は与えられたテーマに対して、自分たちの考えを論文として形にするとともに、プレゼンテーションを行うものですが、私はこの大会を通じて「伝える力」がいかに重要であるのかを実感しました。プレゼンテーションでは相手を納得させることが大切で、そのためにはわかりやすく自分たちの意見を述べ、相手に理解してもらう必要があります。私のチームは論文をまとめる段階から、どうすればわかりやすく効率的に伝えることができるのかを意識し、意見交換をしていくなかで、お互いの認識のズレなどを減らし、チームとしてひとつの考えに沿った論文を作ることができました。また当日のプレゼンテーションでも相手を意識した伝え方のおかげで最優秀賞を受賞できたと思います。実はひとつ下の後輩たちも、昨年の同大会で最優秀賞を獲得し、2連覇を達成できました。自分たちが伝えたノウハウや経験が、彼らに少しでも役立っていたと思うとうれしく思います。また彼らが、彼ら自身の経験を下の代にさらに伝えていってもらえたらと思います。
伊藤 先ほど、広瀬くんからもバスケットボール部の伝統という話がありましたし、五十嵐さんもローターアクト・クラブを引き継いでくれる後輩がいる喜びとの話もありました。青学のなかで、毎年さまざまな“伝統”が伝えられているのですね。素晴らしいことだと思います。
長谷川 西村さんと大井さんは、自分が勉強したいことに夢中で取り組んだという点では共通した部分があるかもしれません。西村さんは、やはり留学を通じて学んだことが多くあったでしょうね。
西村 はい。ただ英語を勉強するだけなら日本国内でもできますが、実際にアメリカに行って見聞きする体験は、日本で勉強する何倍も刺激的で、最高の“勉強”だと思いました。自分で想像していた以上に、知らない世界が広がっていて、9ヶ月間ワシントン大学に通っただけで、そう思えるのですから、機会があれば、もっといろいろな国を旅して、いろいろな人や文化と触れ合ってみたいですね。
長谷川 大井さんはいま、生命科学に一所懸命に取り組んでいますね。
大井 今は「疾患と遺伝子」について、なかでも主に「がん」の研究に取り組んでいます。大学に入学したころは、化学を専門にするつもりだったのですが、幅広く学んでいるうちに「遺伝子」の研究と出合い、遺伝子の持つ性質の不思議さに魅せられてしまいました。自分が「追究したい!」と思える研究テーマに出合えて、青学に来てよかったなと思っています。
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