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法学部創立50周年第1回記念講演会「トヨタウェイからの視点――企業が求める人の資質とは」開催


 2008年6月10日(火)、青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂にて、法学部創立50周年の記念行事の一環である記念講演会の第1回目として、張富士夫・トヨタ自動車株式会社取締役会長の講演会が開催されました。法学部では、来年2009年に創立50周年を迎えるにあたり、様々な記念行事を計画していますが、そのひとつが、数回にわたって予定している記念講演会です。本学法学部の学生は卒業後、法曹などの法律関係だけでなく、ビジネスをはじめ多様な分野に進んでいることから、50周年の記念講演会では、各界で活躍されている方々を幅広く講師にお招きして、学生の皆さんへのメッセージをいただくこととしています。2008年中に開催される講演会は、いわば創立50周年記念行事の「プレ企画」といえるものですが、その第1回となった今回は、トヨタ自動車株式会社取締役会長のほか、日本経済団体連合会副会長、日中経済協会会長など多くの役職を務められている張富士夫会長に、「トヨタウェイからの視点――企業が求める人の資質とは」と題するご講演をいただきました。当日は、13時30分から15時30分という、3時限と4時限の授業時間にまたがる時間帯でしたが、法学部・他学部を含む合計400名以上の学生・教員が、張会長のお話に聴き入りました。


 張会長は、東京大学法学部をご卒業後、トヨタ自動車工業(現在のトヨタ自動車株式会社)に入社され、入社6年目に、現場の生産管理を担当する部署に配置転換されて以来、徹底してムダを排除する「トヨタ生産方式」の下に、国内の工場、および、トヨタ単独での米国初の海外生産工場であるケンタッキー工場の稼動に貢献されました。講演では、仕事における理論と実践とのバランスの大切さ(常に現場を見て、「なぜうまくいかないのか」、逆に「なぜうまくいっているのか」と問い続けること)、ほとんどの従業員がアメリカ人というケンタッキー工場で「これだけは守ってほしいもの」として求めた「トヨタウェイ」(常にカイゼンする、現場を見る、満足せずにチャレンジする、人を大切にする、チームワークを大切にする)などについて、回想を交えて生き生きと話をされました。その輝かしい経歴にも関わらず、トヨタに入られたきっかけはもっぱら人との「出会い」であったことを強調しつつ、一貫して謙虚な姿勢で話をされる張会長の人格に、聴衆は大きな感銘を受けた模様でした。質疑の時間には、学生からの活発な質問が相次ぎ、盛会のうちに講演会を終えることができました。
(法学部法学科 教授 申 惠手 記)
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