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高校生が“国際交流”を体感できる「日米高校生交流の集い」を本学が主催

 青山学院大学では、ABIC(NPO法人国際社会貢献センター)および日本貿易会と連携し、2008年7月27日(日)・28日(月)の2日間、「日米高校生交流の集い」を開催しました。この集いは、日本の高校生と海外から日本へ留学している高校生との交流の場を提供するもので、2日間の共同生活やグループディスカッションなどを通じ、言葉や文化の壁を越えて相互を理解することを主目的としています。同イベントの企画・運営は、基本的に10名の大学生(本学の在学生5名と他大学からの5名)が担当しました。昨年は「日米高校生」のタイトル通り、日本とアメリカの高校生のみの交流でしたが、急速に国際化が進む現代、日米だけでなくもっと視野を広げるべきとの学生たちの考えにより、今年はアメリカに加え、カナダ、スペイン、イタリア、スウェーデンからの留学生も参加。より国際的なイベントとなりました。


 参加者は日本の高校生が28名、留学生が16名の計43名。東京都八王子市にある丸紅多摩センター研修所にて開催しました。ABICやアメリカ大使館の方による「ゲストスピーチ」や、協力団体であるAFS日本協会OBの方の「英語落語」をはじめ多彩なプログラムが用意されましたが、メインは高校生43名が5つのグループに分かれて行われたディスカッション。「Share the future ~20年後はどんな世界であってほしいか~」というテーマに沿って、基本的に英語を使って議論されました。2日目にはグループごとに成果発表する場があるため、みんな気合い十分。10人の大学生たちも2人ずつ5組に分かれ、各グループの活動をサポートしました。
 グループディスカッションは、2日間で計5回にわたって行われました。最初は恥ずかしさや照れがあるなど、なかなか打ち解けられなかった高校生たちですが、回を重ねるごとに仲良くなり、お互いの伝えたいことを自由に言い合える関係を構築。最後の成果発表でも、劇を盛り込んだり、記者会見風を装ったりなど、各グループごとに工夫を凝らした演出があり、イベントの充実度を物語っていました。

------「日米高校生交流の集い」実行委員長より------
長谷川 信
副学長(学務・学生担当)
長谷川 信
 高校生の国際交流のために、本学、慶應義塾大学、上智大学、東京外国語大学、日本女子大学、明治大学から参加した10名の大学生たちが本当に頑張ってくれました。最初、壮大なテーマを聞いたときは、「大変そうだな、大丈夫かな」と少し心配したのですが、最後に各グループの発表を拝見し、安心した…というより、感動しました。高校生たちが貴重な国際交流を体験できた以上に、大学生たちにとっても、高校生の国際交流を成功に導いた経験は、非常に大きな喜びとなったのではないでしょうか。「日米」の枠を広げ、複数国の留学生が参加したことも大成功だったと思います。本学としても「高大連携」に積極的に取り組んでおり、本イベントもその事業の一環と位置づけ、今後も発展させていくつもりです。
 なお、「日米高校生交流の集い」は、本学とともに主催に名を連ねる国際社会貢献センター、日本貿易会はもちろんのこと、米日財団やアメリカ大使館広報文化交流部、さらにはAFS日本協会など、多くの団体の支援があってこそ実現できたものです。この場を借りて御礼申し上げます。

------参加大学生のコメント------
浅井 佳奈子さん
文学部英米文学科4年
浅井 佳奈子さん
 準備段階でいろいろな状況を想定していましたが、思っていた以上に、日本の高校生と留学生との交流が難しく、最初はかなり焦りました。ディスカッションを盛り上げようと、ついつい大学生の私たちが話し過ぎてしまい、それに安心して高校生が発言しなくなるという悪循環。「自主性を促す」ことと「手助け」とのバランスにかなり気を遣いました。それでも2日目の発表会では、みんなが立派なプレゼンテーションを見せてくれ、人は短期間で成長できるんだ、と実感。今回のイベントが、参加した高校生にとって、今まで以上に語学や異国文化に興味を持つきっかけになれば最高ですね。

山川 結梨さん
文学部史学科3年
山川 結梨さん
 留学生たちは自分の思いを伝えようと、とにかく積極的に発言します。それに比べると日本の高校生は「正確な文法で話さないと」という固定観念があるようで、文章を組み立てられずに発言できない傾向がありました。「まずは単語でもいいから話してみよう」と励ましたり、ときには個別に相談にのったりなど、何とかグループディスカッションを充実させようと私の方が高校生以上に必死でした(笑)。でも終了後に、日本人でも一番恥ずかしがっていた女の子から「この2日間で自分が変われた気がする」と、言ってもらえたんです。これまでの苦労が吹き飛ぶくらい、うれしかったですね。

藤本 智美さん
文学部英米文学科3年
藤本 智美さん
 最初はやはり日本人と留学生とでコミュニケーションにギャップがありました。でもうちのグループの場合、まずは、その「どうすればスムーズに交流できるか」をテーマに話し合うことで、徐々に会話も増え、みんなが仲良くなれました。留学生はもちろん、最初は大人しかった日本の高校生のみんなも、自分の意見を言い合うディスカッションの面白さを実感できたのではないでしょうか。本番に備えて4月頃から準備を重ねてきましたが、今無事に終わって感じるのは、高校生たちのサポート役のはずが、今回のイベントに参加したことで自分自身が成長できたこと。本当に貴重な経験でした。

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