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河原井監督率いる大学日本代表に、野球部の高島主将と井上投手が選出。世界大学野球選手権とハーレム・ベースボールウィークに出場。

 2008年7月17日(木)~27日(日)に開催された「第4回世界大学野球選手権大会(チェコ・ブルノほか)」の大学日本代表チームに、本学硬式野球部の高島毅主将と井上雄介投手が選出されました。両選手は代表チーム監督を務める本学硬式野球部の河原井正雄監督とともに“世界”に挑戦。前哨戦とも呼べるオランダの「第24回ハーレム・ベースボールウィーク」に、2008年7月4日(金)~13日(日)の日程で参加した後、世界大学野球選手権大会の舞台となるチェコへ移動しました。
 大学日本代表は、ハーレム・ベースボールウィークでは4位、世界大学野球選手権大会では準優勝の成績を残して帰国(優勝は両大会とも米国)。その戦果について、また世界大会を経験した意義について、河原井監督、高島・井上両選手にお話を聞きました。
河原井 正雄
硬式野球部監督
河原井 正雄
 もともと日本のアマチュア選手の大きな目標であったオリンピックが、シドニー以降はプロ野球選手主体のチーム編成となり、その影響で有力なアマチュア選手が海外で活躍する機会が少なくなってしまった部分もあります。そういう意味では、2年に1度開催され、今年で第4回目を迎えた「世界大学野球選手権大会」は、大学生にとって海外の大舞台を経験する大きなチャンスです。もちろん経験を積むだけでなく、勝つことも求められますから、選手の選考や起用法、調整法など、代表監督としてかなり気を遣いました。
 大学日本代表は、ハーレム・ベースボールウィークでは4位の成績でしたが、本来の目標である世界大学野球選手権大会では、銀メダルを獲得しました。しかし、予選から厳しい戦いの連続。カナダ戦では9回に2点ビハインドを追いついて延長戦で勝利したり、韓国戦も中盤まで劣勢だったものを何とか逆転したり、ひとつ間違えば予選敗退もあり得た展開です。それでも逆転勝ちでチームに勢いがついたことも事実で、予選は全勝の米国に次いで2位通過。準決勝を予選3位の韓国と戦い、米国と予選4位の中華台北の勝者と決勝を戦うことになりました。
 国際大会では、準決勝が最大の山場だと私は考えています。準決勝に勝てば、後は金メダルか、最悪でも銀メダル。しかし準決勝に敗れて3位決定戦となれば、“メダルなし”の恐れもあります。決勝を戦うのと3位決定戦を戦うのでは、同じメダルを目指すにしてもモチベーションが大きく異なるのです。そのため準決勝前日には「頼むから明日だけは命がけで戦ってくれ。決勝戦は考えなくてもいい!」とまで選手たちに伝えました。私の意志が伝わったのか、苦しみながらも韓国を破り決勝進出。その時点で「代表監督の大役は果たせた」と思いました。
 決勝戦は、のびのび気楽にやろうと言っていたものの、0対0のまま延長戦に突入。結局はうちの井上が惜しくも1点を取られて米国に負けたわけですが、試合終了と同時に涙が溢れてきました。負けた悔しさではなく、「いいチームだったな」「全員よく戦ってくれたな」という思いが込み上げてきたのです。本学からも高島と井上が参加しましたが、大きな経験をしてくれたことと思います。彼らには国際大会で掴んだことを今後の野球人生に生かしてもらいたいですね。


高島 毅 内野手
経済学部経済学科4年
高島 毅 内野手
 海外チームとの試合が続くうちに、自分の気持ちのなかで“国の代表”という思いが日に日に強くなってきました。参加したメンバーたちも同じ気持ちだったらしく、1試合1試合経験するごとに代表チームとしての“一体感”が出てきたと思います。それにつれて戦い方も良くなり、銀メダルという結果も、チームの“一体感”がもたらしたものではないでしょうか。結成1カ月のチームがこれだけまとまって戦えるわけですから、何年も一緒に練習してきた自分の大学のチームを考えれば、もっと強く団結できるはず。日本代表チームに参加した経験を、青山学院大学の主将としての仕事にも生かしたいと考えています。
 また今回の海外遠征は、個人的にも大きな収穫がありました。各大学の主力選手との交流を通じて、自分に足りないものや伸ばすべき部分など、いろいろと発見することができたのです。「AOYAMA」のユニフォームでプレーできるのもあとわずか。最後の秋季リーグ戦に全力でぶつかり、ともに汗を流してきた仲間たちと一緒に、世界大会のメダル獲得とは違った“感動”を味わいたいと思います。


井上雄介投手
文学部史学科4年
井上 雄介 投手
 自分の野球人生のなかで、日本代表に選ばれたのは今回が初めての経験。そのためオランダのハーレムに行ったときは、代表チームのユニフォームを着ているだけで満足している自分がいました。でもチェコに移動し、世界大会が近づくと、金メダルを目指す全員の雰囲気に感化されたのか、自分でも気持ちが盛り上がってくるのがわかりました。
 結果的には決勝戦で僕が勝ち越し点を取られてしまい、金メダルではなく銀メダルになりました。もちろん悔しいし、他の選手たちに申し訳ない気持ちもあります。でもそれ以上に、海外のチーム相手に戦った経験が、自分にとって大きな財産になりました。自分の一番得意とするカットボールが、海外の選手に通用して自信になりましたし、その決め球を生かすためのボールの必要性も実感。「世界に通用する」という目標を抱けただけでも、僕にとって貴重な1カ月となりました。この思いを大学生活最後の秋のリーグ戦にぶつけたいと思います。世界大会とは違い、格好良く最後を飾りたいですね。


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