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日々変化する“街の表情”を生きた教材に。「社学連携研究センター(SACRE)」の役割と教育効果

 今年の6月に、本学前のバス停の位置が少し正門寄りに移動し、停留所の名称も「南青山五丁目」から「青山学院前」に変更されました。実はこうした“街の変化”にも、本学のさまざまな取り組みが関係しています。現在、渋谷・原宿・青山エリアの商業・観光的価値を高めるためのプロジェクトに、地域とともに取り組んでいるのが、本学の「社学連携研究センター(SACRE)」。今回は、SACRE所長を務める総合文化政策学部の井口典夫教授に、SACREの役割と学生たちへの教育効果についてお話を聞きました。
総合文化政策学部 井口 典夫 教授 SACRE所長
総合文化政策学部
教授
SACRE所長
井口 典夫
 私は、国土交通省の「青山通りと街並みの景観を考える会」の委員長、および「青山通り景観設計会議」の座長を務めています。ちょうど本学の前を通る青山通りの宮益坂上交差点から青山一丁目交差点までの約2.3kmは、政府から景観重要道路として指定を受けており、将来的に世界にも誇れる美しい街路空間へと整備される予定です。こうした事業に積極的に貢献しているのが、2006年に本学に開設されたSACREです。
 SACREは、2005年度の文部科学省「現代GP」に採択された「渋谷・原宿・青山を繋ぐ商業観光拠点の育成~本学の理念に基づく地域貢献の実践と社学連携体制の拡充~」の取り組みの一環として設置されました。これまでに青山通り景観整備計画、原宿キャットストリート再生計画、渋谷駅東地区再開発計画などに取り組み、大きな成果を挙げてきましたが、いずれも学生たちが協力してくれています。青山キャンパス周辺の街に主体的に関わることに、青学生として喜びを感じてくれたのではないでしょうか。街に関わることは、地域や社会とつながることでもあります。結果的に“生きた教材”を前に、リアルな教育環境を学生に提供できたのが良かったのでは、と考えています。
 思えば5年前、私のゼミが中心となって、本学正門横の歩道橋の一部を撤去し、横断歩道を設置した活動がスタートでした。学生と一緒にさまざまなデータを用意し、沿道マーケティングや通行シミュレーションを重ね、あきらめずに行動したことが、結果に結びついたのです。“何事も熱意を持って行動すれば実現できる”ことを、私自身も学生から学んだのでした。

歩道橋撤去前
歩道橋撤去前

歩道橋撤去前
歩道橋一部撤去後

 バス停の移動や名称変更のほか、新しい街路灯、植樹し直された木々、舗装された歩道など、ぼんやりと歩いているだけでは気付かない変化が、街にはたくさんあります。SACREでは、誰でも街の変化に直接関わり、商業ストリートづくりに参画することができます。こうした「青山エリアマーケティング」に興味ある学生は、どうぞ気軽に総研ビル5階にあるSACREをお訪ねください。
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