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文部科学省の「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム」に、本学大学院等が取り組む「会計大学院におけるコア・カリキュラム」が採択

 本学大学院会計プロフェッション研究科が東北大学、関西学院大学との連携で進める取り組み「会計大学院におけるコア・カリキュラム」が、文部科学省が募集していた2008年度の「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム」事業に採択されました。これは誕生してからの歴史も浅い会計大学院(専門職大学院)において、本当の意味での「コア・カリキュラム」と呼べるものを調査・研究を通じて確立させることを目的とした取り組みで、2010年度までの2年間にわたって展開されます。
 本学大学院会計プロフェッション研究科教授で、今回の取り組みの中核を担う松井隆幸教授に、本プログラムの主旨、および今後の展開予定などについてお話いただきました。
松井 隆幸
大学院
会計プロフェッション研究科
教授
松井 隆幸
 全国の会計大学院に通う院生の多くが、公認会計士を目指している現状があります。そのため大学院のカリキュラムもどうしても資格試験を意識したものが中心となり、本来は重要であるとされながらも試験に直結しない科目への意識は薄くなりがちでした。加えて、会計大学院の歴史はまだまだ浅く、本大学院の会計プロフェッション研究科も2期生を輩出したばかりです。果たして、本当の意味で「コア・カリキュラム」と呼べるものが確立されているのか。今後、確立してゆくにはどのような方向が望ましいのか、といったことを見直す意味で取り組むことになったのが今回の事業です。
 ともに会計大学院を備える東北大学および関西学院大学と連携しながらの取り組みとなりましたが、これは単独で行うよりも相互で知識を持ち寄って検討することで、より良い方向性を導き出す目的があります。そしてもう一点、ここで導き出す「コア・カリキュラム」は、ある意味で日本の会計大学院における“スタンダード”と呼べるものにしたいとの3校共通の思いがあり、そのためには単独で動くよりも連携した方がアピール度も含めてメリットが大きいと考えたものです。
 具体的な取り組みの中身としては、まずは会計大学院において今の時代に必要と思われる4科目の「コア・カリキュラム」を設定しました。それが「会計職業倫理」「監査支援ソフトウェア」「国際会計基準」「インターンシップ」です。そして、2009年3月までをそれらの科目をどう展開していくべきかの情報を集め、調査する期間と位置付けています。先駆的と言われる海外大学への視察や、各国の会計士協会の実情のヒアリングなど、あまり時間はありませんが積極的に行動する予定で、連携する大学間も、仙台、東京、関西と離れてはいますが、密に打ち合わせの場を設けるつもりです。
 現在は、まだ取り組みがスタートしたばかりで調査中のため、来年度以降の動きをどう展開していけるのかは未定ですが、公認会計士を目指す人はもちろん、税理士志望やキャリアアップが目的の社会人の方まで、会計大学院で学ぶ人たちみんなに必要とされる「コア・カリキュラム」を構築したいと考えています。また、せっかくの機会ですので、調査から導かれた情報などを、本会計プロフェッション研究科の現状の授業にも取り入れ、“リアルで生きた学び”の提供にも結び付けていくつもりです。今後の成果にぜひともご期待ください。
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