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内閣府主催の「日本・中国青年交流事業」に、村上紫麻子さんが中国派遣団の一員として参加。日本文化の良さを中国に伝えました。

 内閣府では毎年、18~30歳までの“青年”を中国に派遣し、人的交流および、文化交流を目的とする「日本・中国青年交流事業」を実施しています。第30回目の開催だった2008年度の交流事業に、本学法学部法学科2年の村上紫麻子さんが派遣団の一員として参加し、中国に渡りました。同事業に参加するには、都道府県ごとに行われる面接や書類審査などの「予選」を通過し、さらに内閣府での論文、面接、グループディスカッションなどの試験に合格する必要があります。この難関を突破し、晴れて25名の中国派遣団の一員として9月9日(火)から27日(土)まで、中国で数々のイベントに参加してきた村上さんに、現地での出来事や帰国後の“サプライズ”などについてお聞きしました。
 なお、同じく内閣府主催の「世界青年の旅」(2009年1月実施)に、本学の佐々木美月さん(文学部日本文学科3年)、鈴木悠香さん(文学部フランス文学科4年)、寶納弘奈さん(国際政治経済学部2年)が参加する予定です。
村上 紫麻子さん
法学部法学科2年
村上 紫麻子さん
 同じ内閣府の事業である「日本・韓国青年交流事業」に参加経験がある卒業生の方の講演会を聴いたのが、交流事業に興味を持ったきっかけでした。「自分の人生観を変えた」とのお話に、「私もそんな経験をしてみたい」と思ったのです。でも、よく調べてみると、誰でも簡単に参加できるわけではなく、厳しい選考があり、派遣団として中国に行けるのは25名だけ。「絶対行きたい」との思いを面接や論文で訴えたものの、選ばれるかどうか不安で、最終的に合格の通知が届いたときは、本当にうれしかったですね。
 参加者は18歳から30歳までと年齢に幅があり、大学生だけでなく社会人の方も3割近くいました。さらには全国各地から参加していることもあり、さまざまな価値観が入り乱れ、ときには意見を戦わせることも…そんな仲間たちのおかげで毎日がとても刺激的な生活でした。また、参加者にはそれぞれ役割分担があり、私は「交歓係」として、中国の人々に日本文化の良さを伝える役割を担当。紙芝居を作って披露したり、ソーラン節や松ケンサンバ(!)も披露しました。じっくりメンバーを見回してみると、リーダーシップが取れる人、中国語が得意な人、政治的知識が豊富な人など、それぞれが自分の“分野”を持っており、それらが上手く融合しながら、交流事業が展開されていることが見えてきました。とても有意義な集団生活をおくれました。



 私が今回、中国に行って最も感じたことは、マスメディアから得る情報と現地の実態との大きな「差」です。反日感情の高まりを伝える報道が近年多く見受けられますが、それは中国の一部分にしかすぎません。ホームステイや現地の大学生とのディスカッションを通して、彼らの優しさ、勤勉さに接し、中国の人々の真の姿に触れることができました。今後、マスメディアとどのように向き合っていくか、疑問に感じた私は、帰国後、マスメディアと法律の関係について学ぶゼミに所属することに決めました。この事業を通して、学びたいと思う分野まで見つけだすことができました。これだけでも事業に参加した大きな成果ですね。
 帰国後の3日間は「帰国後研修」として、レポートの作成や写真の整理、報告会の準備などに追われました。そして最終日には、全員揃って皇居に伺い、天皇皇后両陛下とお話しする機会をいただくことができました。順番が後半だったので、他の団員と報告の内容が被らないように、と考えた結果…私の頭に浮かんだのは現地で一晩緊急入院したこと!(笑)実は行程の終盤に疲れからか急性胃腸炎を起こし、入院してしまったのです。でも海外の病院への入院もなかなか経験できないこと。そんな感想をお伝えすると、やさしい声で「大変でしたね。」と言葉をかけていただきました。
 いろいろなことを見聞きし、一回りも二回りも自分自身が大きく成長できた中国派遣でした。さらに帰国後にも貴重な機会に恵まれ、大学生のうちにこのような経験をする機会を与えてくださった方々、現地で支えてくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
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