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総合研究所創立20周年記念特別研究プロジェクト「科学技術の発展と心的機能から探る安全と危険のメカニズムに関する総合研究」公開講演会を開催

青山学院大学総合研究所創立20周年記念特別研究プロジェクト「科学技術の発展と心的機能から探る安全と危険のメカニズムに関する総合研究」による公開講演会 「後期高齢者のリスクと管理~医療面から考えるサポートのあり方~」が2008年12月20日(土)、総研ビル14404教室に於いて開催されました。

講演者 :英裕雄氏(医療法人社団三育会理事長)
 
「老化」、「寝たきり」さらには「死」は、いつかはだれにも訪れる事実だが認めたくない、いわゆる「不都合な事実」でもある。後期高齢者になるとさらにリスクは高まるが、多くはこれら「不都合な事実」に対する準備をせずに過ごしている。準備不足で、行き当たりばったりの医療的対応は薬漬け・検査漬け医療の弊害のもととなり、安易な入院が生活機能の低下を招くことになる。後期高齢者を取り巻く状況と、予防・早目の対応を含めた医療的リスクマネージメントのあり方について講演していただいた。

講演会では、まず講演者が自身についての経歴・体験の紹介を行って、在宅医療に関しての問題点などが提起された。次に、パワーポイントを用いて種々のデータが紹介され、それらをもとに後期高齢者の抱えるリスクやその対策が時代的背景とともに解説され、現状においてどのような医療的サポートを行うことが出来るのか、可能性と限界、将来への展望などが語られた。講演後、聴衆との間で活発な質疑応答・ディスカッションが行われた。

現在の在宅医療には医療サイドだけではなく患者や家族の抱える多くの問題のあることが示され、これからの超高齢者・少子化社会に生きていかなければならない我々やその子孫にとって有益な多くの示唆を与える、大変有意義な講演会であった。
 

(プロジェクト代表 青山学院大学教授 重野純:記)

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