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箱根駅伝(第85回東京箱根間往復大学駅伝競走)11時間29分00秒の総合22位。厚かった“箱根路”の壁。それでも来季につながる力走を見せてくれました。


33年ぶりの箱根路に挑んだ10名のランナーたち。その前には大きな“壁”が立ちはだかり、結果的には往路順位22位、復路順位17位、総合順位22位の成績でした。しかし、最初で最後となる箱根路を駆け抜けた4年生の力走、来季につながる1、2、3年生の激走、そして何より33年前に10区途中で途絶えたタスキを無事に最後までつなぎきったことが、新しい青学の伝統を築いていく第一歩となりました。

荒井 輔 荒井 輔
1区 大手町~鶴見(21.4km)
1時間06分00秒(区間21位)

選手たちが牽制し合い、最初の1kmに3分13秒を要するスローペースで始まった1区。その後もペースは大きく上がらず15km付近までは23人全員で集団を形成しながらのレースとなりました。終始集団の真ん中から後ろにかけて位置していた本学の荒井君は、15km手前で一時は先頭に並びかけるなど積極的な走りを展開。しかし、一気にペースアップした16km過ぎ、徐々に集団から遅れ始め、結局トップの早稲田大学から1分11秒差の21位で2区の松野君にタスキを託しました。
 
松野 祐季
提供:青山スポーツ
松野 祐季
2区 鶴見~戸塚(23.2km)
1時間11分37秒(区間22位)

各校のエースが集う2区を任されたのは松野君。タスキを受けてすぐ、後ろにいた日本大学ダニエル選手に交わされるもペースを乱されることなく、マイペースで平地の最長区間23.2kmに臨みました。原監督も「3区以降に向けて耐える区間」と位置づけていた通り、我慢の展開が続き、最終的には区間22位の走り。チームは23位の最下位に順位をふたつ落とし、戸塚中継所でタスキが3区の米澤君に渡りました。この時点でトップの山梨学院大学からは6分39秒の差でした。
 
米澤 類 米澤 類
3区 戸塚~平塚(21.5km)
1時間04分52秒(区間12位)

「感謝の気持ちを持って走りたい」と3区に臨んだ米澤君。最下位で受け取ったタスキですが、焦ることなく自分の走りに集中しました。途中14kmの地点では20位まで3つ順位を上げ、さらに 前のランナーも視野に入れての走り。18km手前で18位となり、そのままの順位をキープして平塚中継所でキャプテンの先崎君に笑顔でタスキをリレー。米澤君は区間12位のタイムでチームの順位を5つ上げるとともに、トップとの差も6分41秒をキープする力走でした。
 
先崎 祐也
提供:浅井氏(校友)
先崎 祐也
4区 平塚~小田原(18.5km)
58分15秒(区間21位)

4区は10区間で唯一の20km未満の距離。各校のスピード自慢に臨んだのが先崎キャプテンです。昨年学連選抜のメンバーに選ばれながら故障で箱根路を走れなかった悔しさをはらすべく、気合十分で臨んだレースでしたが、中間地点まではスピードが上がらず、区間最下位のタイムの苦しい走り。その後も思うようにペースは上がらず、最終的にはチームの順位をひとつ落として19位で5区の佐々木君にタスキリレー。トップとの差も9分35秒に開きました。
 
佐々木 徹也 佐々木 徹也
5区 小田原~箱根(23.4km)
1時間24分00秒(区間19位)

往路最大の見所“山上り”5区に指名された佐々木君。19位でタスキを受けての順位アップが期待されましたが、前半からペースは上がらず、最も傾斜がきついと言われる14.2km地点の小涌園前では、3つ順位を落として22位で通過。さらに過酷なコースに前を行くランナーとのタイムを詰めることは難しく、結局そのままの順位でゴール。佐々木君は区間19位の成績。チームの往路成績は5時間44分44秒の22位。トップ東洋大学とは11分20秒差でした。
 
岡崎 隼也 岡崎 隼也
6区 箱根~小田原(20.8km)
1時間02分59秒(区間23位)

午前8時スタートの東洋大学から10分遅れで一斉スタートした岡崎君。一斉スタートで自身の順位の位置づけを把握しづらいなか、必死で“山下り”を力走しました。練習では試走したものの、箱根の下り坂に苦戦し、タイムは思うように伸びません。結局、個人記録では最下位のタイムでの走りとなり、チームも23番目で小田原中継所にタスキを届けることになりました。この段階で総合順位でも城西大学に抜かされ23位となりました。
 
大坪 恭兵 大坪 恭兵
7区 小田原~平塚(21.3km)
1時間07分34秒(区間20位)

“山下り”に苦しんだ岡崎君から笑顔でタスキを受け取った大坪君。「後輩たちのために、来年のチームにつながる走りをしたい」と本番に臨みました。前を走るランナーとは約1分の差があるため、自分の走りに集中するしかない展開。最後までマイペースで走りぬき、区間20位のタイムで終わったものの確実にタスキを8区の1年生小林君に手渡しました。通過順位、総合順位ともに23番目は変わりませんでした。
 
小林 剛寛 小林 剛寛
8区 平塚~戸塚(21.5km)
1時間07分56秒(区間11位)

4年生の岡崎君から受け取ったタスキの重みを感じながら海岸線を疾走した1年生の小林君。その思いの表れか、前半から積極的なレースを展開します。6.9km地点の茅ヶ崎付近を区間6位の好タイムで通過。その後13.2km地点の藤沢付近も区間9位のタイムで快走します。勢いを最後までキープし、チームの順位も22位にひとつ上げ、最終的には区間11位の結果を残してタスキを辻本君にリレー。1年生としてチームで唯一箱根駅伝を走った経験は、来年以降に大きく生きてくるはずです。
 
辻本 啓吏 辻本 啓吏
9区 戸塚~鶴見(23.2km)
1時間12分05秒(区間6位)

小林君からつながれたタスキ。1年生の小林君とともに次代を担う2年生の辻本君は、チームのために、そして来年以降の自分自身のために走りました。14.7km地点の横浜駅前付近では区間10位のタイムで快走。一斉スタートだったので総合順位では負けているとはいえ、前を走る選手を交わして通過順位をひとつあげました。その後も 快走は続き、最終的には区間6位の好成績で10区アンカーの宇野君にタスキを手渡しました。この時点で上武大学を抜き、通過順位とともに総合順位でも21位と順位をひとつアップ。次年度に大きな期待を抱かせてくれる辻本君の快走でした。
 
宇野 純也 宇野 純也
10区 鶴見~大手町(23.1km)
1時間13分42秒(区間18位)

9人の汗が、そして多くの関係者の思いが染み込んだタスキが、無事にアンカーの宇野君に手渡されました。大きな期待を背負いひたすらゴールを目指して走る宇野君。最終的な総合順位はひとつ落として22位のフィニッシュながら、前を行くランナー3人を抜き去り18番目にゴールする力走を見せました。しかも約束通り、最後は笑顔でゴール。先崎キャプテンをはじめ、宇野君を待ち受けるチームメイトたちの笑顔も印象的でした。33年前の呪縛を解き放つ会心の走りでした。
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