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本学において、高大連携および産学連携による「経営模擬体験コンテスト」を開催

 「経営模擬体験コンテスト」は、青山学院大学、青山学院女子短期大学、青山学院高等部、三井化学株式会社、NPOジュニア・アチーブメント日本の共催で実施された、「経営」の疑似体験コンテスト。ジュニア・アチーブメント日本が提供する「MESE(Management Economic Simulation Exercise)」というビジネスシミュレーション・プログラムを用いて、2~3名で構成された全56チームそれぞれが「会社」となり、ビジネスを疑似体験し、その結果で優秀チーム(学長賞)を目指すものです。
 なお、今大会の参加チームには、青山学院の大学院生、大学学部生、女子短期大学生、高校生が一堂に会すとともに、三井化学(株)の社員の方も参加。優秀チームには三井化学(株)より「米国研修旅行」が贈られることもあり、参加者は真剣に「経営」を疑似体験しました。高大連携はもちろん、産学連携も同時に実現する画期的な試みでした。



 「MESE」は、コンピュータを活用して意思決定力を養成するシミュレーション・プログラム。参加者は、与えられる自社情報や業界情報を資料とし、段階を追って問われる課題に対する“意 思決定”を行います。そして、決定した判断の結果がすぐに数字として現れ、その結果と新しい情報をもとに、また次の意思決定に生かしていく――――と、まさにビジネスの成功と失敗をリアルに体験することができるのです。
 最初は「価格」と「生産量」を決めるだけで良かったものが、シミュレーションが進むとともに、「研究開発費」や「設備投資」、さらに「宣伝広告費」が意思決定する項目に加わるなど、どんどん複雑化。大学院生や大学生に交じって、恐らくここまでリアルな社会や経営の仕組みに触れたことがないはずの高校生チームも、結果が出るごとに一喜一憂。「意 思決定には“結果”と“責任”が伴う」という社会の現実を、ビジネスシミュレーションを通じて参加者全員が認識できたはずです。


 なお、このコンテストは、単なるビジネスゲームとは異なり、ジュニア・アチーブメント日本では「体験型教育」と位置づけています。意思決定後の結果集計の合間などには、講師(司会進行)によって経営戦略に関する講習やアドバイスも行われ、イベント終了後にはビジネス講習の「修了証」も配布されました。
 コンテストの成績は、56チームが8チームずつ7つのブロックに分けられ、まずはブロックごとのトップチームを発表。さらに7チームのなかから米国研修旅行を獲得する優秀チーム(学長賞)が決定する仕組みでした。そして見事に優秀チームに輝いたのは、本学法学部4年生の嶺晋平君と地島史洋君のチーム。2009年4月より社会人となる2人にとって、一足早い“ビジネス体験”が米国研修旅行という当人たちも驚きの副産物を生み出しました。
 また、高校生チームのなかでの1位には高等部長賞が贈られ、今春より本学経営学部に入学予定の岡田佳子さん、経済学部に入学予定の新部記子さんのチームが、副賞の図書券を手にしました。


■運営委員長コメント
長谷川 信 青山学院大学 副学長
長谷川 信


 今回のように、高校生から大学生、大学院生、そして社会人まで含めての経営疑似体験コンテストは、本学はもちろん日本国内でも例を見ない試みです。とくに青山学院として、貴重な高大連携での“企業体験”の場を、今後も継続していきたいと考えています。また参加した方々は、想像していた以上にリアリティあふれるビジネス体験に驚かれたことでしょう。体験から感じ取ったことを今後の人生に生かしてもらいたいと思います。
 
椎名 武雄 氏 ジュニア・アチーブメント日本 理事長
日本アイ・ビー・エム株式会社 相談役
椎名 武雄 氏


  ジュニア・アチーブメントの「MESE=ミース」は、ビジネスに関するコンピューター・シミュレーションソフトですが、ビジネス・スキルだけではなく、経営を行っていく上で必要になる「意思決定力」や「結果責任意識」など、基本的な資質の育成が目的です。
また、特に高校生や大学生は自分の意見が一番優れていると思っているようですが、このミースを体験すると、本当に厳しい意思決定の瞬間にはチームメート(他人)の意見が最も頼りになるということを思い知らされます。大学で学んでいることを、こういう実学を通して実際に使ってみるという経験ができる今回のようなコンテストは大変有意義だと思います。

■共催:三井化学株式会社より
山崎 真 氏 三井化学株式会社 CSR・広報部長
山崎 真 氏


 いま日本の産業界は大きな危機を迎えています。日本特有のモノづくりの技術をはじめ、次の世代に大切な何かを伝承していくことは、社会的な大きな意義を持ちますが、それは一企業でできるものではありません。次世代の人材を育てるとの視点で見れば、高大連携による「経営模擬体験コンテスト」は、とても素晴らしいプランだと思います。そこで弊社では、共催の立場で「米国研修旅行」をご用意し、このイベントを応援させていただいたのです。

■優秀チーム(学長賞)獲得
嶺 晋平 君_地島 史洋 君
写真左から嶺君、地島君

法学部法学科4年 嶺 晋平 君
 卒業前の記念のつもりで気軽に参加したのですが、米国に行けると聞いてビックリです。春からの卒業後のことを考え、ちょうど経営関係の本を読んで勉強していたところでしたが、今回のコンテストのプログラムは、すごく楽しく、また、とても勉強にもなる内容でした。

法学部法学科4年 地島 史洋 君
 途中まで成績が悪かったので、まさか優秀チームになれるとは思いませんでした。最後の賭けが成功したようです(笑)。4月にはメーカーで働くので、「実際にこういうことをするのかな」と考えながら、プログラムに参加していました。社会人になる前に“疑似体験”できてよかったです。

■高等部長賞(高校生1位)獲得
岡田 佳子さん(4月より本学経営学部入学)
ずっと赤字経営でしたが、最後の最後に大逆転できてビックリです。面白くプログラムに参加することができました。

新部 記子さん(4月より本学経済学部入学)
最初は資料の読み方もわからなかったのですが、後半ようやく理解できてきました。すごくいい経験ができたと思います。
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