メインコンテンツへ
透明酸化物薄膜に関する国際会議(TOEO-6)で、理工学研究科・機能物質創成コースの大学院生2名がBest Poster Awardを受賞


 4月15~17日に、東京ビッグサイトのTFTビルで第6回透明酸化物薄膜に関する国際会議(TOEO-6)が開催されました。光エレクトロニクスや環境技術分野で必要不可欠な機能性酸化物薄膜に特化した国際会議で、3日間にわたり研究発表並びに討論会が開催されました。現在、日本、韓国、中国、台湾等のアジアの国々、そしてEU諸国、米国において、革新的なIT技術並びに環境技術を支える様々な基礎科学に関する関心が高く、大学、公的研究機関、企業において機能性酸化物薄膜に関する精力的な研究開発が行われています。このTOEO-6にも10カ国を越える国々から約300名の参加者がありました。 青山学院からは理工学研究科・機能物質創成コース(重里研究室)の13名の大学院生と博士研究員が合計15件の講演を行いました。ポスターによる研究発表は、全部で175件(その中の90件は韓国、台湾からの講演)あり、海外からの招待講演者と学会組織委員の全員による投票で全体の中から8件のBest Posterが選ばれました。青山学院からは博士前期課程の三野雄太君と村田亜紀代さんの合計2件の講演がBest Posterとして選出されました。


発表する村田さん

 三野君は、涸渇資源であるInを全く用いない透明導電膜である高性能Nbドープ酸化チタンの合成方法に関して、実用化のための画期的なブレークスルーを行ったもので、持続可能なディスプレイ産業の発展のためには必要不可欠な研究であるとの評価をいただきました。また、村田さんは、可視光応答型光触媒である酸化タングステン薄膜に白金ナノ粒子を担持させることで光触媒活性度の向上に成功したという研究であり、介護施設、病院などの様々な福祉施設での実用化が期待されています。これらの研究は、理工学部付置機器分析センターとの共同研究として、組織的な大学院教育推進プログラム - 学際性を備えた実践的科学者・技術者の育成 - の支援も受けて成し遂げられたものです。


(写真左)村田さん、(写真右)三野さん

 持続可能な産業の発展に寄与すること、そして環境技術を進展させることは、地球全体をとりまく必要不可欠なグローバルな課題として、最も重要な基礎研究であると世界中で認識されてきています。機能物質創成コースでは大学院生達が中心となり、このような課題に真正面から取り組むとともに、エネルギーの高効率化など環境問題に大きな役割を果たすことのできる新しい固体材料の探索や新規合成方法の確立のための研究を精力的に行っています。
ページトップへ