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公共選択学会「学生の集い」において、経済学部 中村ゼミの学生が、同ゼミ4連覇となる最優秀賞を獲得

 公共選択学会が主催する第12回「学生の集い」が、2009年10月31日(土)、11月1日(日)の2日間、関西学院大学を舞台に開催されました。この「学生の集い」は、現代社会が抱える諸問題がテーマとして掲げられ、大学生チームがテーマに沿った論文をまとめ、さらにプレゼンテーションを行い、参加大学の教員による審査員がその内容を評価するものです。
 経済学部の中村まづる教授のゼミでは、同イベントに第2回大会から参加し、昨年まで3年連続で最優秀賞を受賞。今年も「世界金融危機下での経済再生を問う」がテーマとなった3年生の部に2チーム(Fパート、Aパート)が出場し、Fパートが見事に最優秀賞を獲得しました。これは中村ゼミの学生による4連覇となる快挙。同時にAチームも3位入賞を果たしました。
 両チームのメンバーと中村教授に、今回の受賞の喜びの声、および論文作成の過程での苦労話などを聞きました。


――――最優秀賞「Fパート」――――

左から渡會弘基君、原田雅章君、古川将寛君、植野千鶴さん

Fパートリーダー
古川将寛君

 テーマである日本の「経済再生」を考える際に、「内需」か「外需」のどちらを重視するのかが大きな問題となります。内需拡大を目指す方向が一般的だと言われますが、まともに攻めては“4連覇”は難しいと考え、僕たちはあえて外需重視の方向性を追求することにしました。
 論文をまとめるための作業工程や役割分担などは、極力しっかりと決めることを心掛けました。もちろん途中で意見の対立もありましたが、作業は比較的スムーズに進められたと思います。外需という論点が4人ともはっきりしていたことと、調べるうちに自分たちの方向性が間違っていないとの確信が得られたことも大きかったですね。
 プレゼン当日は、実は1番最初の発表順でした。論文、プレゼンともに内容には自信がありましたが、結果が出るまで待っている時間が長かったですね。何とか先輩たちに続くことができてホッとしています。

植野千鶴さん
 最優秀賞が発表されたときは大きな達成感を感じました。中村ゼミには主体的な学生が集まってくるので、自分の意見をはっきり主張しないと他の人の意見に流されてしまいがちです。今回の論文をまとめる際も、少しでもグループに貢献しようと積極的に自分の意志を伝えました。そうした苦労が実を結んでよかったです。

原田雅章君
 論文をまとめる段階で、最後まで妥協することなく、あきらめずにやり遂げる作業はとても大変でした。結果を待つ間は「絶対に最優秀賞」という信じる気持ちと、「他の大学もすごい」という不安な気持ちが入り乱れていました。結果的に最優秀賞が獲れてうれしかったです。

渡會弘基君
 実は本番前日に体調を崩し、当日は会場に行けなかったんです。結果が出るとすぐに古川君が電話をくれたのですが、最優秀賞をリアルに実感できず「おめでとう」と、他人ごとのような対応をしてしまいました(笑)。論文作成やプレゼンの難しさとともに、自己管理の大切さも学べましたね。




――――入賞「Aパート」――――

左から篠田誠治君、油野恭介君、松永直樹君

Aパートリーダー
油野恭介君

 Fパートが順調に論文をまとめ、発表資料を作成しているころ、まだ僕たちはお互いの主張を一本化できずにバラバラの状態でした。ゼミで発表するときも先生や4年生の先輩から批判とアドバイスの連続。それでもなかなか活路が見出せなかったのです。
 論文の提出期限4日前に、どうしようもなくなって先生に泣きつき、それぞれの主張を生かしつつ全体の内容を統一する作業を試みました。そして後は3人が必死でラストスパート。4日間ぶっ通しで何とか論文を書き上げました。
 もう少し早くに先生に相談するべきだったとの反省はありますが、それでもプレゼン当日は、自分たちの主張を100%伝えることができたと思います。正直、最優秀賞を取れなかったのは残念ですが、3人で最後まであきらめずに論文を完成させたことは、大きな自信になりました。

篠田誠治君
 自分では最優秀賞を獲るつもりだったので、入賞の結果も悔しかったです。当日のプレゼンも完璧だと思えましたし…。でも今回の取り組みを通じて仲間の大切さをつくづく実感しました。これからの人生にとって大きな財産になると思います。

松永直樹君
 論文を仕上げるまでの最後の4日間は、本当につらかったです。ほとんど寝ずに頑張りましたから。将来社会に出ると、いろいろとつらいこともあると思いますが、「あのとき頑張れたから大丈夫」と、振り返ることができるような気がします。


中村 まづる
経済学部経済学科
教授
中村 まづる
 過去3年、私のゼミから最優秀賞が出ていたことで、青山学院大学チームは他大学からかなり注目される存在でした。ゼミの学生にとっても、先輩たちが残してくれた快挙は大きなプレッシャーだったはずです。そんな厳しい環境のなか、最優秀賞と入賞を獲得した2チームは素晴らしかったと思います。
 Fパートは、本当に計画的で、自分たちで掲げた工程通りにしっかりと作業を進めていました。そんなコツコツと作業を積み重ねていく努力が認められての最優秀賞なので、見守ってきた私も本当にうれしかったです。
 一方のAパートは、論文完成までにかなり遠回りをしました。最後は“駆け込み”で間に合わせましたが、自分たちの意見への“こだわり”が回り道の原因だっただけに、プレゼンテーションは非常に論理的で分かりやすいものでした。そこが認められての入賞だったと思います。
 論文をまとめる能力やプレゼンテーション能力など、こうしたイベントへの参加で得られることもありますが、そんな技術面だけではなく、大学を代表しているとの心構えや立ち居振る舞いなど、大人としての態度を自然と身につけてくれる学生たちを頼もしく感じます。最後まであきらめずに課題に取り組んだ姿勢は、きっと社会でも評価されるはずです。
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