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国際マネジメント研究科と東京急行電鉄が連携し、マーケティングのプロジェクト演習科目を今年度より開講

 青山ビジネススクール(ABS)として、「高い倫理観と国際的視野を身につけた企業家精神に富む人材養成」をミッションに掲げる国際マネジメント研究科では、独自の教育プログラムを開発し、体系的、統合的、実践的なカリキュラムを展開中です。とくにMBA(経営管理修士)プログラムでは、2年間の知識の総まとめとして「体験的学習プロジェクト」を設置。海外ビジネススクールや産業界との連携によって開発された先駆的なコースが用意され、院生たちは実際のビジネス同様の臨場感を日々“体験”しています。
 同プロジェクトでは、これまでの「マネジメントゲーム」「FAST(Financial Analysis and Securities Trading)」「インターネット・ビジネス・プロジェクト」「ファンド・マネジメント・シミュレーション」「ビジネス・プランニング」「リサーチペーパー・プロジェクト」のラインナップに加え、2010年度から新しくマーケティング系の「マーケティング・プランニング・プロジェクト」を新設。企業の経営課題と消費者ニーズを捉えたマーケティング戦略を実際に策定することを目指します。
 開講初年度から東京急行鉄道株式会社との連携を実現した「マーケティング・プランニング・プロジェクト」について、国際マネジメント研究科長の髙橋文郎教授、および同コースを担当する宮副謙司教授に話を聞きました。
高橋 文郎
国際マネジメント研究科長
髙橋 文郎
 本研究科のMBAプログラムでは、2年次の“総まとめ”となる科目「体験的学習プロジェクト」を設けています。院生が少人数のグループ単位で、実際のビジネスさながらの実践的演習に取り組むものです。プロジェクトの領域は多岐にわたり、例えば、米国カーネギーメロン大学ビジネススクールと提携する「マネジメント・ゲーム」では、仮想の消費財会社を設立して経営や運営に携わったり、ファイナンス系の「ファンド・マネジメント・シミュレーション」では、大手証券会社の支援のもと日本の株式投資を模擬的に体験したりなど、シミュレーションとはいえ、院生たちは“真剣勝負”でビジネスの世界を体感しています。
 そして2010年度からは、念願でもあったマーケティング系科目「マーケティング・プランニング・プロジェクト」を開講しました。初年度から東京急行電鉄株式会社リテール事業本部との産学連携を実現し、より実践的な学びの舞台を用意できたことで、我々もこれからの展開が非常に楽しみです。ともに渋谷・青山エリアを拠点とする東急電鉄と青山学院大学でもあり、マーケティングに造詣の深い宮副謙司教授のもと、今回のプロジェクトを企業と大学相互だけではなく、地域や街の活性化にまで広げていければ理想的ですね。


宮副 謙司
国際マネジメント研究科
教授
宮副 謙司
 開講初年度の「マーケティング・プランニング・プロジェクト」では、東急電鉄グループの代表的商業施設「SHIBUYA109」の営業戦略やデベロッパービジネスについて、マーケティングとマネジメントの両方の視点からケース研究に取り組みます。東急電鉄側からも「社会人を中心としたビジネススクール学生による研究と提案に期待する」との言葉をいただいているので、最終的にはマーケティング・マネジメントの運営モデルの提言にまで導ける調査・分析・考察を進めていくつもりです。
 本プロジェクトは通年科目であり、前期(4月~7月)は“仮説構築のための事前研究”の時期と位置づけ、消費トレンドや業態動向などを調査しつつ、研究対象の「SHIBUYA109」のマーケティング戦略、施設運営の成果と課題について仮説を構築し、研究計画の方向性を見極めます。その後、後期(9月~翌年1月)には、実際に店舗フィールド調査やスタッフへの取材など、より具体的な調査・分析・考察を行います。そして、それらを踏まえてグループワークを重ねて報告書を作成し、東急電鉄の経営幹部層に対して報告提案を実施する予定です。せっかく用意した実践的なプロジェクトですので、院生たちが高いレベルのマーケティング調査・研究能力・コンサルティング能力を身につけられるよう有意義な演習にしていきます。
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