TOP

THE PAGE YOU ARE VIEWING

研究科長あいさつ

法務研究科長 薮口 康夫 [Yasuo Yabuguchi]

法務研究科長 薮口 康夫 [Yasuo Yabuguchi]

研究科長あいさつ

法務研究科は、弁護士、検察官、裁判官など高度の法律専門職である法曹を育てるための専門職大学院であり、「法科大学院」と呼ばれています。法科大学院を修了すると、「法務博士」という専門職学位と、国家試験である司法試験の5年間の受験資格が得られます。

青山学院全体のスクール・モットーは、「地の塩、世の光」(聖書 マタイによる福音書 第5章13~16節)です。私たちの法科大学院は、それを具体化して、「社会的に弱い立場の人たちに、やさしいまなざしを向ける法律家」の育成を目指しています。そのために、たしかな法律知識を持つことはもちろん、法律専門職としての役割意識と倫理観を備えた人々を送り出したいと思っています。「エクスターンシップ」・「官公庁インターンシップ」・「公益弁護実習」といった実習系の授業科目を揃えていることは、その現れの一つです。

そのような法曹になるためには、司法試験に合格することが必要です。そのために、私たちの法科大学院は、少人数教育の特色を活かして、1人1人の学生を丁寧に指導します。正規授業科目のほかにも、課外での自主ゼミや若手教員あるいは修了生弁護士による個別指導も盛んに行っています。希望のある学生・修了5年以内の修了生には、このような学習の機会を提供しています。本法科大学院を修了して司法試験に合格した方々は、本学で学んで良かったという感想を語ってくれています。

しかしながら、法科大学院全体を取り巻く環境は年々厳しさを増し、長期的に安定した運営を見通すことが難しくなりました。青山学院大学としましても、2018年度から法務研究科の学生募集の停止を決断するに至り、今年度からは新入生を迎え入れることはなくなりました。

そのため今年度以降の本学法科大学院での教育・研究について、不安を覚える在学生・修了生諸氏もいるかと思います。

しかしながら、たとえ1名でも学生が在籍している間は、教育研究組織としての法務研究科は存続し、在籍する学生の数に応じて、可能な限り従来からの教育体制は維持されます。また、司法試験を受験する修了生への支援も、本学法科大学院修了に基づく司法試験受験資格の存続する間は、これまでどおりに続けて、大学としての責任を全ういたします。

したがいまして、在学生、司法試験を受験する修了生の皆さんが、これによって不安に駆られることなく、学修を続けて法科大学院入学の目的を実現されることを願います。私たち教員もそれを残された目標・使命として、これまで以上の努力を続けて行きたいと考えています。