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青山学院大学<br>コミュニティ人間科学部教授 <br> 鈴木 眞理[SUZUKI Makoto]

青山学院大学
コミュニティ人間科学部教授
鈴木 眞理[SUZUKI Makoto]

コミュニティと生涯学習

第1回 2021/10/16(土)

青山学院大学 コミュニティ人間科学部 教授 鈴木 眞理[SUZUKI Makoto]

 「コミュニティ」も「生涯学習」も、よく耳にする言葉だろう。でも、それぞれが持っている意味や相互の関係については、日常的にそれほど意識はされていないのではなかろうか。
 青山学院大学は、2019年4月にコミュニティ人間科学部を相模原キャンパスに設置し、教育・研究活動を開始している。この学部は、社会学と教育学を基礎とする学部であり、「コミュニティ」も「生涯学習」も基本的な構成要素となっている。この講義では、まず、学部の紹介をした後、コミュニティと生涯学習の関係について述べていくことにしたい。
 コミュニティに近い用語で「地域」という言葉がある。なぜ地域という言葉ではなくコミュニティというコトバを使うのか、また、生涯学習に近い用語で「社会教育」という言葉がある。なぜ生涯学習というコトバが使われるのか。そのあたりを理解すると、「このコミュニティと生涯学習」というタイトルの講義の意味がお分かりいただけるのだろうと思うし、コミュニティ人間科学部がどのような若者を育てようとしているかも理解していただけることになるかと思う。半ば普通の講義、半ば学部の宣伝になるような話になる予定である。

プロフィール

青山学院大学 コミュニティ人間科学部 教授 
鈴木 眞理[SUZUKI Makoto]


1951年静岡県伊東市生まれ。東京大学文学部(社会学専修)卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程(社会教育学専修)中退。専門は、社会教育学・生涯学習論。岡山大学・東京大学を経て、2008年青山学院大学文学部教育学科へ。教育人間科学部を経て、2019年よりコミュニティ人間科学部教授、2019-20年度、学部長。
相模原市については、1970年代後半の社会教育の様子を体験したことがある。また、現在、淵野辺駅南口の整備に関する市民検討会に有識者委員として参加。神奈川県生涯学習審議会会長・神奈川県社会教育委員連絡協議会会長、全国社会教育委員連合会長。独立行政法人国立青少年教育振興機構監事、国立教育政策研究所評議員などをつとめてきている。