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「2019年度青山学院大学FD作品コンクール」審査結果について

「2019年度青山学院大学FD作品コンクール」審査結果について

2019年10月24日
全学FD委員会
委員長 田中 正郎

学生の皆さんの青山学院大学(青学)での学びは、日々の授業だけでなく、夏期・春期休暇期間中の短期研修や留学、新入生キャンプやインターンシップ等、様々な場所で行われます。そのたくさんの学びの中で得た気づき、取り組んでよかったこと等を、今年度のテーマに沿って「大学生活の提言/青学あるある川柳」という形で作品にしてご応募をいただきました。
本年度は、学生FDスタッフによって選考が行われ下記のとおり、A4創作物部門では優秀賞1作品、佳作2作品、川柳部門ではエフディーゴ賞20作品が選ばれました。受賞者の皆さん、大変おめでとうございます。

受賞作品

A4創作物部門

 

優秀 漫画作品 経済学部
経済学科
4年 山内 渚
佳作 散文 「自分を捨てろ」 文学部
フランス文学科
1年 阿部 桃花
佳作 散文「私の提言」 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 谷本 皓哉

 

川柳部門(エフディーゴ賞)

 

遅刻減る チャペルウィークの 1週間 法学部
法学科
4年 楠元 玲香
キャンパスの 立地の良さは 日本一 法学部
法学科
4年 楠元 玲香
青学で 得たもの数えて キリがない 法学部
法学科
4年 楠元 玲香
さがキャンの 小さな自慢 アイス数 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 谷本 皓哉
ITの 進度で分かる 人間性 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 小山 千寛
キリストと 英語と駅伝これ 青学 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 小山 千寛
購買の 人の声かけ 身に染みる 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 小山 千寛
安いから 入会したのは 良いけれど まだ見ぬ場所だ フィットネス 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 小山 千寛
チャイムの音 一味違う 優越感 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 小山 千寛
渋谷だね 渋谷じゃないよ 相模原 社会情報学部
社会情報学科
3年 涌井 響
普段より 人数多い テスト前 法学部
法学科
2年 小正路 大成
青学生 ファッションセンスは  いいお手本 法学部
法学科
2年 小正路 大成
教授と サシで話すと 深まる愛 経済学部
現代経済デザイン学科
2年 岡崎 朱紗
なかなかに IT講習 終わらない 経済学部
現代経済デザイン学科
2年 岡崎 朱紗
学食の 100円朝食 まじで神 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
どこよりも 箱根駅伝 盛り上がる 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
相模原 遊びに行くは 町田駅 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
売店に 駅伝グッズ 勢揃い 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
地方でも 知名度抜群 我が母校 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
銀ニャンが 季節になると 現れる 地球社会共生学部
地球社会共生学科
1年 石川 陸
NOTE
  • 優秀賞:副賞1万円分の図書カード
    佳作:副賞5千円分の図書カード
    エフディーゴ賞:1作品につき副賞5百円分の図書カード

A4創作物部門受賞作品紹介

優秀賞
経済学部経済学科 4年 山内 渚

  • (学生FDスタッフによる講評)

    大学生活で大きなイベントの一つである就活をするなかで,ふとした瞬間に思い出す懐かしい思い出にはげまされ,がんばろうと思える素敵な経験ができたということが伝わってきた。自分も就活の時に励まされるような思い出を作りたいと思った。

佳作 「自分を捨てろ」
文学部フランス文学科 1年 阿部 桃花

私は、話すことが嫌いです。
昔から、本を読むことが好きでした。本を1冊読めば、まるで違う人の人生をのぞき見しているような、あの背徳感と高揚感。「学ばなければいけないことは、すべて本が教えてくれる。」小学生までの私は、本気でそう思っていました。「変な人。」見限られ、たとえひとりぼっちでも、ずっと本が好きでした。
中学生になって、遠い地区から来た、知らない顔が増えました。友達になれるかな。そんな不安と期待でいっぱいだったことを今でも覚えています。彼らは私に、たくさんのこと教えてくれました。例えば、運動した後のポカリは最高にうまいとか、スカートは2回折るのがかわいいとか、初恋とか。とてもくだらなく、楽しかった。大事なことは本だけじゃない。世界はぶわっと広がりました。教科書が絶対じゃないことを知り、知らないことがあると知った、私の大切な時間です。 
しかし、それは遅すぎました。「ねえ私と話していて楽しい?」中学校で初めてできた友達が私に泣きながら聞いてきました。喋り方が、分からなかったのです。本しか読んでこなかったから。私が、ずっとにこにこして黙っていたから。何も言えませんでした。話すってなんだろう。どんどんと分からなくなっていきました。そして、それから少しずつ、自分の方から壁を作りました。もう、踏み込んでほしくない。本当は、ずっと大好きでした。本当は、もっと話したかった。臆病な自分が、心底嫌になりました。彼女の言葉から、私は皆と迎合するようになりました。楽しいとか面白いとかではなく、最も当たり障りのないことを言い続けるように。マジョリティが私の意見で、臆病者は、さらに臆病に。嫌いな自分が、もっと嫌いになりました。
ずっと、罪悪感がありました。そんな気持ちを抱えながら、私はキャリアデザイン・セミナーと出会いました。ガイダンスで、先生はおっしゃいました。「意見の斬新さ、パワポのきれいさ。それも大事です。が、プロジェクトを成功させる為には、メンバーで力を合わせ、話し合うこと。それが最も重要です。」と。これしかない、どうか自分を変えてくれ。そしていざ取ってみて、とても驚きました。ほぼ同い年なのに、グループの人たちにはとても強い芯があったからです。合っていると思ったら絶対に曲げないし、間違っていると思ったらとことん追求してきます。圧倒的なそのパワーに、感嘆しました。どうか自分を変えてくれ、なんて、他人任せにも程がある。ぼやぼやしていたら、あっという間に置いて行かれる。やらなきゃ。自分が、自分で、自分のためにやらなきゃダメなんだ。自分には何ができるか、必死に言葉を紡いで、意見を言い続けました。彼らはどんな拙い意見でも、最後まで聞いてくれました。沢山ダメ出しをして、沢山ダメ出しをされました。毎日電話して、お昼に集合して。皆が最高の発表をするために、死に物狂いでした。もちろん、私も含めて。ああ楽しい。私は変わっていたのです。人と話すことが好きだ。皆で一つのものを作り上げる、その瞬間が大好きだ、と。最終発表では、企業の方から「発表、とても詰めてきたんですね。短い期間でかなり考えられていて、とても驚きました。」とのお言葉を頂きました。私たちはお互いに、気づいたらありがとう、お疲れさま、と伝えていました。心が、震えていたような気がします。あの心の震えが忘れられず、現在友人とMY FUTURE CAMPUSのビジネスコンテストに参加しています。毎日集まって、もっといいものはできないか、と試行錯誤しながら話し合い中です。
伝えるって難しい。私はいまだに、喋るときに考えます。この人は何を考えているんだろう。どういったら伝わるだろう。この問いに答えはありません。でも、話すこと、そして伝えることが楽しい。周りからの評価や視線を気にする私はもういません。臆病な自分を捨て、もっと広い世界を知り、知らない世界を知りました。知らないことが沢山あるって、面白いのです。話すことだけに限りません。授業も、サークルも、世界が狭いと、つまらない。私は今、世界一幸せです。こんな学生生活、どうですか。

  • (学生FDスタッフによる講評)

    大学生になって自分を変えたいという思いのもと,授業を通じて大きく成長できた姿が素敵だと思った。大学はそのような今までの自分を変えるチャンスがたくさんある場所だと感じた。

佳作 「私の提言」
地球社会共生学部地球社会共生学科  1年 谷本 皓哉

青山学院大学での生活において大事なこと。それは色々あるだろう。大学は高校とは違う。当然必要とされるものだって異なる。タイム・マネージメントは当然のこと、タスク管理スキルなども必要とされてくる。タスク管理は比較的簡単であろう。それまでの小中高で宿題をちゃんと出し、ある程度の成績を確保できている者ならば持っていて当然のスキルだからだ。しかしこれがタイム・マネージメントと組み合わさると難しい。授業時間の組み合わせや課題にかかる時間もある。しかし何よりも華の大学生なのだ。当然遊びたいだろう。青学は渋谷にあることもあって、遊ぶには場所も、交通費も、移動時間も事欠かない。相模原キャンパスは除く。悲しいかな私は相模原キャンパスの民ですのでそういった遊びが絶望的に事足りないのですが…あぁ、相模原キャンパスでは自然と触れ合えます。建物の壁にクワガタが張り付いていたりしますからね。
閑話休題。そんな忙しくて当然の大学生活で私は何を思ったのか「青山学院大学新聞編集委員会」、通称「青学新聞」に入った。私は甘かった。
「何?交通費が出るのか!素晴らしいじゃないか!取材で遠くに行ったら行き先で観光もできる!毎週土曜日が縛られるものの、それで渋谷に行けるのだ!オサレでシャレオツな表参道、絶対に目的があって寄ることはほぼ無いだろうが、私のほぼ全く更新されない空虚なインスタグラムが潤うな!」などと夢ばかりを見ていた。
実際はこうだった
「お!交通費が出る!行き先で観光しようと思ったけど今のところ私の行った行き先は別の大学と赤羽市の企業だ!特に観光するところないじゃん!よく考えたら渋谷に行っても、表参道に寄っても私が写真を撮りたいなと思えるような場所はないし、ましてやそれをインスタグラムにあげることはないじゃないか!」
これを見て青学新聞が悪い委員会だとは思わないでいただきたい。上の私の意見はただの例でしかない。それもちょっと誇張した。この委員会では、私があげたデメリットよりもはるかに多いメリットを得ることができる。
まずは下調べの大切さ、そして情報収集の能力である。これは人それぞれだろう。私はこれで悩みに悩んだ。相手に青学が馬鹿だと思われないような、侮られることのないような質問を出さないといけない。そのためには相手の情報のみならず、それに連なる様々な情報を調べないといけない。相手が聞かれて言葉に詰まるような質問をしようとすればするほどいろいろな情報が集まってくる。これがレポートを書く際に極めて役に立つ。分からない物事の原因、背景、さらに深い情報を手に入れるためにかかる時間が減るのを実感した。
そして二つ目に、ソーシャルスキルだ。企業に対するメールの送り方、送る際の言葉の選び方など、社会人になっても役に立つと思われる能力・知識が手に入る。
文章を書きたいという思い以外の不純な動機がありはしたが、この委員会に入ってよかったと心から思っている。忙しくてもそれに見合った成果が目に見えることや、様々な経験を送ることができる青学新聞委員会に入ることを是非とも皆に勧めたい。
まずは手始めに、青学新聞を手に取っていただけると助かります。

  • (学生FDスタッフによる講評)

    相模原キャンパスから渋谷キャンパスのサークルに入り,さまざまなことに挑戦してみようという意気込みやそれによって成長したことが伝わってきた。不純な動機も学生らしくて共感できるところがあった。