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シリーズ7.気持ちとのつきあい方

人にはいろいろな気持ちがあります。
楽しい気持ち、嬉しい気持ち、喜び、怒り、悔しさ、悲しみ、苛立ち、不安・・・
どんな気持ちも、その気持ちがあること自体はごく自然なことですし、その湧いて出てくる気持ちを大切にするのも大事なことです。

けれども時に、気持ちばかりが自分の中にいっぱいになってしまって、なんとも落ち着かなくなってしまうことがあります。
不安な気持ちでそわそわしていてもたってもいられない、怒りがおさまらなくてむしゃくしゃする、悲しい気持ちから離れられない、楽しすぎてはしゃぐ気持ちが抑えられず落ち着かない・・・そんなことはありませんか。

ましてやこのような状況ですので、自宅や自室にひとりでいると気持ちを切り替えるきっかけがつかめずにその気持ちに飲み込まれてしまいがちですし、感染のことや、今後の学校生活、就職のことなどを考えると不安な気持ちが強まるのも当然なのかもしれません。ニュースや世の中の状況などに対して怒りの気持ちが止まらないようなこともあるでしょう。

◆深呼吸をしてみよう
そんなときは、まず大きく深呼吸をしてみましょう。
気持ちに飲み込まれてしまうとき、知らず知らずに呼吸が浅くなったり早くなったりしています。呼吸に目を向けてみましょう。
吐く息を長く、ふぅ〜っと口から息を履いて、その後に大きく息を吸います。呼吸に意識を向けてゆったりと大きく呼吸を続けていると自然と気持ちが落ち着いてきます。シリーズ3では「10秒呼吸法」を紹介しましたので、その方法を実践してみるとよりよいでしょう。

◆いろいろな考えは一度横に置いてみる
なかなか呼吸に集中できず、頭の中をいろいろな考えがかけめぐるときには、その考えを少し横に置く、棚上げにする、あるいは受け流すようなイメージで気持ちと距離をもつといいでしょう。「いまこんな気持ちだな」「こんな考えが浮かんでいるな」と、頭の中のいろいろな考えを遠くからぼんやり眺めるようにすると、少しずつその気持ちと距離を持てるようになってきます。その浮かんでいる気持ちや考えをつかもうとするのではなく、手放して、流れているのを、そのまま遠くからみているようなイメージです。

◆考えを自分の外に出してみる
もし不安や怒りが強くて、どうしても横に置けないような感じであれば、紙に書き出してみるのもいいかもしれません。きれいにまとめようとしなくてかまいません。思うままに、浮かんできたことを紙に書き出してみると、すっきりすることがあります。もちろん、安心して話せる相手がいるときは、だれかに話して相談することもひとつです。専門の相談窓口などに話してみることもよいでしょう。

◆手や体を動かしてみる
気持ちを切り替えるには何かに没頭する時間をもつことも効果的です。あまり頭を使わずに手や体を動かすような作業は、集中しやすく気持ちを切り替えるのにぴったりです。絵を描いたり、筋トレなどを楽しむのもいいですし、手芸や工作、料理などもいいですね。

その他、生活を整えることも大切です。とくに睡眠が不足してしまうと気持ちのコントロールが難しくなりがちです。授業などがなく外出もできない毎日では生活のリズムが整いにくくなりますが、夜ふかしせずに十分な睡眠時間を確保してきちんと朝起きるという生活を送りましょう。